江津市仁摩町天河内地区に門を構える「曹洞宗寺院:善興寺(ぜんこうじ)」。『釈迦牟尼仏』を本尊とします。
「本堂」
本堂の向かって左手に建つ「観音堂」。ここに『鎌田 仁』が明治時代に製作した鏝絵額が奉納されています。
題材は「梅の古木」
三分割にしてしまうとかえって分かり難いかもと思いつつ・・で、気が付いたのですが、細い梅の枝部分の漆喰が剥がれている・・。剥がれた漆喰の中に黒い針金状のものが見える。
何という斬新な手法、これなら繊細な紐状の部分も立体的に表現できます。
それにしても・・繊細な鏝絵、むき出しの状態ではこうしたアクシデントはやむを得ないのでしょうが、勿体無い事でもあります。とはいえ、堂内に保存したのでは、先日の温泉津の厳島神社の様に、誰もが拝見出来ない事になる・・何とも悩ましいところ。
境内下に奉られる三体地蔵尊の祠。
訪問日:2011年5月16日
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