そこの2人 なにやってんのよっ
バカップルは、ほっといて…と。
さてさて、20歳の頃の詩、第2弾です。
昔はいっぱい詩を書いてて、そのノートが何冊も出てきたんだけど、暗い詩が多くて。
前回のも今回も、その中でもそれほど暗くないのをアップしてます。
暇つぶし程度のつもりで、どうぞ。 r(^ω^*)))テレマスナ
山の里
夕焼け 眠った 山の里
追われたうさぎは穴の中
いたずら坊主もあくびに勝てず
こたつの中で ねんころりん
重くなったねと目を細め
ばあちゃん 坊主をふとんに移す
軒の下には秋の虫
坊主の夢では銀の笛
銀の音色は 空へと昇り
山から山へと 銀の橋
静かな山里を憧れて 流れ星ひとつ
銀の橋から落ちてきた
猫の呟き
あたしはね 考えているの
考えている間に いつのまにか 眠っちまうの
だから次の朝には また別のことを考えるの
すると雨が降ってくるでしょう
あたしの考えは ふっと消えて
ただじっと雨を見て 時を流してしまうの
しばらくして雨があがるでしょう
おひさまも射してくるでしょう
とたんに日の光に透けるような
柔らかな毛に憧れて 身体中お掃除しちゃうの
しっぽの先まで なめおわると
ちょうど地面も乾く頃だから
おひさまの下へ出て 美しくなった自分を眺めるの
するとだんだん ぽかぽかして
コロンと横になりたくなっちゃう
横になったら また考えるの
でも風が耳元で囁くように歌うでしょう
おひさまは暖かく あたしを包むでしょう
結局 本当の幸せっていうのは このまま眠ることだなあって考えて
また コトンと眠っちまうの
あたしって哲学者だなあって
つくづく感じるんだわ