未だに夜布団の中に居ると奇妙な感覚に襲われる。
旅の中での自分と今の自分が同一人物だったのか?
己すらよくわからないので世界のことはよくわからない。
どこでも入れ替わる事無く、
チェスキー・クルムロフで寝ていた自分が今の自分と同一人物とは実に奇妙。
数ヶ月前はチェコの田舎町で夜露に濡れる芝生を見ながらビールを飲んでいた。
人生とはまさに筋書きのないドラマで何が起きるのかわからない。
この先何 . . . 本文を読む
人生には冒険があった方がいい。
それはキレイ事のようなフレーズでそんなに否定されるような言葉でもない。
しかし多くの人は冒険をしない。
30後半で長年勤めた会社を、次の仕事のアテもないのに辞める。
海外経験もノウハウも無いのにいきなり独りで2ヶ月半バックパッカーをする。
その日の宿も取らずに、時には野宿、健康ランドの休憩室で仮眠したりしてあてもなく日本を放浪する。
やはりあてもなくバイクで東北 . . . 本文を読む
今現在もエピローグの中を生きているような。
そんな気分になるほど、
やはり旅は壮大だった。
成田空港で飛行機の乗り方も知らない僕が、
ただ往復の航空券だけを持ってイタリアへと飛んでいったのである。
外国の文化も言葉もまるで知らず。
今考えても相当無謀な旅であった。
もう一度やれと言われても出来ない。
あの航空券はバンジージャンプだった。
死ぬほど怖かった。
しかしもうそうしなければ生きれない . . . 本文を読む
たった2年半前にあんなだった日本。
しかし今人々は再び自分の事ばかり。
己の利害に必死に生きている。
忘れてるわけじゃないだろうけど、
風化しつつあることは確かである。
津波の被災地は凄いが、
やはり深刻に思えたのは福島である。
あちこちで土をこそいで袋に詰めてまとめている。
2年半こんな作業をしていて、この先も半永久的にこんなことをするのであろう。
あんな山だらけの土地でそれを網羅するのは . . . 本文を読む
昼過ぎから自分主催のフットサルがあるので朝早くに親戚宅出発する予定。
ちゃんとした朝食を用意してもらい、お土産も貰い。
親戚のおばさんにとても良くしてもらって恐縮である。
4時間かけて帰ってギリギリフットサルに間に合った。
徐々に馴染みの地名、風景になっていくのはホッとする。
一週間とはいえ冒険だった。
世界を観てきたが、
今見るべき、今しか見れないものがそこにはあるだろうと、
東 . . . 本文を読む
朝起きてルートを調べる。
福島の海側を越えるのはとても大変なので、 内陸のルートを目指すことにする。
するとその道中には栃木県の那須町があった。
そこには親戚とパリで知り合った友達が居る。
そんなわけで急遽親戚の家に寄らせてもらうと連絡をすると、
泊まったら?と言われたのでお言葉に甘えて泊まらせてもらう事にする。
そうして友達の仕事終わりに会うことにする。
ちょっと強引だったけどふた . . . 本文を読む
下のロビーであまちゃんを観て早めの出発。
予定ではこの日は一番走らなければならない。
しかし前日より最高気温が10度も下がっていた。
寒かった。
この旅の最終目的地は話題の久慈市と決めていた。
久慈市の海女センターを目指す。
かなりローカルな空気感になりゴツゴツな日本海沿いのような北三陸を行く。
予定通りな時間帯に到着。
どっぷりとあまちゃんで観ていた風景だらけ。
すっかりこじんまりと . . . 本文を読む
前日からの偏頭痛がまだ残っていて具合が悪化しないように気をつけて走った。
とてもあたたかい気候で昼は汗ばむほどだった。
仙台から間もなく、石巻に行くとまさに被災地。
ここがかつて街だったとは信じられない程の状況。
がんばろう石巻の看板の所に震災の情報を観れる場所があったのでそこを訪れる。
荒野になってしまった町の跡地にぽつんとある。
野ざらしだけど簡単なビデオや写真が見れる。
津波の . . . 本文を読む
カプセルホテルなのに朝食付きでなかなかいい感じ。
あまちゃんを観て朝食を食ってチェックアウト時間ギリギリまで休んで出発。
海沿いを北に走る。
想像してた通りだが、震災の傷跡が徐々に見える風景になっていく。
だんだん精神的にも来るものがあった。
そして原発周辺、立入禁止区域まで行く。
当然止められそこの若い警察さんたちと少し喋る。
迂回道路の地図をもらう。
コレが想像を大きく上回るほ . . . 本文を読む
毎日ぐーたらしていてこのままではいけないと毎日思っていた。
心の奥底にふつふつと抱えていた願望があった。
震災後の東北を観てみたい。
バイクの旅をしてみたい。
腰が痛くなったらバイク旅じゃヤバ過ぎる。
俺のバイクはそんなに走れるのか?
壊れたら、パンクしたらどうしよう・・・。
この世はそんなネガティブな理由で溢れている。
だからみんな旅をしないのであろう。
しかしヨーロッパ放浪で捨てることを . . . 本文を読む
この日もゆっくりと実家で目覚めた。
何故かうなぎをご馳走するのが最近の両親の定番なのか?
有名なうなぎ屋さんにわざわざ予約を取ってくれていたので昼に向かった。
自分じゃ絶対に食べないような高級国産うなぎで美味しかった。
何か上品で落ち着いたお店がある意味合いがようやく分かり始めてきている。
自分は節約家で贅沢嫌いで貧乏根性こそが自分のポリシーだったけど、
年齢的にいつまでもそうでは居られない気 . . . 本文を読む
前日ばたんきゅーだったので朝にシャワーを浴びてくつろぐ。
久々に実家を堪能している。
東京からほど近いが故郷がある幸せを感じる。
小田原を堪能するために両親とともに昼は早川港へ。
三太郎寿司でランチ。
どれも美味しくて新鮮で非常にコストパフォーマンスが良い。
コレゾ小田原の食だね。
小田原で生まれ育ったが、こういう良さを地元を離れて知るのである。
日本中を旅して再び地元の良さを知るのである。
. . . 本文を読む
遅くてもう宿を取る気もなくなったので夜中中ダンサー達の練習を見てだべっていた。
途中空腹を満たすためラーメン屋にて油そばを食した。
四日市もやっぱり夜の街だった。
日本の地方都市ってこういうケースが多いな、と勉強になった。
遂に野宿、夏だし初の野宿。
まあ眠るわけじゃなくダンスを観ながら座り込んで酒を飲んでいた。
若者たちに偉そうに人生論を説いていた。
うるるん滞在記な気分。
途中からやってき . . . 本文を読む
まったりとカプセルホテルを後にして神戸をぶらりすることに。
まずは前日友人に勧められた異人館を巡る。
受付で説明を受けるが、日本の観光名所は親切でよく出来ていると感心する。
異人館は幾つかの建物が点々とあるのだが、
各建物で間違い探しもやっていてとても楽しくて素敵な観光地だった、好きです。
間違い探しの報酬はベイカーストリートを真似た庭でホームズのグッズだった。
僕は最近本物のベイカースト . . . 本文を読む
早めに目覚めたがせっかくなので居心地のいい旅館を堪能する。
そして旅館を去る。
チェックアウト時にパンと缶コーヒーをもらった。
案内所へ行き小豆島の回り方を聞く。
皆さん親切に教えてくれる。
バスの乗り継ぎ方法とバスの乗り場まで案内してもらった、プロだった。
案内係の方オススメのバス乗り放題のパスを買い、乗り込んだバスでパンとコーヒーを頂く。
最初のアート作品へ、なかなかのスケール。
そこ . . . 本文を読む