田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

飯田線沿線の温泉1

2006-04-24 20:03:08 | 飯田線の旅
 火山国の日本では、1000メートルも穴を掘ると、何らかの温泉が湧くのだ。だいたい温泉と言ってもピンキリで、一定の温度があるか、一定の成分が含まれていれば「温泉」を名乗っても全く問題ないのだ。飯田線沿線にも近年かなりの数の温泉が出来てきたが、それらのうちで、僕が入ったものを思い出しつつ書いてみたい。

 飯田線で温泉と言えば、そのものずばり「湯谷温泉」がある。しかしここは高級温泉地で、僕のような貧乏旅行者が気軽に泊まれない。だが、立ち寄りで入れる温泉があるので、旅の途中などに時間の都合を付けて入ることが出来る。豊橋からの列車に乗っていると、湯谷温泉を過ぎて指呼し進んだ先の進行方向右側の車窓に、なにやら温泉施設が見える。これがかなり初期からある立ち寄り温泉「ゆ~ゆ~ありいな」なのだ。ここはかなり有名で、しかも三河からは車でもそう時間がかからないので、土日は満員になる。この満員状態が本当に凄くて、入り口で順番待ちになる。こいつはちょっといただけない。折角温泉に入るのだから、のんびりとして足を伸ばしてくつろぎたいではないか。

 で、湯谷温泉で降りて、ゆ~ゆ~ありいな方向に少しだけ行ったところにあるラーメン屋に入るのだ。正確にはラーメン屋の横から下に降りると、そこが小さな温泉なのだ。ラーメン屋の地下といった位置関係になる。ここは小さいので4人も入ると満員だが、何しろ場所が分かりにくい・・というか思いがけない場所なので、結構空いているのだ。しかも地下に降りる関係で、窓を開け放つと川がすぐ目の前に見えてなかなかよろしい。もう何年か行ってないけど、未だに営業しているのだろうか?

幻の信州スーパー味噌

2006-04-23 20:06:00 | 飯田線の旅
 引き続きラーメンの話を。
だいたい田切に行くときは伊那市でビジネスホテル泊まるのだが、そうなると夕食は必然的に外食と言うことになる。いきなり居酒屋に繰り込んで飲み始めることもあるが、大概はまず食事を、と言うことになる。
 伊那市の駅舎を出て、右手の方に伊那ステーションホテルがあるが、そちらの方向に少し進むとT字路に行き当たり、その角にラーメン屋がある。そこはだいぶ前は、餃子専門店だった。その後ラーメン屋になり、更にその後店が代替わりしたようだ。で、現在営業中のラーメン屋の話ではなく、1代前の店だった頃の話。味噌も醤油も商う、まあごく普通のラーメン屋だったのだが、メニューで特に目を引いたのは「信州スーパー味噌味」だった。何しろこの他に「信州スーパー」ではないただの「味噌味」も同時に商っていたのだ。値段も名前のグレード通りに「信州スーパー」の方が高かった。店の主人の入れ込み用は相当なもののようで、「信州発新味」といったキャッチコピーが店内にいくつも掲示してあった記憶がある。
 もちろん珍しい物はとりあえず口にする主義の僕であるから、注文してしまうのだ。僕はラーメンに関しては「醤油味第一主義」なのであるが、味噌味も決して嫌いではなく、むしろ「ご飯」と一緒に食べる、いわゆるラーメンライスにおいては、断然味噌味のラーメンが旨いと思っている。だからライスも同時に注文してしまうのだ。
 暫し待って待望の「信州スーパー味噌ラーメン&ライス」のゴールデンコンビが目の前に登場したのだった。味の方は、だいぶ甘さのある味噌のスープで、確かに新鮮さはあった。味噌以外の出汁は何から取っていたのだろう?この店も、いつの間にか無くなって、同じ業種の別な店になっていた。
 懐かしい・・・もう一度食べたいぞ!信州スーパー味噌。
 

味噌カツ・・・

2006-04-20 21:02:31 | 飯田線の旅
 昨夜の稲庭うどんの件で、もう一つ麺類の話を思い出した。
飯田線南部地域の浦川駅で列車を降りて、駅前大通(と言うか、道はそれしかないけど)を歓迎のアーチを越えてずんずん進むと、およそ100メートルほど進むと。道が右に折れる。丁度その折れ目に一軒のラーメン屋というか中華料理屋がある。看板がそれ程ハッキリと出ていないので、注意しないと見過ごしてしまう。この小さな町の、あまり華美でない、ごくありふれたラーメン屋が、実はなかなかどうして大した物なのである。
なにやら普通のラーメン類以外に、ちょっと変わったラーメンが何種類か置いてあるのだ。

 僕はこの店で「味噌カツラーメン」なる物を食べた。
味噌カツは名古屋の名物だが、それがラーメンなのだ。いったいどのような物かと言えば、「普通のラーメンに味噌だれのかかったカツがのっている」といった単純な落ちではない。確かにメンにカツがのっているのだが、ラーメンのスープは無く、代わりに味噌味の「餡」がかかっている。餡掛けの焼きそばを思い浮かべていただければ、形状はだいたい合致しているだろう。
その少し堅めの餡をメンに絡めつつ、カツと一緒に食べるわけだ。
 味の方はこれはもう、好みの問題だから言うのも何だが、僕は結構好きだったりする。

 さて、今日限りで北海道の3セク「ふるさと銀河線」が廃止になりますね。また一つ北海道の長大路線が無くなると思うと、鉄道旅好きとしては悲しいものがありますね。僕もだいぶ前に1度だけ乗ったことがあります。

うどんの話

2006-04-19 21:19:34 | 飯田線の旅
 信州と言うことで、気を抜くと蕎麦の話ばかりになってしまうのだが、今夜はうどんの話。「うどん」と言えば最近流行っているのが「讃岐うどん」なのだが、その他にメジャーなうどんとしては「稲庭うどん」があって、秋田県稲川町の名物だ。太くてもっちりした讃岐と違い、細くてぺらぺらに薄いのが特徴だ。で、なんでいきなり秋田県名産の稲庭うどんなのかと言えば、だいぶ前に田切のすぐ横の飯島駅前の商店街の中程にある定食屋に入ったら、一通り普通の食事物の中に、なぜか「稲庭うどん」のお品書きを発見したのだ。なんで信州で、しかも唐突に稲庭うどんなのだろう?店の親父が秋田と何か関わりがあるのだろうか。不思議だったが、カツ丼と稲庭うどんを注文してしまった。何しろ腹が減っていたので、稲庭うどんも魅力的だったが、米も食べたかったのだ。ここでどちらかを選択するのに悩むのは嫌なので、両方注文してしまったのだった。
 夏場だったので冷えた稲庭うどんの喉越しが格別だった。

 所で、蕎麦の薬味はワサビが定番だが、うどんの薬味は何だろう?
僕はすり下ろしたショウガが旨思う。

水窪道路崩落

2006-04-18 20:38:28 | 飯田線の旅
 ローカルニュースで流れているので、静岡県下の人は知っていると思うが、浜松市!水窪の市街地から少し離れた集落に至る一本道が崩落して通行不能になっている。車が通れる道はこれ1本しか無い。車が通れると聞いて、それなりに立派な道を想像してしまうが、軽自動車が何とか通れる程度の幅の林道だ。孤立しているのは老人ばかりの小さな集落で、他には人しか通れない山道というか登山道があるだけだから、これは深刻である。何しろ町に出るのに急な山道(けもの道同然だ)を40分も登り下りするのだそうだ。今のところまだ道は復旧していない。

 方や今日から回復しているが、東京の新交通システムゆりかもめが止まって、12万人の足に影響が出たそうだ。こちらはゆりかもめが止まっても、バスも地下鉄も通常道路も全てそろっているので、こう言っちゃ何だが、大して問題はないというのが僕の(つまり田舎人の)感覚なのだが、東京の方々はかなり迷惑したそうな。TVのニュースでインタビューを流しているのを何度も見たが、駅で運休を知って途方に暮れている人が何人も映し出されていた。う~ん、都会人ってひ弱なんだな。水窪の孤立した老人達は、全然困ってなかった。「道は何度も崩れているので、孤立するのは慣れてるし、食料の備蓄も充分ある」だそうだ。逞しいな~、田舎の老人。