2010/8/1、109シネマズ木場。
映画の日の日曜とあって昼間は満席。
夕方の回もかなりの入りだった。
レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、キリアン・マーフィー、エレン・ペイジ、
ジョセフ・ゴードン=レビット、マリオン・コティヤール、マイケル・ケイン。
クリストファー・ノーラン監督
**
冒頭は、ディカプリオと老けメイクの渡辺謙の掛け合い。
その真意は最後の方で明らかになる。
*
場面は変わって、どうやら中東。窓の外では爆弾が破裂している。
男3人(ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レビット )が眠る。
その夢の中では、3人が食事をしている。
サイトー(渡辺謙)はコブ(レオナルド・ディカプリオ)と
アーサー(ジョセフ・ゴードン=レビット )の提案を断る。
そこにコブの妻であるモル(マリオン・コティヤール)が現れ、コブの企みをばらす。
3人は目覚めるが、サイトーはそこもまた夢の中だったと看破したとき、
暴徒が部屋に侵入、ショックでコブとアーサーが本当に目覚めると、そこは新幹線の中だった。
コブは、米当局から追われていた。
アーサーとコブは日本を去ろうとするが、サイトーが現れ、仕事の逆提案をしてくる。
それはアイデアの盗み出し、抜き取り(extraction)ではなく、
アイデアの植え付け、埋め込み(inception)だった。
成功すればアメリカに無条件で入国できるようにするとのサイトーの言葉にコブは仕事を受ける。
コブは相棒のアーサーに加え、夢設計士にアリアドネ(エレン・ペイジ)、
変装の名人イームス(トム・ハーディ)、睡眠薬の調合士ユスフ(ディリープ・ラオ)を
加えたチームを編成する。そしてサイトーも一行に加わる。
ターゲットは、大企業の病身の社長(ピート・ポステルスウェイト)の息子
ロバート・フィッシャー(キリアン・マーフィー)
その巨大複合企業の解体をロバートに使命と思わることが目的だ。
夢は3階層で設計された。
父への反発による離反ではなく、死にゆく父と和解するという設定だ。
果たして、インセプションは成功するだろうか。
インセプションの持つ危険性とそれがコブに対してもたらした問題とは。
**
ラストは、夢か現実かの判断を観客に委ねた形。
現実であったと思いたい。
巷間言われるほど複雑ではありません。
多少矛盾はあるかもれしませんが、設定もよくわかるし、展開もよくわかります。
何らかの方法で夢が共有できたら、、、と言う設定もそんなに突拍子もないわけではない。
夢の中で夢か現実かを判断するのは難しいが夢を夢だと認識しつつ夢を見ることも経験あり。
夢から覚めた夢は、例えば朝ぎりぎりで起きて支度をしてる夢を見ながらまだ寝てたなんて。
それらが階層構造をなしているとか、夢の設計者がいるとか、
夢と知りつつ行動して記憶して現実に戻すってのは新鮮ですが、
夢落ちを逆手に取ったと言えるかもしれません。
**
ディカプリオの演技、設定などは「シャッター・アイランド」を彷彿とさせた。
こちらは最初から設定を明らかにし、分かりやすくなっていたため、
苦悩の様子がむしろよく表されていた。
渡辺謙はなかなかの存在感でした。かなり重要な役だったし。
ジョセフ・ゴードン=レビットはずいぶん印象が違った、
もう少し小さい華奢男だと思っていた。
マリオン・コティヤールははっきり言って好みではない。
演技はうまいんだろうが、キルスティン・ダンストと同じく、どうもねって感じです。
トム・ハーディはキアヌ・リーブスが太ったらこんな感じだろうなと言う風貌でした。
(どちらもファンの方、ゴメン)
*
映画の日の日曜とあって昼間は満席。
夕方の回もかなりの入りだった。
レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、キリアン・マーフィー、エレン・ペイジ、
ジョセフ・ゴードン=レビット、マリオン・コティヤール、マイケル・ケイン。
クリストファー・ノーラン監督
**
冒頭は、ディカプリオと老けメイクの渡辺謙の掛け合い。
その真意は最後の方で明らかになる。
*
場面は変わって、どうやら中東。窓の外では爆弾が破裂している。
男3人(ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レビット )が眠る。
その夢の中では、3人が食事をしている。
サイトー(渡辺謙)はコブ(レオナルド・ディカプリオ)と
アーサー(ジョセフ・ゴードン=レビット )の提案を断る。
そこにコブの妻であるモル(マリオン・コティヤール)が現れ、コブの企みをばらす。
3人は目覚めるが、サイトーはそこもまた夢の中だったと看破したとき、
暴徒が部屋に侵入、ショックでコブとアーサーが本当に目覚めると、そこは新幹線の中だった。
コブは、米当局から追われていた。
アーサーとコブは日本を去ろうとするが、サイトーが現れ、仕事の逆提案をしてくる。
それはアイデアの盗み出し、抜き取り(extraction)ではなく、
アイデアの植え付け、埋め込み(inception)だった。
成功すればアメリカに無条件で入国できるようにするとのサイトーの言葉にコブは仕事を受ける。
コブは相棒のアーサーに加え、夢設計士にアリアドネ(エレン・ペイジ)、
変装の名人イームス(トム・ハーディ)、睡眠薬の調合士ユスフ(ディリープ・ラオ)を
加えたチームを編成する。そしてサイトーも一行に加わる。
ターゲットは、大企業の病身の社長(ピート・ポステルスウェイト)の息子
ロバート・フィッシャー(キリアン・マーフィー)
その巨大複合企業の解体をロバートに使命と思わることが目的だ。
夢は3階層で設計された。
父への反発による離反ではなく、死にゆく父と和解するという設定だ。
果たして、インセプションは成功するだろうか。
インセプションの持つ危険性とそれがコブに対してもたらした問題とは。
**
ラストは、夢か現実かの判断を観客に委ねた形。
現実であったと思いたい。
巷間言われるほど複雑ではありません。
多少矛盾はあるかもれしませんが、設定もよくわかるし、展開もよくわかります。
何らかの方法で夢が共有できたら、、、と言う設定もそんなに突拍子もないわけではない。
夢の中で夢か現実かを判断するのは難しいが夢を夢だと認識しつつ夢を見ることも経験あり。
夢から覚めた夢は、例えば朝ぎりぎりで起きて支度をしてる夢を見ながらまだ寝てたなんて。
それらが階層構造をなしているとか、夢の設計者がいるとか、
夢と知りつつ行動して記憶して現実に戻すってのは新鮮ですが、
夢落ちを逆手に取ったと言えるかもしれません。
**
ディカプリオの演技、設定などは「シャッター・アイランド」を彷彿とさせた。
こちらは最初から設定を明らかにし、分かりやすくなっていたため、
苦悩の様子がむしろよく表されていた。
渡辺謙はなかなかの存在感でした。かなり重要な役だったし。
ジョセフ・ゴードン=レビットはずいぶん印象が違った、
もう少し小さい華奢男だと思っていた。
マリオン・コティヤールははっきり言って好みではない。
演技はうまいんだろうが、キルスティン・ダンストと同じく、どうもねって感じです。
トム・ハーディはキアヌ・リーブスが太ったらこんな感じだろうなと言う風貌でした。
(どちらもファンの方、ゴメン)
*
ちょっとコブと奥さんの話が途中から大きくなりすぎて、そもそもの目的であるインセプションが結局どうなっちゃったのかが曖昧になってしまったように思いました。
あー、それはありますね。
一応ミッションは成功しましたけど、
後々それがロバートの行動がわからないと
本当の成功かどうかは何とも言えませんものね。
いやあ凄い映像で、驚きました。
でも個人的には好みの作品ではありません
でした。皆さん、高評価ですね。
なんだろう?もう一度観ようかなあと
考えていますが、、、。
コメとトラバ、ありがとうございました。
この映画には久しぶりにハマってしまいました。
私もラストは現実だと思いたいです。
映像も迫力がありましたし、またまたノーラン監督にはやられてしまいました。
ちょっとおでこの感じが、船越英一郎に似てなくもないノーラン監督ですが、バットマン・シリーズの次回作が、2012/7/20公開がアナウンスされています。
不自然なジャンプカットがあるのが“夢”で、それ以外は“現実”って基本設定でしたが、そもそも映画である以上“編集”が入るんで“全部が夢”=“映画そのものが夢”と、ある意味素直に観ちゃってました。『ブレードランナー』や『トータル・リコール』のように、後から「ん?」と思わせるディックっぽい映画を作りたかったんでしょうねぇ。
私もあまり違和感は感じなかったですね。
むしろ非現実的な世界をCGではなく、
実際に作りこんでいるところに自然な不自然さ、
現実味のある非現実を感じました。
これは面白かったですね。よく出来た話で見せ方も完璧という感じ。
>ディカプリオの演技、設定などは「シャッター・アイランド」を彷彿とさせた。
「シャッター・アイランド」もソコソコに楽しめたとは思ったのですが、こっちの方が格段上に好きです。
それにしても近い時期に似たような役を二つも引き受けちゃったもんですね。本人は混乱とかしなかったのでしょうか?
あと、ディカプリオって何かを偽ってる話が多いような。
「タイタニック」からしてババァの思い込みでしかない可能性が否めませんからねぇ。
では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
そういえばそうですね。
「ワールド・オブ・ライズ」も騙し合いですし、
「ブラッド・ダイヤモンド」もそうだったような。