この写真は、アップしようかどうしようか迷ったのですが……
簾越しの写真だから、いいかな。
数十年も前のことになるけれど、母方の祖母の実家(M家)のおばさんが、私の父に託したものがあります。
それはM家に代々伝わっていたらしい、菅原道真公を描いた掛け軸。
なにしろ、直では恐ろしいということで、絵の前に御簾をかけて直接顔が見えないようにしていたとか。
私の父なら粗末にしないで、ちゃんとしてくれるだろうから…ということで、託されたのでした。
かなり古いもののようで、傷みが激しくなっていたため、父はそれを額装にして ノン御簾で部屋に掛けていました。
引越しのとき、私はその額のことも気になっていたので その部屋を見ましたが、
私の記憶にある、ちょっと恐い顔とは違う、漫画チックな道真公の掛け軸しかありませんでした。
母に、「Mのおばさんからの道真公は?」 と聞くと、
「え? そんなのあった? あの掛け軸じゃないの?」 と、覚えていませんでした。
「おかしいなー」 と思いつつ、私が最後に実家に行った日。
もう行くつもりなかったけど、行くことになって、坂本龍馬とか見つけたあの日。
これも、その時と同じ奥地から発掘されました。
「これだよ、これ。 M家からお父さんに託された道真公~」 と、母に言うと、
「あー、そういえばこんなの、あったわね」
呪いの正体はこれか~!!
「恐いから、このまま置いてっちゃおう」 という意見もなくはなかったのですが、
「いずれ私の方に引き取るから」 と言って、とりあえず母の新居に運んでもらいました。
さて、母たちが新居に引っ越したころから、妹は2度ほど高熱を出しました。
そして数日して、母から私に電話がありました。
「今、台所でいきなりお皿が割れたんだけど、あんたんとこ、みんな大丈夫?」
聞けば、母が茶の間にいたところ、誰もいない台所でいきなり、ガチャーンと音がしたので見に行くと、
水切り台に平らに置いてあったガラスのお皿が割れて、破片がいくつか飛んでいたそうです。
お皿の上に箸を置いてあったんだけど、その箸はそのまま。
お皿が下に落ちたわけでもなければ、上から何か落ちてきたわけでもない。
破片は洗い場の方と、流しの下まで落ちていたそうだし、音までしたんだから何かの衝撃があったのだろうけど、原因がない。
その電話を聞いて、私は、「道真公の額は?」 と聞きました。
「リビング (台所からすぐ) にそのまま置いてあるけど」
「あの絵、昔は御簾を掛けて直接顔を見れないほどにしていたのに、あのままじゃまずいから、とにかく何か掛けておいたら?」
というと、母は早速、ランチョンマット用の簾を洗い、塩で清めて額に掛け、
七福神のガラスケースの上に飾って水もあげてくれました。
その後異変はないようだし、妹の熱も下がって元気になりました。
それにしても、母が菅原道真公の絵も、実家に来た経緯も忘れていたのも不思議だし、あんな奥地に埃まみれで置きっぱなしになっていたのも不思議です。
妹が言うには、
「絵が飾られていた部屋を父が寝室にしていたとき、父が体調が悪くなったので部屋から一番遠い、あの場所に移したのではないか。
そのときはまだ、そこは物置状態になってなかったし…」
とのことですが、真相はわかりません。
でも、もしあのまま置いてきてたら…解体工事の方たちとかに何かあったかもしれないし。
持ってきて良かった…と思いたいです。
昨日から 「呪い」 で楽しんでた? かのような記事を書きましたが、本当は呪いなんかじゃなくて、自業自得とか因果応報とか人間万事塞翁が馬なんですよね~。
ただ、やっぱり そーいう物は、粗末にしないように気をつけなくちゃね。
簾越しの写真だから、いいかな。
数十年も前のことになるけれど、母方の祖母の実家(M家)のおばさんが、私の父に託したものがあります。
それはM家に代々伝わっていたらしい、菅原道真公を描いた掛け軸。
なにしろ、直では恐ろしいということで、絵の前に御簾をかけて直接顔が見えないようにしていたとか。
私の父なら粗末にしないで、ちゃんとしてくれるだろうから…ということで、託されたのでした。
かなり古いもののようで、傷みが激しくなっていたため、父はそれを額装にして ノン御簾で部屋に掛けていました。
引越しのとき、私はその額のことも気になっていたので その部屋を見ましたが、
私の記憶にある、ちょっと恐い顔とは違う、漫画チックな道真公の掛け軸しかありませんでした。
母に、「Mのおばさんからの道真公は?」 と聞くと、
「え? そんなのあった? あの掛け軸じゃないの?」 と、覚えていませんでした。
「おかしいなー」 と思いつつ、私が最後に実家に行った日。
もう行くつもりなかったけど、行くことになって、坂本龍馬とか見つけたあの日。
これも、その時と同じ奥地から発掘されました。
「これだよ、これ。 M家からお父さんに託された道真公~」 と、母に言うと、
「あー、そういえばこんなの、あったわね」
呪いの正体はこれか~!!
「恐いから、このまま置いてっちゃおう」 という意見もなくはなかったのですが、
「いずれ私の方に引き取るから」 と言って、とりあえず母の新居に運んでもらいました。
さて、母たちが新居に引っ越したころから、妹は2度ほど高熱を出しました。
そして数日して、母から私に電話がありました。
「今、台所でいきなりお皿が割れたんだけど、あんたんとこ、みんな大丈夫?」
聞けば、母が茶の間にいたところ、誰もいない台所でいきなり、ガチャーンと音がしたので見に行くと、
水切り台に平らに置いてあったガラスのお皿が割れて、破片がいくつか飛んでいたそうです。
お皿の上に箸を置いてあったんだけど、その箸はそのまま。
お皿が下に落ちたわけでもなければ、上から何か落ちてきたわけでもない。
破片は洗い場の方と、流しの下まで落ちていたそうだし、音までしたんだから何かの衝撃があったのだろうけど、原因がない。
その電話を聞いて、私は、「道真公の額は?」 と聞きました。
「リビング (台所からすぐ) にそのまま置いてあるけど」
「あの絵、昔は御簾を掛けて直接顔を見れないほどにしていたのに、あのままじゃまずいから、とにかく何か掛けておいたら?」
というと、母は早速、ランチョンマット用の簾を洗い、塩で清めて額に掛け、
七福神のガラスケースの上に飾って水もあげてくれました。
その後異変はないようだし、妹の熱も下がって元気になりました。
それにしても、母が菅原道真公の絵も、実家に来た経緯も忘れていたのも不思議だし、あんな奥地に埃まみれで置きっぱなしになっていたのも不思議です。
妹が言うには、
「絵が飾られていた部屋を父が寝室にしていたとき、父が体調が悪くなったので部屋から一番遠い、あの場所に移したのではないか。
そのときはまだ、そこは物置状態になってなかったし…」
とのことですが、真相はわかりません。
でも、もしあのまま置いてきてたら…解体工事の方たちとかに何かあったかもしれないし。
持ってきて良かった…と思いたいです。
昨日から 「呪い」 で楽しんでた? かのような記事を書きましたが、本当は呪いなんかじゃなくて、自業自得とか因果応報とか人間万事塞翁が馬なんですよね~。
ただ、やっぱり そーいう物は、粗末にしないように気をつけなくちゃね。