田切通信

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案山子(かかし)の里

2020-06-14 07:18:00 | その他
新型コロナウイルスによる非常事態宣言がやっと解除されましたが、未だ県をまたぐような遠出は規制されています。先日宣言解除の前でしたが、事情があって県内を少々遠出してきました。事情というのはここ数か月の外出自粛で自家用車のバッテリーが充電不足になり、少し長距離を走って充電する必要があったのでした。県内で少し遠くまで往復走行すれば大丈夫だろうと考え、人口の多い都市部を避けて秩父方面に行ってきました。


 トイレ休憩で立ち寄った道の駅は秩父鉄道の線路に面していて、三峰口行の列車が通過しました。道の駅は売店などの営業が土日祝休止中でした。

 秩父鉄道の終点三峰口駅まで行って折り返し。着くまで全然知らなかったので驚いたのですが、三峰駅に併設されていた秩父鉄道公園が保存されていた車両も含めて完全に解体更地になっていました。ポツンと機関車の転車台だけが残されていました。もっとも転車台は秩父鉄道を走っているSLパレオエクスプレスの牽引蒸気機関車の方向転換に使われているはずだから、必要な現役施設と言う事でしょう。

 駅の荒川対岸の国道140号線から脇道を入ったところに「贄川宿」という名の小さな集落がありました。馴染みのない字ですが「にえがわ」と読みます。ここが案山子の里として有名な集落でした。


 集落の入口に大きな観光トイレがあり、いきなり案山子のおじさんがお出迎え。
集落の上の方が秩父御岳山の登山口になっているので、登山客が多いのでしょう。おじさんの左に貼ってある少し色あせたポスターは秩父が舞台になっている「ヤマノススメ」で、登山の安全を呼び掛けている。


 メインになる通りの両側に民家が点在する小さな集落で、差し渡し250mくらいしかない。
そんな小さな集落のいたるところに案山子がいる。サイズ的には等身大より幾分小さ目。


 一軒一軒の道に面した玄関先にいろいろな年代性別の案山子がいる。






 集落内の他の家と違い大きくて造りが凝った家があった。字が薄くなった表札(看板?)を読むと、どうやら病院だったようだ。今はやっていない。


 病院の入口らしい閉まっている玄関にも案山子がいました。


 ライト式牛若號にもたれて休むおばさん。古い脱穀機のようだ。


 メイン通りの中ほどにある「贄川宿かかしサロン」民家を改装して来客をもてなす施設らしいが、コロナウイルスによる自粛中で開いていない。


 サロンのすぐ横は「Pかかし」無料の駐車場になっていた。


 駐車場では多数の案山子が来客を歓迎している。


 これが集落のメインストリート。サロンを含め自粛中でひと気がなく閑散としている。


 庭先でたたずんでいるおじいさんと孫娘かな?

 小さな集落も非常事態宣言下で屋外に住民も観光客もいなく静まり返っていましたが、案山子たちは笑顔ですごしていました。
 三峰口駅からは荒川に掛かる白川橋を渡って徒歩で15分くらい。三峰神社に参るついでに訪れてみてはいかがだろう。

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