降って来るもの

写真と散文とぽえむ

受け皿

2024-07-16 21:24:53 | 詩 31

     受け皿

 

僕は寝ながら、受け皿になる

 

無の闇から降って来るもの

心身を掠めてゆくもの

深奥から湧いてくるもの

無我を過ってゆくもの

様々なその気配の、置き場所に成る

 

時の流れの中では

不可解な開示も有るけれど

その機会は

人間の都合など

お構いなしのfreedomなのだ

 

僕は下部のように、下僕のように

時に、使徒のように

耳を欹て、意識を搔き集め

kokoroを澄まし、身動ぎせず

唯、幸運の成り行きに身を委ねる

 

一篇の生まれ方には

様様の様相があるけれど

何故、何時、何処、如何にかの

この有無の交換時こそ

僕が、writerであることの

一枚の証文かも知れぬ

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