世の中には虚勢を張る人が居る。
僕のように他人の現場で働き、時期が来たらまた別の現場に行くような身分にとってはその辺は意外に厄介だったりする。
はじめからグイグイとタメ口で来るタイプの人、
偉そうな態度をしようとする人、
めっちゃ苦手である。
自分は昔から年齢より結構若く観られるので、
昔からこのパターンはよく遭った。
しかし30も半ばになると相手も気にせずグイグイと来る。
年齢とかじゃなく . . . 本文を読む
幼い頃の親父という人間の記憶が余り無い。
日曜日の昼には兄と親父と3人で何時も外食をした。
それなりに共に過ごした時間はあるが、
どういう人間だったのか?それがわからなかった。
母親がスパルタでなかなか存在感が大きかったので
父親まで視線が届いていなかったのか?
そもそもおじいちゃんとばかり一緒に居たので
親父は家族の中で最も遠くに居る存在だった。
僕は幼い頃から生意気だったので親父に2回ほど . . . 本文を読む
先日、映画を見終わって携帯の電源を入れると父からメールが来ていた。
おばあちゃんが亡くなったとの事。
100歳と8ヶ月。
去年の秋頃から食事も水分も取れなくなっており、
年を越すのも難しいと言われていた。
十分覚悟していたが5月まで頑張った。
100歳まで生きただけではなく、
90歳過ぎまで全然元気だった。
なにより他のお年寄りと違ったのは全然ボケていなかった事。
90歳過ぎても、
自分が . . . 本文を読む
昔の仕事の同僚だった友人に子供が生まれた。
とてもめでたい素敵な出来事である。
定職にもつかず、人生をさ迷っていた20代の頃に出会った友人。
あの頃の僕らには家庭を持つなんて遠い事のようだった。
しかしみんな着実に家族を築いている。
学生時代から特別だった2人の友人にも既に子供が居る。
かつて僕の恋人であった女性たちにも子供が居る。
僕だけがいつまでたっても遠くに居る。
サウンドノベルゲー . . . 本文を読む
人間はニュースの虜だ。
ニュースを欲しがる。
ニュース番組が無い日が無い。
無きゃ無いでむりやりニュースを作る。
世間のニュースや個人的のニュース色々だが、
定期的に必ず大きいのは僕の所へやってくる。
不謹慎だが自分と無関係の大事件は大抵人々のテンションを上げてしまう。
そして昨日一番の友人に結婚の報告をされた。
かつて共に夢を見、共に貧乏時代をすごした特別な男である。
何となくお互い独身 . . . 本文を読む
昨日、産まれたての我が友の赤子を見に病院に行ってきた。
畑に囲まれた田舎風景の中に大きな病院の建物が馴染んでいた。とても穏かな良い天気で、始めて行った場所なのに、なんだか懐しい気持ちになった。
昼前、面会時間外に行ったもので、チトやましい気持ちで病院の人に見つからないようにコソコソと建物に入った。B館の4階などとの情報を得ていたので歩腹前進(気持的には)でそこまで辿り着き、受付の前に立った。し . . . 本文を読む
先程、友人から「無事子供が産まれた。」との報告がありました。
その友人とは4年近く共に暮らしていたので、家族同然の関係です。その嫁も学生時代から仲良くしている友人です。僕にとってはこれほど近しい夫婦は居ないわけで、とても喜ぶべき嬉しい出来事です。
この世にまたかけがえの無い命が誕生したわけです。我々も皆、例外無くそんな感じで産まれてきたわけです。
ひとりでは何もできず、誰かに助けられて人間は大きく . . . 本文を読む