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リリーのすべて

2016年03月27日 | 映画
リリーのすべて
を観ました。


舞台はデンマーク。
風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私ともに充実した日々を送っていたが、ある日女性モデルの代役を務めたことをきっかけに心にとある衝動が芽生える。
その衝動を止められず自分の心が女性であることを確信して遂に世界初の性転換手術に踏み切るお話。


今やすっかり巨匠のトム・フーパー監督です。

ちょいと苦手なゲイ的描写がある映画です。

クセが凄い役をやる印象が強いエディ・レッドメインが男から女に目覚め、
実際に女性になっていく難しい役どころを演じていましたがなかなかの熱演じゃないでしょうか。

仲睦まじい妻との遊びの中で生み出した女性キャラ、リリーに徐々に支配されて苦悩する様はなかなかです。

ただ、やっぱりこの手の映画は苦手ですかね。

エディのいちもつさんがおもいっきりドアップになってましたが、
最近はこの辺の規制は大分ゆるくなってきたような気がしています。

アリシア・ヴィキャンデルは相変わらずかなり可愛いです。
そしてなかなかの体当たりでセクシーで非常に嬉しかったです。
でもって自分が抱いたこの映画の印象はこの妻の側が主役ですね。
徐々に女になっていってしまう夫をなんとかしようとする姿には胸を締め付けられるものがありました。

終盤には必死に元夫を理解して支えていきます。
手術で苦しむ元夫を看護師を差し置いて看病する姿も素敵でした。

自分は序盤の仲睦まじい芸術家夫婦のイチャイチャっぷりを観ている方がよほどハッピーな気分でした。
ああ、こんな夫婦だったら楽しいだろうなぁと羨ましかったです。

結構好みのハンサム俳優のベン・ウィショーが同性愛者の役で少々残念でした。

世の中にはこういう病気で苦しんでいる人は多々いるのでしょう。
年々理解は広まっている気がしますが、この映画の登場人物たちの時代にはさぞしんどかったでしょう。

自分も理解していこうと努力します。


そんなわけで6点です。

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