高原は、好調？不調？

同じものを見ても、見方によってこうも違うかのいい例かな。

高原、１日で復帰＆出場直訴！鮮やかアシストで不安一蹴！(サンケイスポーツ) - goo ニュース

高原チームメートにパスされた…練習試合でボール来ず(夕刊フジ) - goo ニュース

同じ試合のニュースですよ。

サンスポによれば、

・不安を一掃
・観客が見惚れた
・鮮やかな足技
・絶妙な右足スルーパス
・美しくアシスト
・事もなげに語った
・不安を、あっさり振り払った。
・絶対的エースと期待の男
・余裕のマイペース調整
・猛練習でペースアップ
・いい方向に裏切って
・無理せず自己流
・ひとり集中して

など、べた褒め。
必死になっている他の「並みの」選手なんか気にしないで、
マイペース調整しても、決めるところは決める、
やっぱ高原はすごいね、と書いてあるように読める。

ところが、夕刊フジだと、これが、

・高原狂騒曲？！
・オレ流調整のせいで真剣勝負はぶち壊し。
・“裸のキング”
・またもや不発。
・シュートもゼロ
・ボールが来ない。
・信頼されていない
・チームから総スカン寸前
・高原に振りまわされっぱなし。
・これではマッチポンプ
・特別扱いは、決して気分のいいものではない
・引きこもって治療ばかりしている

とぼろカス。

サンスポの
＞自主トレになった２０日午後には、
＞ただひとり２時間の猛練習でペースアップ
の記事が、

夕刊フジにかかれば、
＞名指しで調整遅れを指摘されると、
＞焦って自主トレーニングで２時間のハードワーク
となるから面白い。

夕刊フジが、
＞ＦＷ陣のサバイバルは最激戦区。
＞練習試合の「得点王」でさえ、当落は不透明という厳しい状況
と書いても、

サンスポによれば、
＞生き残りを目指す他のＦＷ陣が毎日必死のアピールを狙うのとは違い、
＞無理せず自己流で全体メニューに出入り
となる。

同じはずの監督の談話もサンスポじゃ、
＞まだ６、７割でやってるんじゃないの
＞とさらなる上積みを期待。

ところが、夕刊フジだと、
＞６－７割で無理は一切していなかった。
＞今、１００％でやっても壊れるだけ。
＞コンディションがよくないから
と切って捨てた。

サンスポは、
＞晴れやかな笑顔は、本番で咲かせてくれればいい。
と代表入りが確定しているような書き方。

夕刊フジは、さすがに代表入り危うしとは書いてないが、
＞このままエースに据えれば、岡田監督の言葉の説得力も疑われかねない。
＞大ピンチといえそうだ。
と書いてある。

これだからメディアは面白い。