メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ドラマ批評 2022春

2022年06月07日 | テレビ
今クールもほぼ終わったので批評。
コロナ全盛の頃の作品ごとに時期がバラバラだった頃から大分整ってきたのはありがたい。


・元彼の遺言状(フジテレビ)
大手法律事務所で働く容姿端麗で超優秀な弁護士・麗子(綾瀬)が法的視点で難事件を解決していくミステリー。
非常に引き込まれる設定と極上のミステリーで見応えあった。
2、3話完結くらいでいくつかのエピソードが語られどれも色が違って一つのドラマで何度も楽しめた。
綾瀬はるかと大泉洋というビッグスターの掛け合いが常に観心地よく、生田斗真を筆頭に脇役も豪華だし大好きな関水渚も出ていて嬉しかった。
8点。


・片恋グルメ日記2(TOKYO MX)
本仮屋演じる漫画編集部員・所まどか(通称・コロ)が、営業部員・八角直哉(平岡祐太)に近づくため、彼と同じメニューを食べ、“食事ストーキング”する。
こじらせた恋愛とその流れから食事に行く恋愛グルメドラマ。
本仮屋ユイカの根明で憎めないキャラクターがドラマに合っていて見心地は良い。
乃木坂好きとしては結構好きな能條愛未が出てるし、平岡祐太の象徴的な王子様感も悪くない
かなり薄めのインパクト小なドラマ。
4点。


・恋なんて、本気でやってどうするの?(フジテレビ)
恋に本気になれない6人の男女が人生最大の“本気の恋”に落ちていく姿を描く群像ラブストーリー。
王道的な恋愛群像劇で3組のカップルを描いたラブロマンス。
仲良し3人の女子グループの前に現れる男性たちもまた同僚になり少女漫画的なシチュエーション。
わかりやすい恋愛キャスティングだけど遠回りで尺を稼ぐタイプのドラマでさほどセンスは感じず。
大好きな西野七瀬、広瀬アリスが出ていたので、飯豊まりえも含め必見だった。
広瀬アリスは同クールに2つもの大きなドラマで主演をしていて凄い。
6点。


・吉祥寺ルーザーズ(テレビ東京)
ある出来事がきっかけで心が折れてしまった高校教師の安彦聡(増田)、元ファッション誌編集長の大庭桜(田中みな実)ら人生の負け組6人が、東京・吉祥寺の一軒家で奇妙な共同生活をする日々を描く。
秋元康企画らしい斬新で独特な切り口なドラマ。
負け組と言われる人々がお互い刺激を与えつつも結果支え合い前向きになっていくいいドラマ。
役者陣も良いキャスティングで見応えあった。
大好きな岩本蓮加がとてもいい感じの女優になっていた
7点。


・受付のジョー(日本テレビ)
広告代理店の営業マン・城拓海(神宮寺)は、プレゼンした「受付デジタル化計画」が採用され、受付嬢たちをリストラに追い込む。突然の決定に受付嬢たちは猛反発。彼女たちを理解するため、自ら受付の仕事に飛び込んだ城は、悪戦苦闘しながら成長していく。
個人的にジャニーズのグループの中で評価高めで期待しているKng&Princeの神宮寺勇太の初主演のドラマなのでちょっと注目していた。
内容はベタにエリートと下っ端の衝突の構図。
主人公がどんくさくトラブルを起こして物語が転がるちょっとストレスなタイプのドラマ。
田辺桃子、美山加恋、トリンドル玲奈、松井愛莉など女性陣のキャストもなかなかの好みだった。
4点。


・正直不動産(NHK)
“口八丁”で売り上げナンバーワンを誇るやり手の営業マン・永瀬財地(山下智久)が、土地のたたりによってうそが一切つけなくなり、後輩社員・月下咲良(福原遥)と共に正直さだけを武器に不動産業界で悪戦苦闘する。
山下智久と福原遥の掛け合いが魅力的で見応えあった。
都会で暮らす多くの人に有益な不動産にまつわる知識も得られるNHKらしいアカデミックな要素もあった。
毎話、ここからどうやって巻き返すのだろう?という状況から見事に巻き返すので高品質なドラマだった。
倉科カナ、市原隼人、長谷川忍、高橋克典、草刈正雄など脇役も充実してて見応えあった。
7点。


・持続可能な恋ですか? 父と娘の結婚行進曲(TBS)
結婚願望の薄い主人公・杏花(上野樹里)と妻に先立たれ、活力を失いかけていた父・林太郎(松重豊)が、二人で婚活を始めるラブストーリー。
上野樹里と田中圭の大人の恋愛でお互い諸々考えすぎてやたら遠回りするタイプのドラマ。
そしてしっかり周囲を巻き込み思わせぶり勘違いで展開するあたりは王道。
親子で婚活するという社会情勢の反映やら今の人々の結婚感は良いでしょう。
上野樹里のやたら美しいヨガシーンも見どころでした。
5点。


・汝の名(テレビ東京)
完璧な容姿と頭脳を持つ若手社長の姉・麻生陶子(山崎)と、姉に必要とされることでのみ存在意義を感じる気が弱い妹・麻生久恵(北乃)の姿を描いたホラーサスペンス。
基本ダークでどんでん返しがあり3段階くらいに大きく展開するドラマで連ドラの利点がよく出ていた。
山崎紘菜と北乃きいというビジュアルが良い上に実力もあるW主演で演技的な見ごたえもちゃんとあった。
正直疑って見てしまいそこそこ浅めの予想で当たりますが衝撃はありました。
5点。


・悪女(わる) 〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜(日本テレビ)
主人公・田中麻理鈴(今田)は、大手IT企業に就職するも、窓際部署に配属される。同じ部署で働く謎多き先輩社員・峰岸雪(江口のりこ)からの「あなた、出世したくない?」という言葉をきっかけに、麻理鈴の会社人生が大きく変わっていく。
天真爛漫な超ポジティブな主人公が破天荒に周りを変えていくお仕事系ドラマでしたが、この手のドラマは世の中の多くの仕事人の支えになって良いと思います。
自分もうじうじ仕事するタイプですがこのドラマを見てるとモチベーションをいただけた。
知らなかったが30年前のリメイクでその時の主演の石田ひかりが違う役で出ていてエモーショナルでとても良い演出だと思った。
素直に感動したし今田美桜がこの手の役まで非常に魅力的にこなしたので時代が来る気がしました。
8点。


・ナンバMG5(フジテレビ)
筋金入りのヤンキー一家の次男・難破剛(間宮)は“脱ヤンキー”を決意し、家族の前ではヤンキー、高校では真面目な生徒として生活を始める。しかし、いじめられている友人を特攻服で助けたことから、正体不明の最強ヤンキーとしてのし上がってしまう。
人気ヤンキー漫画のドラマ化ですが15年前くらいからのヤンキー漫画は一捻りあるものだね。
ゴリゴリヤンキーであることを隠すという逆今日から俺はみたいな、ナーメテーターをやりやすい土台ではあります。
序盤に思いっきり嘘の設定をするのでそこからのドタバタはあるあるでさほど惹かれるものでは無く。
間宮祥太朗のヤンキーっぷりが結構様になるのでそこはカッコよく見応えありました。
その他神尾楓珠、森川葵、満島真之介、鈴木紗理奈、宇梶剛士など脇役も充実しておりヤンキー役には説得力があった。
6点。


・ソロ活女子のススメ2(テレビ東京)
編集部の契約社員・恵(江口)が一人の時間を楽しむ活動=ソロ活にまい進する姿を描く。
前作が結構好みでしたが今作もほぼ同様に意外と知られていない一人でも楽しめる娯楽を紹介してくれて有益だった。
前作より気持ち脇役が活躍していた印象だがやはり江口のりこが非常に作品にマッチしていた。
6点。


・未来への10カウント(テレビ朝日)
主人公・桐沢祥吾(木村)は、高校時代にボクシングで4冠を達成したものの、大学時代にある理由でボクシングを断念。その後、妻を亡くし生きる希望を失っていたが、高校のボクシング部のコーチになり、高校生と共に“人生のリング”に返り咲いていく。
自分世代ならばキムタクはバリバリ現役側のキャスティングとしてヒーローするのが定番だったが上手いこと指導者側なキャストに移行したのは見事。
ロッキー等に代表される現役から指導者側に移行するパターンを現役側を描かずともやれるのはキムタクブランド。
満島ひかりとのやり取りもなんかいい感じのムズキュンだったし、安田顕、村上虹郎、高橋海人、山田杏奈などの有能な脇役も充実で見心地良かった。
ストーリーはベタでしょうがキャスティングの魅力で見応えあった。
7点。


・やんごとなき一族(フジテレビ)
庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった主人公・佐都(土屋)が、理不尽な一族のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、夫・健太(松下洸平)と共に立ち向かい奮闘する様子を描く。
結構な極端演出とストーリーでまともな人間がほぼ一人も出てこないので。
かろうじて主人公がまともなように見せていますがなかなか共感できる行動は取らないので。
どういう目線で見るか?によるなかなか手ごわいドラマだったが自分にはただただストレスフルなドラマだった。
このテイストならば極端な女性蔑視もクレームされないだろうというような構造でしょう。
豪華キャストでやるにはちょっと残念な方の仕上がりだった
4点。


・探偵が早すぎる 〜春のトリック返し祭り〜(日本テレビ)
ささいな違和感やミスを察知し未然に殺人計画を防ぐ、“早すぎる探偵”こと千曲川光(滝藤)が、巨額の遺産相続により財閥一族から命を狙われる十川一華(広瀬)を助ける姿を描く。
大好きなドラマの続編なので嬉しかった。
設定もストーリーもトリックの痛快さも種明かしもコメディもどれもハイクオリティ。
遠藤憲一、広瀬アリス、水野美紀のキャスティングは円熟味の域で。
今回は堀未央奈も出ていたので乃木坂好きとしては注目でした。
コレはまだまだシリーズ化しても良いくらい名作。
8点。


・花嫁未満エスケープ(テレビ東京)
7年付き合っている尚紀とマンネリ気味の日々を過ごすゆうは、結婚に踏み切らない尚紀にもやもやしていた。そんな中、高校時代の元恋人・深見と偶然再会する。
等身大系な同世代の女性の共感を狙ってそうな恋愛もの。
その狙い通り共感する人は多そうだが、男がなかなかノンデリカシーなダメンズでそこで物語りが展開するのはストレス。
マリッジブルー的に些細な内面で人を振り回す主人公もなかなかややこしかった。
岡崎紗絵は名脇役になりつつあったがビジュアル的にも主演の存在感十分。
浅香航大、中川大輔、美山加恋、松村沙友理など旬なキャスティングは作品に良くマッチしていた。
5点。


・嫌われ監察官 音無一六(テレビ東京)
小日向文世演じる監察官・音無一六が警察官たちに嫌われながらも、自分の正義と職務を全うし、観察眼とひらめきで難事件に挑む姿を描く。
クセ強偏屈な主人公がタイトル通りに嫌われつつも、実は不器用な愛情や深い正義感を持っていることが多く見応えがある。
遠藤憲一が可愛いタイプのキャラをやっていて田中美佐子、小野武彦、堀内敬子などのベテラン実力派が揃っていて安心して見れる。
ストーリーも想像の上を行くハイレベルなものが多く見応えがあった。
6点。


・インビジブル(TBS)
高橋一生演じる強烈な正義感を持つ刑事・志村貴文と、柴咲コウ演じる犯罪コーディネーター“インビジブル”が異色のタッグを組み、凶悪犯罪者を追う“中毒系ジェットコースターサスペンス”。相いれないはずの二人が、犯罪のプロフェッショナルに立ち向かう姿を描く。
ちょっと映画っぽいダークでハードボイルドなテイストのサスペンスだが全体的にそういうのを気取るだけのチープな印象が強かった。
衝撃的として繰り出される展開が濃いようで薄味でなかなか没入できなかった。
黒幕やらどんでん返しもベタで特に感情は動かず。
4点。


・家政夫のミタゾノ(テレビ朝日)
女装した大柄な家政夫・三田園薫(松岡昌宏)が派遣された家庭や家族の内情をのぞき見し、そこに巣くう“根深い汚れ”を落としていく痛快ヒューマンドラマシリーズの第5弾。
安定の面白さ、パートナーが変わることもコメディにしてしまう図太さが見事。
この手のシリーズにしては年々コメディが強くなって面白い。
まだまだシリーズを続けられそうな素晴らしい安定度。
この松岡昌宏ってもっと高評価すべきなのだが意外と社会的に騒がれてない気がするのは自分の気のせいか。
7点。


・しろめし修行僧(テレビ東京)
岡部は、寺の息子だがラッパーを目指すほぼニートの米田たくあんを演じる。たくあんが托鉢の全国行脚修行を通して、各地の“ご飯のお供”と出合い、「白飯に合う最高のおかずとは何か」という究極の問いに迫る。その土地のマドンナとの恋模様や、親友との友情も描く。
コミカルで新しいタイプのグルメドラマ。
テレ東のグルメドラマもあの手この手だが比較的ストレートかも。
ハナコ・岡部は個人的にかなり好みで、寅さん大好き人間の自分が2代目寅さんを選ぶならこの人だと思っているので。
毒素は弱いが天性の愛され雰囲気は変えが効かないと思っている。
それがほんのり寅さんっぽいフーテンで毎話マドンナに失恋するようなドラマをやってくれて忘れがたし。
世間的にはさほどじゃないかもだが、自分的には非常に重大なドラマだった。
7点。


・パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~(日本テレビ)
ディーン・フジオカ演じる科学犯罪対策室を創設した警察官僚・小比類巻祐一が、天才科学者と共に法整備や警察機構の対応が追い付いていない犯罪に立ち向かっていく“サイエンス×サスペンス”ドラマ。
ちょっと油断して見たがなかなか本格的で科学大好き人間の自分には非常にそそられた。
やり取りもクールだし題材もなかなか。
ぶっとんだありえない事件が起きるがちゃんと納得の科学的オチがあって痛快だった。
ディーン・フジオカ、岸井ゆきの、ユースケ・サンタマリア、佐藤隆太などキャストが人気実力共に充実していたのも大きい。
シリーズ化して続いて欲しいドラマ。
8点。


・妖怪シェアハウス―帰ってきたん怪―(テレビ朝日)
小説を書きたいという夢を見つけ羽ばたいて行った澪が里帰りし、再び妖怪たちと暮らし始める。
前回なかなか高評価したホラーコメディの続編、映画に備えての付け焼き刃感はあるが安定の面白さはある。
役者陣の特殊メイクも凄いし、ゲスト俳優は誰かわからないレベルだしよくコレを成立させていると感心した。
紙芝居パートの園主も結構好みで自分が子供時代に見たらさぞ没入したと思った。
そもそも小芝風花大好きなので彼女の良さがふんだんに出ていて素晴らしい。
7点。


・俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?(テレビ朝日)
30歳を目前に「かわいい」という最大の武器を失い、どん底を知ったビールメーカーの営業職・丸谷康介(山田涼介)の“遅過ぎる初恋”を描くラブコメディー。
未来の自分が現れ将来の惨めさを伝えてくるという予想外にファンタジーで期待値を越えるなかなかムズキュンで面白かった。
美男美女のムズキュンは好みなのだと最近気づいてきた。
山田涼介は見た目も演技もいいしロボット系の芳根京子との歯がゆいやり取りは悪くなかった。
芳根京子は元々大好きだがこのドラマのキャラはかなり魅力的だった。
7点。


・クロステイル~探偵教室~(フジテレビ)
借金を残して失踪した父親・迅平(板尾創路)を捜すため、匡(鈴鹿)が入学した探偵学校を舞台に、“探偵の卵”たちの成長を描く。
探偵を学ぶ学校が舞台というので斬新だがそこで起こるトラブルやライバルやら友情はベタ。
ややこしいキャラがややこしいことして展開する比較的チープな仕上がりだが意外と印象深い。
父親が居なくなったことが重大な秘密と思いきやしょっちゅう出てくるのは予想外だった。
鈴鹿央士は今旬だと思うし大好きな堀田真由が出てたのも嬉しかった。
5点。


・よだれもん家族(テレビ東京)
団地で暮らす「お取り寄せ」が大好きな間野家の日常を描く。
さまぁ~ずファンとして大竹一樹主演ドラマなので必見。
お取り寄せグルメをテーマに細かいところをつつくやり取りばかりの家族のやり取りが面白い。
秋元康の趣味が活きているようで説得力もある。
6点。


・マイファミリー(TBS)
主人公・温人(二宮和也)はゲーム会社の社長で、プライベートでは妻・未知留(多部未華子)と小学生の娘を持つ父親でもある。そんな一見幸せそうに見える家族の日常は、娘が誘拐されたことで一変する。
日曜劇場のサスペンスだけあってクライム・サスペンス感強くかなり強めの展開の連続で流石の大作だった。
結構ショッキングな描写も有り最近では珍しくなかなか引き込まれた。
毎週考察が行われるブチ社会現象で確かに色々考えさせられた。
その展開の割にはオチは期待したほどじゃなかったかな。
二宮和也、多部未華子、賀来賢人、濱田岳、玉木宏、高橋メアリージュン、富澤たけしなどキャスティングも充実。
8点。


・金田一少年の事件簿(日本テレビ)
道枝駿佑が“5代目金田一一(はじめ)”役を務める。金田一一は、名探偵・金田一耕助を祖父に持ち、謎に満ちた殺人事件をIQ180超の頭脳で解き明かす天才高校生探偵。大胆で緻密なトリックを暴き、犯人たちの悲しい動機に迫る。
久々の印象の金田一少年の事件簿新シリーズ。
ジャニーズのスターへの登竜門という印象のシリーズだが原作がどんどん古くなっていくのでなかなか難しいでしょう。
昔はなんとも思わなかったこのドラマもなかなか残虐なのでコンプライアンス的に心配になる。
ストーリーは原作に忠実かつ、ツールは現代的にアップデートされているので上手いことやってる印象。
原作を読んでいた世代なのでついつい見入ってしまう魅力はしっかりとある。
道枝駿佑は金田一っぽくないと思ったけどいざ見てみると問題なかったので関西ジャニーズの勢いを感じる。
上白石萌歌が美雪なのも良い。
6点。


・僕の大好きな妻!(フジテレビ)
アパレルショップで働く北山知花(百田)は、新婚生活を送る中で違和感を覚え、発達障害の検査を受ける。その結果を聞いた知花と夫・悟は、周囲の人々に見守られながら、それぞれ思いがけない行動に出る。
近年耳にすることが多くなった発達障害を扱い、その見識を世に広めるに良い社会派なドラマ。
基本的に優しさに溢れ困難に寄り添って生活する様を描いていてなかなか良い。
百田夏菜子は演技が上手いし、落合モトキが珍しくいい人役なのも嬉しい。
5点。


・今夜はコの字で Season2(BSテレ東)
中村は、“コの字酒場”を知り尽くすフードコーディネーター・田中恵子、浅香は恵子の大学の後輩で広告代理店に勤める吉岡としのりを演じる。
酒場放浪記みたいな渋いタイプの店を舞台にしたグルメ系恋愛ドラマ。
前シリーズも酒が飲みたくなるなかなかいいドラマだったのでそれを引き継ぎつつ恋愛模様は大分発展してて見応えあり。
この規模のドラマで中村ゆりと浅香航大はなかなか充実のキャスティング。
6点。


・卒業タイムリミット(NHK)
卒業式を3日後に控えた高校で教師・水口里紗子(滝沢カレン)が誘拐され、 生徒の黒川良樹(井上祐貴)の元に差出人不明の挑戦状が届く。同じ挑戦状で集められた同級生と真相を探る中、水口の別の顔や生徒の抱える問題が明らかになる。
新設されたNHK夜ドラの第一弾。
朝ドラとは違って青春のサスペンスでこの枠にはピッタリの内容だった。
かなり謎めいているしタイトル通りにカウントダウンなクライム・サスペンスだし。
ちゃんと没入させてくれたしフリに対するオチも妥当だった。
井上祐貴、桜田ひより、西山潤、紺野彩夏、滝沢カレンなど将来性を感じるキャスティングも好感度。
特に紺野彩夏は最近急上昇なので。
6点。


・全力!クリーナーズ(ABCテレビ)
社会の汚れをきれいにする“闇の掃除屋”「クリーナーズ」の活躍を描く痛快青春オリジナルドラマ。就職活動中の“ごっちん”こと豪徳寺優(高橋優斗)は、ある日、小学校時代の親友・“はじめちゃん”こと一橋はじめ(井上瑞稀)と再会し、半ば強引に謎のチームに勧誘される。
自警団的なヒーローモノ、妥当に見れるがアイドルドラマの枠なので面白がる程ではなかった。
4点。


・何かおかしい(テレビ東京)
生放送中のラジオブースを舞台に、気にも留めていなかったわずかな違和感が、思わぬ悲劇を巻き起こす。
ラジオ局が舞台で極端描写とは言え生生しさもあり独特なホラーで結構好みでした。
怖さと言うより不気味さのホラーでまさに「何かおかしい」というタイトルそのままでした。
世にも奇妙な物語に近いですかね。
好きな樋口日奈が出ていたのも嬉しかった。
5点。


めちゃくちゃ面白いと思えるドラマは無く、むしろスベってるなという印象のドラマのほうが多かった。
サブカル的に斬新みたいなドラマも見当たらなかった。
元彼の遺言状、吉祥寺ルーザーズ、正直不動産、悪女(わる)、マイファミリーあたりは期待通りに面白かった。

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