旧久米郡柵原町(やなはらちょう)は岡山県の中央部、吉備高原に位置した町です。津山市、赤磐市、久米郡中央町・久米南町、英田郡美作町・英田町、勝田郡勝央町、和気郡佐伯町に隣接。町域の七割弱は標高150~250mの高地で、町を東西に二分して吉井川が南流し、南端の飯岡地区で吉野川と合流。耕地はこの二河川と、吉井川支流の本山寺川・和気川の各流域に点在。かつては同和鉱業の硫化鉄の鉱山「柵原鉱山」で栄え、町名はこの鉱山の名に由来。飯岡地区の大平山(標高320m)山頂には5世紀前半に築かれた県指定史跡の月の輪古墳があり、男女の被葬者と共に首飾りや鏡・刀・剣・鉄鏃などの副葬品が出土しています。「町の木:カシ」「町の花:サツキ」を制定。
旧キャッチフレーズは「美しき山河と心温かき人々」
明治22年(1889)、町村制の施行により、久米南条郡吉岡村、勝南郡飯岡村・南和気村・北和気村が発足。
1900年、郡制の施行により、久米南条郡と久米北条郡が合併、久米郡に。勝南郡と勝北郡が合併、勝田郡となる。
1955年、久米郡吉岡村、勝田郡北和気村、南和気村、飯岡村が合併、久米郡柵原町が発足。
2005年、久米郡中央町・旭町との対等合併により美咲町となりました。
マンホールには、鉱山の「竪坑櫓」と「町の花:サツキ」、特産の「ブドウ」がデザインされています。
「柵原中央竪坑櫓」
昭和37年(1962)制定の町章は「円は円満平和を、直線は進歩発展を意味し、片仮名で「ヤナ」を図案化したもの。」旧柵原町公式HPより
撮影日:2011年8月17日
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