息をゆっくりすい
息をゆっくりはきます
手を合わせ
静かに呼吸を続けます
呼吸にかえるひととき
呼吸とともに在るひと時を楽しみます
私は心理セラピストとして心の相談をうけるかたわら
介護施設のケアマネをしています
そこで暮らす高齢者の方々はそれぞれ多くの持病を抱えています
おひとりおひとりがいつ急変してもおかしくない方ばかりです
コロナ過の今施設では毎日緊張が続いています
多くの持病を抱えている高齢者にとっては罹患イコール死に直結するからです
コロナ過でもなくても、年齢とともに命の終焉を迎える方がいます
突然であったり、持病の悪化や認知症の終末期を迎えた方であったり
誰にも必ず死は訪れます、死期が近くなると施設では看取りとなります
そこで大切になるのが最後までその人らしく生きるを支援していくということです
その人らしくとはどういうことなのか、その人らしく生きるためにどうしたらよいのかを
多職種で話し合って看取りサービス計画をつくっていきます
心の相談をうけるとよく言われるのは自分らしさがわからないという言葉
何をしたらいいのかわからない
自分らしさとは、自分にとっていいこともそうでないこともすべてが自己であるということです
その人と話をしていると少しづつその人が理解できていきます
伝えるのは今やってみたいことをやってみたらということです
うまくいかなくてもいいから、やってみるといいよと
やりたいことがわからない、ない、という方もおいでます
それでも話をしていると、何かやってみたいことがでてきます
ときには、やりたいことをお手伝いすることもあります
なんでもいい、おもいつくままにやってみることがたいせつです
やってみること、うまくいってもいかなくても人生の財産となります
後悔することがあっても、人は経験を積み重ねて成長していくものなのです
人生を振り返ったときにいろいろあったけれど今の自分があるのは
たくさんの経験を積み重ねてきたからだよなと思える人生がいいでしょう
人の一生は学びです
学び続ける人生とはより多くの経験を積み重ねることです
人生の評価は自分がすればいい
あんなこともこんなこともあったけれど
どれも学びであったと
そして今も学びつつけていると
学び続ける人生もよいものです
平和でありますように
よい一日を
いつもともに