みやしたの気まぐれblog

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夏休み九州旅行2013 その6「三角へ行って、青ガエルに会いに行って」

2013-08-08 01:03:26 | 乗り鉄
7/30-8/3で行ってきた九州旅行シリーズ6回目です。

7/31の朝に西鉄福岡(天神)を出発して、大牟田まで西鉄、大牟田からは鹿児島本線で熊本へ到着し、熊本から今回が初めての乗車となるキハ185系「A列車で行こう」に乗車しました。

キハ185系は元々国鉄がJR化後の四国の経営体力不足を懸念して製造した特急形気動車です。四国内では当初本州連絡特急の「南風」「しおかぜ」でも使用されましたけど、2000系気動車の登場で余剰となり、キハ58系等での急行「ゆふ」「火の山」などを運行していたJR九州が車両置きかえと特急格上げのために譲渡を受けました。その後、赤く塗られて特急「ゆふ」「あそ」で運行され、「あそ」の編成はさらに「九州横断特急」への運行変更の際に車内も含めたリニューアル改造を行いました。

一方、九州内で観光特急が次々と登場している中で、立地や沿線風景面ではすばらしいにも関わらず、観光列車が運行されていなかったのが三角線です。キハ47形やキハ31形と言った国鉄車両の普通列車運行が中心で、一部にキハ200系の列車が走るようになりましたけど、同じ熊本を発車する阿蘇方面、八代からの人吉方面に比べて目玉の列車がありませんでした。そこへ2年前の2011年10月から、キハ185系を改造した「A列車で行こう」が投入されたのです。

三角線は距離こそ短い25.6km程の路線ですが、風景の変化に富んでいる路線です。宇土の辺りは田園風景や住宅地が広がり、住吉を過ぎると三角方向へ向かって右側に有明海の海岸線が広がる美しい風景となります。それが赤瀬になると山越えに入り、宇土半島の反対側へ抜ける山の風景になります。実際、石打ダムというまさに山の駅名までありますので。波多浦から終点三角までは三角方向へ向かって左側に八代海の三角港の水道が見えるようになり、三角へ到着します。


有明海の海岸線は干潟が広がり美しい

車内より見た網田(おうだ)駅。「あみだ」かと思ってしまう、微妙に難読な駅名

海岸線はまだ続く

椰子の木があると南国っぽいですね

山を登り海から一度離れる

山間部に入ると田園風景も

良い天気で田んぼも山もきれいだ

進行方向左側に海が見えるともうすぐ三角

三角駅に到着

奥にはキハ200系がいました

キハ185系「A列車で行こう」の反対側エンド

ホームにあったタペストリー

列車が行って、人に無くなったホーム

三角の駅舎はきれいになっていますね

立派な駅名標

待合室はこれまた良い雰囲気です

駅の入り口

駅舎全景。記憶にある駅舎とだいぶ違うなあと思ったけど、どうも謎のデッキが無くなったためだったようだ。もちろん、かなりリニューアルされているので、まるで別の駅ではあるんだけどね

これがちょうど10年前の2003年7月31日に撮影した三角駅。そうか、今回はちょうど10年振りの訪問だったんだなあ・・・

駅から道路を挟んで反対側にあった「海のピラミッド」。フェリーターミナルです

さて、熊本→三角は「旅名人の九州満喫きっぷ」の範囲外である特急列車でしたが、ここからは普通列車に戻ります。
今回の旅のコンセプトは、「未乗車の観光列車に乗る」と「しばらく行っていない末端の駅へ行く」でして、まず最初の目的である「A列車で行こう」と「三角駅」は達成しましたので、一旦熊本へ戻ります。

熊本まではキハ200系

駅舎を入れながら、少し離れた位置で。こういう空が映る写真って好きなんですよ

熊本へ到着。まあ、距離が短いのであっという間です

こちらは入れ替わりで三角へ向かうキハ31形

熊本へ戻ったら、この後は熊本電鉄へ行こうと考えていました。元々の旅のコンセプトからすると、このまま南下するという手もあったんですけど、あまり日程を詰め込みにしたくなかったのと、夏休み期間は有効活用するという意味で1日1列車という方針でしたので。
さて、上熊本へ行く前に一旦駅の建物内で昼食。熊本と言えば馬刺し、辛子蓮根、熊本ラーメンが有名ですけど、馬刺しはこの間のイベントで伊那市で食べたし、辛子蓮根にはそれほど執着が無いし(辛子が苦手の割りに好きではある)、熊本ラーメンは食べたくないし(だってたまに落花生が入っているから。アレルギー物質の)。ということで、フレスタ熊本内の「火の国茶屋」さんで頼んだのは、確か「サクラ丼セット」だったと思います。馬肉と玉子のいわゆる他人丼+うどんというセットでした。

馬肉が美味しかったです。うどんも西日本らしい、うす味の汁でした

さて、上熊本へ行こうと思ったんですが、時間帯が悪くて鹿児島本線の次の列車までは30分以上待ち。
ならば、いっそ遠回りだけど市電で行こうと、熊本市電で上熊本へ行くことにしました。まあ、結果として鹿児島本線待った方が早いくらい時間かかりましたけどね。

熊本駅前名物、巨大しゃもじの屋根

熊本駅の駅舎自体は九州新幹線開業以前の姿が保たれています

止まっていた1200形に乗って、辛島町へ向かいます

辛島町で反対側へ移動して、上熊本行きを待ちます。最初にやってきた9200形は田崎橋行きだったのでパス

次にやってきた1090形に乗車しました。トップナンバーの1091です

木造の床でいかにも古い1090形。路面電車の味わいがここにあります。なんせ今年で57歳ですので

上熊本に到着したら、ロータリーを挟んで反対側の熊本電鉄へ。
熊本電鉄の上熊本ー北熊本は元東急5000系と、元南海22000系の200系で主に運行されています。
実は、ここ数年は平日に200系、土日に5000系という感じで動いているので、この日は平日でしたから多分200系だろうなとは思っていたんですが、やはり200系の運用日でした。
でも、平日に来たのは初めてだったので、何気に200系は初乗車でした。この電車で北熊本へ向かいました。

上熊本駅。左がJR九州、右が熊本電鉄

入線してくる200系

一旦ホームから出て駐車場から撮影

200系の車内。南海車らしい作りだ

運転台

銘版は東急車輌大阪工場。現在は大阪工場も東急車輌も存在しない(大阪工場は元々帝国車輌で、東急車輌が買収。後にトラックコンテナや特殊車両向け工場となり、和歌山へ移転)

北熊本へ到着。後に青ガエルの姿が

藤崎宮前からやってきた6000系。元都営6000形だ

こちらも同じく6000系。テープ色が違うだけでは無く、スカートの形状が微妙に異なる

ケロロ軍曹ラッピングの青ガエルこと5000系。元東急5000系は、私にとって幼少の頃に大井町線で乗車した思い出の車両。現役で走っているだけでもありがたい。このラッピングは、青ガエル×ケロロという組み合わせではベストかも

反対側から。そういや、ケロロ軍曹の好物の1つ、いきなり団子は熊本名物だったよな

奥にはもう1両。どちらの車両も両運転台改造済みだが、そういや5101しか乗ったことが無いな

車庫内にいた別の6000系

駅舎をホーム上から撮影

改札には興和のケロちゃん人形が

外から駅舎を撮影。前よりきれいになったような

北熊本でケロロ軍曹の5000系を見て、元々の予定では、全線乗車するつもりだったんですけど、6000系はまあいいやと戻ることにしました。
次回に続きます。
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