大津市大谷町の国道1号線沿いにある「逢坂山関址」碑。その昔、逢坂越は、都と東国・北国を結ぶ東海道・東山道・北陸道の3つの主要道路が集中する交通の要衝でした。有名な百人一首の【これやこの行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関(蝉丸)】。この「逢坂山関址」を超えると、滋賀県大津市に入ったと実感します。
大津市観音寺、琵琶湖疎水が県道558号と交わる地点に「琵琶湖第一疏水揚水機場」。昭和28年に、琵琶湖疏水の取水量の不足分を揚水する為、三保ケ崎の取水場横に設置されました。
疎水脇の柵には、市の木「山桜」をあしらった第一隧道入口がデザインされています。
旧国道161号線で見かけた朱塗りの山王鳥居と桟橋。ここは琵琶湖舟運の拠点として、比叡山及び京都への荷揚げの中心港でもあり、また日吉大社の御祭神「三輪明神」が、大和から唐崎を経て坂本に向ったという伝承の地でもあります。毎年4月14日に行われる「日吉山王祭:船渡御」では、七基の神輿がここから湖上にでるそうです。
長等神社の楼門前にある「大津絵の店」。初代『高橋松山』が衰退する大津絵を憂いて店を構えたのが始まり。明治初年に三井寺参道から始まった大津絵。私たちが訪ねた当時は、四代目と五代目のお二人が制作をしておられました。
平野神社近く、一般家庭の屋根で見かけた「鍾馗様」
同じく平野神社近くで見かけた飾り瓦の「恵比須・大黒」
平野神社近くのお寺の山門で見かけた飾り瓦の阿吽の海亀。ひょうきんな顔が何とも面白可愛い(笑)
屋根の上には逆立ちの鯉。瓦止が鯉の口を塞ぐように掛けられているのが妙にツボ😅
大津市瀬田~唐橋町の瀬田川に架かる「瀬田の唐橋」。全長223.7メートルのこの橋は、京都の宇治橋、山崎橋(今は無い)とならんで「日本三大橋(日本三名橋・日本三古橋)」の1つとされています。
俵藤太が瀬田唐橋に現れた大蛇に頼まれ、三上山に住む百足を成敗したという「俵藤太のムカデ退治」。大蛇は瀬田川に住む龍王の化身とされ、橋の東詰には、この秀郷と龍王をまつる橋守神社があります。
「鳥居川水位観測所」は、明治7年(1874)2月4日にオランダ人技師:エッセルの指導によって瀬田の唐橋の近くに開設。 これによって基準水位(水位ゼロ)が定められ、琵琶湖の水位観測がスタートしました。
明治33年(1900)の設置から2003年までデータを記録しつづけた「自記水位計」
訪問日:2008年7月5日~2010年6月12日
おはようございます!
瓦の飾りって色々あるんですね。
鯉や海亀など
なかなかおもしろいですね。