みやしたの気まぐれblog

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関東の人はまず落ち着いて行動を

2011-03-12 23:26:44 | 日常
東北および信越の地震で被災された方にまずはお見舞い申し上げます。
自分も端的には被災した人間ですけど、生きているし財産も失っていないし、仕事と生活がちょっと大変になっただけなので、この程度は苦であると言うべきでない。

今日は朝9時前に買い出ししてから出勤し、昨夜の徹夜組と合流。
コールセンターにかかってくる電話の対応を支援し、昨日できずに溜まった仕事を片付けていました。
仕事中、ずっとTVを付けて、インターネットも使って情報収集に勤めましたが、一番懸念していた福島第一原発のメルトダウンが半ば現実の物となり、不安で仕方ないのも事実です。
幸い、現時点での放射線の量は、胸部レントゲン撮影1枚よりは多いものの、X線テレビ(DR)やCT撮影よりは少ない模様。つまり、長時間浴び続けなければ、医学検査を受けた程度の物と言うことです。

今回の最高観測値である1015μSv(マイクロシーベルト)の影響を計算してみます。ただし、X線は中性子線と違ってあまり透過せずに吸収される電磁波なのでX線と同じ扱いにはなりません。

私も計算方法は詳しくないのでWikipedia等で調べた限りの物ですけど、

 1 Sv = 荷重係数 × Gy(グレイ)

なので、現時点での中性子線の荷重係数(5~20)で、最も被曝量が多い5で計算する。そうすると、
 
 1015 ÷ 5 = 203μGy = 0.203 mGy

大阪医科大学のX線撮影被曝量の説明を参照すると、これは胸部側面のレントゲン撮影よりも小さい。ただし、前述の通り、X線と中性子線では性質が違っていて、X線の荷重係数は1なので、1015 SvがX線だったとする場合は 1.015 mGyとなって大腿骨のレントゲン撮影時被曝量に近くなります。ただ、それでも被曝量の高い検査に比べれば少ない値です。

実際にところ、そんなに放射線関係に詳しくはないので、X線と中性子線の特性の差による人体への影響は良くわかりません。ただ、東海村JCO臨界事故の3人の被爆者で唯一生き残られた方は1~4.5Gyの被曝があったそうですから、今回の1000倍以上と考えて良いでしょう。半減期の遅いセシウムが観測されたのは嫌な話ですが、現時点での被曝量はそれほど心配ない物と思います。
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2 コメント

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Unknown (みやした)
2011-03-13 18:52:39
放射線を受け続けることで、体調に影響する可能性はあるけど、女川原発での計測値情報を見る限りでは、避難区域外であれば被曝ということはないでしょう。本文の通り、CT検査やDR検査を受ける方が被曝量が多い。

現在、避難区域で被曝されている方もいるけど、変な差別意識を持つことや風評被害を起こすことは絶対にしてはいけません。

放射性物質が土の中に残留する可能性があるので、被災地区域の今後の残留放射能調査結果が重要ですけど、現状の報道を信じるならば、チェルノブイリのようにはならないと思います。
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Unknown (くまんはし)
2011-03-13 15:59:41
こういうときは専門性のある方の冷静な
言葉が一番、安心できます。
情報、ありがとうございました。
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