
6/3-4で行ってきた、かつての「リアス・シーライナー」を辿る旅の中編です。
新幹線で八戸まで行って、八戸から八戸線普通列車に乗って久慈まで南下してきました。久慈駅では乗り継ぎがしばらく時間があったため、道の駅くじまで少し歩いて昼食をとりました。
久慈駅に戻ってきたら、続いて三陸鉄道北リアス線に乗車します。
三陸鉄道北リアス線は東日本大震災で大きな被害を受けた路線の1つで、それでも震災時にトンネル内に車両を止めて津波を逃れるなどして、乗客に一人の死者も出ませんでした。国鉄末期に作られた国鉄赤字線転換第三セクターの元祖でもある三陸鉄道は、全線が踏切の無い高架線や築堤の上に建築されており、災害にも強い構造だったんですね。とは言え、周辺も含めた被害は甚大で、島越駅のあたりは線路も移設することになりました。北リアス線が運行再開してから、ここを通り抜けるのは2度目になります。

久慈駅の券売機。今回は特に安い切符も無いので、普通に宮古まで購入

事務室に飾ってあったもの。鉄道むすめですね

待合室にあった36形の模型

駅そば屋と待合室はけっこう混んでます

そういや、あまちゃんの主演だったのんさんが声優でしたね

こんなのもありました

階段を渡って、ホームへ行きます

跨線橋から見た久慈駅の車庫方向


JR側にはキハ110系「TOHOKU EMOTION」が入線していました。これも1度乗ってみたいのですけど、ツアーが予約で埋まっているんですよねえ・・・あと料理にアレルギーがある関係で、このあたりの名産でNGなものがあって、もう諦めモード

乗車することになったのは、36-R形レトロ調気動車



車内はこのようにレトロ調ですが、地元客は慣れきったもので、学生さんは大きなテーブルを生かして勉強していました

レトロ調でも運転台は新しいです。車両自体は2005年デビューですし

もう1両同じ車両があって、側線に入っていました


キハ48形「リゾートうみねこ」が到着。このお客を待って、発車します

関東ではもう田植えはGW頃に済んじゃうのですが、久慈近郊はまだ田植え前のところもありました



野田のあたり。かつては海が見えない、防風林があったばしょでしたけど、震災の津波で全部流され、海が見えるようになりました。全線再開前に通った時からすると、だいぶ堤防建設が進んだようです




春に新開業した十府ヶ浦海岸駅。周辺は整備途上でした


鮭養殖場付近。鮭養殖場付近は震災で被害を受けたのを復旧したのに、昨夏の台風被害で再度大きな損害を受けました


本来景色のよいところで、列車は橋の上で止まります。しかし、天気がイマイチ


あまちゃんの撮影で使われたという堀内駅



震災前と変わらない橋もあれば、震災後にあきらかに消えてしまったものも。36形の色を塗った水門は町と一緒になくなりました



高台側に移転した島越駅。以前は海岸に近いところの橋上駅でした

震災から六年以上経過して、新しい家が目立ちます

田老のあたりは、震災後は家の基礎だけ残っているところも多かったのですけど、現在は更地になっているところが多いです

宮古駅に到着

JR側の宮古。こちらも、山田線の土砂崩れ不通から久しく、キハ110形が2両だけ残って、宮古ー川内での折り返し運転を行っている
宮古駅からはバスで釜石へ向かいます。
2015年10月にこの区間を通った時は、たまたま岩手県北バスが直通臨時バスを運行してくれていたのですけど、現在は岩手県北バスと岩手県交通バスを道の駅やまだで乗り継ぐ形で通り抜けるようになっています。来年度には、山田線の不通区間の復旧工事が完了し、三陸鉄道へ移管される予定ですので、多分今回が最初で最後の乗り継ぎ乗車でしょうね。





岩手県北バスに乗って、山田線不通区間を走る

途中、建設途中の駅の姿も見えた


天気が良かったら海が綺麗だったでしょうね

道の駅やまだで岩手県北バスを下車

こちらが道の駅やまだ

ここから岩手県交通バスに乗り換えます。どうも、岩手県北バスに比べると古い車両が多く、整備状態もイマイチな岩手県交通バス

山田線の線路

乗客は全然いませんね。釜石駅に近づくうちに、少し増えましたけど。バス車内も古さを感じさせます


ところどころに残る津波の傷跡を見ながら釜石へ

釜石駅に到着

こちらは三陸鉄道釜石駅。しばらく列車も無いので、ここで夕食時間となります



ふと見ると、SL銀河用のキハ141系がホームに停まっていました。SLの方はすでに回送済みで車庫に入っていました

釜石駅から徒歩8分ほどの公園にある仮店舗商店街「釜石はまゆり飲食店街」へ

そこのお寿司屋さん、竹寿司さんで夕食。寿司の質が高く、とても美味しかったです

釜石駅に戻るとすっかり夜に。駅のSLの飾り、光るんですね
釜石駅からは三陸鉄道南リアス線に乗り換え、盛を目指します。
南リアス線も震災被害を大きく受けましたが、北リアス線の全通と一緒に運行再開。車両がクウェートからの支援で導入された36-700形にほとんど入れ替わりました。

36-700形

車内は今時の感じです

盛駅に到着。すでに夜でほとんど人影もありません

こちらJRの盛駅。とは言っても、大船渡線はここから気仙沼までBRTです

BRTの時刻表。鉄道だった頃からはだいぶ本数が増えています

隣の大船渡までのきっぷを券売機で購入。BRT盛、BRT大船渡と印字されるのですね

BRTに乗車します

BRT大船渡で下車。昨年来た時は一般道にあったバス停が、BRT専用道に変わっていて、駅らしくなっていました

BRT大船渡駅
この日は、BRT大船渡駅の近くのホテルに宿泊。
残りの行程は翌日となります。以下、次回。
新幹線で八戸まで行って、八戸から八戸線普通列車に乗って久慈まで南下してきました。久慈駅では乗り継ぎがしばらく時間があったため、道の駅くじまで少し歩いて昼食をとりました。
久慈駅に戻ってきたら、続いて三陸鉄道北リアス線に乗車します。
三陸鉄道北リアス線は東日本大震災で大きな被害を受けた路線の1つで、それでも震災時にトンネル内に車両を止めて津波を逃れるなどして、乗客に一人の死者も出ませんでした。国鉄末期に作られた国鉄赤字線転換第三セクターの元祖でもある三陸鉄道は、全線が踏切の無い高架線や築堤の上に建築されており、災害にも強い構造だったんですね。とは言え、周辺も含めた被害は甚大で、島越駅のあたりは線路も移設することになりました。北リアス線が運行再開してから、ここを通り抜けるのは2度目になります。

久慈駅の券売機。今回は特に安い切符も無いので、普通に宮古まで購入

事務室に飾ってあったもの。鉄道むすめですね

待合室にあった36形の模型

駅そば屋と待合室はけっこう混んでます

そういや、あまちゃんの主演だったのんさんが声優でしたね

こんなのもありました

階段を渡って、ホームへ行きます

跨線橋から見た久慈駅の車庫方向


JR側にはキハ110系「TOHOKU EMOTION」が入線していました。これも1度乗ってみたいのですけど、ツアーが予約で埋まっているんですよねえ・・・あと料理にアレルギーがある関係で、このあたりの名産でNGなものがあって、もう諦めモード

乗車することになったのは、36-R形レトロ調気動車



車内はこのようにレトロ調ですが、地元客は慣れきったもので、学生さんは大きなテーブルを生かして勉強していました

レトロ調でも運転台は新しいです。車両自体は2005年デビューですし

もう1両同じ車両があって、側線に入っていました


キハ48形「リゾートうみねこ」が到着。このお客を待って、発車します

関東ではもう田植えはGW頃に済んじゃうのですが、久慈近郊はまだ田植え前のところもありました



野田のあたり。かつては海が見えない、防風林があったばしょでしたけど、震災の津波で全部流され、海が見えるようになりました。全線再開前に通った時からすると、だいぶ堤防建設が進んだようです




春に新開業した十府ヶ浦海岸駅。周辺は整備途上でした


鮭養殖場付近。鮭養殖場付近は震災で被害を受けたのを復旧したのに、昨夏の台風被害で再度大きな損害を受けました


本来景色のよいところで、列車は橋の上で止まります。しかし、天気がイマイチ


あまちゃんの撮影で使われたという堀内駅



震災前と変わらない橋もあれば、震災後にあきらかに消えてしまったものも。36形の色を塗った水門は町と一緒になくなりました



高台側に移転した島越駅。以前は海岸に近いところの橋上駅でした

震災から六年以上経過して、新しい家が目立ちます

田老のあたりは、震災後は家の基礎だけ残っているところも多かったのですけど、現在は更地になっているところが多いです

宮古駅に到着

JR側の宮古。こちらも、山田線の土砂崩れ不通から久しく、キハ110形が2両だけ残って、宮古ー川内での折り返し運転を行っている
宮古駅からはバスで釜石へ向かいます。
2015年10月にこの区間を通った時は、たまたま岩手県北バスが直通臨時バスを運行してくれていたのですけど、現在は岩手県北バスと岩手県交通バスを道の駅やまだで乗り継ぐ形で通り抜けるようになっています。来年度には、山田線の不通区間の復旧工事が完了し、三陸鉄道へ移管される予定ですので、多分今回が最初で最後の乗り継ぎ乗車でしょうね。





岩手県北バスに乗って、山田線不通区間を走る

途中、建設途中の駅の姿も見えた


天気が良かったら海が綺麗だったでしょうね

道の駅やまだで岩手県北バスを下車

こちらが道の駅やまだ

ここから岩手県交通バスに乗り換えます。どうも、岩手県北バスに比べると古い車両が多く、整備状態もイマイチな岩手県交通バス

山田線の線路

乗客は全然いませんね。釜石駅に近づくうちに、少し増えましたけど。バス車内も古さを感じさせます


ところどころに残る津波の傷跡を見ながら釜石へ

釜石駅に到着

こちらは三陸鉄道釜石駅。しばらく列車も無いので、ここで夕食時間となります



ふと見ると、SL銀河用のキハ141系がホームに停まっていました。SLの方はすでに回送済みで車庫に入っていました

釜石駅から徒歩8分ほどの公園にある仮店舗商店街「釜石はまゆり飲食店街」へ

そこのお寿司屋さん、竹寿司さんで夕食。寿司の質が高く、とても美味しかったです

釜石駅に戻るとすっかり夜に。駅のSLの飾り、光るんですね
釜石駅からは三陸鉄道南リアス線に乗り換え、盛を目指します。
南リアス線も震災被害を大きく受けましたが、北リアス線の全通と一緒に運行再開。車両がクウェートからの支援で導入された36-700形にほとんど入れ替わりました。

36-700形

車内は今時の感じです

盛駅に到着。すでに夜でほとんど人影もありません

こちらJRの盛駅。とは言っても、大船渡線はここから気仙沼までBRTです

BRTの時刻表。鉄道だった頃からはだいぶ本数が増えています

隣の大船渡までのきっぷを券売機で購入。BRT盛、BRT大船渡と印字されるのですね

BRTに乗車します

BRT大船渡で下車。昨年来た時は一般道にあったバス停が、BRT専用道に変わっていて、駅らしくなっていました

BRT大船渡駅
この日は、BRT大船渡駅の近くのホテルに宿泊。
残りの行程は翌日となります。以下、次回。