序
目も眩むような、炎天の、油日照りの、酷暑の
僕の、鎮魂と祷りの
令和六年、八月が逝く
Augustの全ての出来事を、攫って
列島を、覆い尽くす、台風十号の風雨が
その日々を過去へと運んでゆく
明日への、日と時間を繋ぐように・・
Going
それでも前に行くしかない
どんなに不可解でも
どんなに理不尽でも
如何に困難でも
如何に難儀でも
僕らは
時間の何処かで留まれないのだ
例え、哀しみの極みに居ても
例え、行き暮れの迷いの闇中でも
丸で、先の光明が見出せなくても
丸で、長々と吐息の連続でも
僕らは
ひと時も今には止まれないのだ
今の続きへ
今日の明日へ
子供から大人へ
始めから終わりへ
どんな結末を迎えるのか?は
誰にも予想できないけれど
ピリオドの告知は
何人にも触れはないけれど
それだから
生死の間を生きる
若きも老いも
悲喜交交の瞬間を重ねながら
僕らには
goingしかないのだ
それぞれのinochiの仕様は
その覚悟の有り様で定まってゆく
R62024 8/31 万甫