ブレット・トレイン
を観ました。
世界一運の悪い殺し屋レディバグが請けたミッション、それは東京発の超高速列車“ゆかり号”でブリーフケースを盗み、次の駅で降りること。
簡単な仕事のはずが、次から次へと“ゆかり号”に乗ってくる殺し屋たち。
彼らに狙われ、降りたくても、降りられない!
最悪な状況の中、列車はレディバグと殺し屋たちを乗せたまま終着点・京都へと走る…
やがて明らかになる乗り合わせた10人の過去と因縁。
そして京都で待ち受ける世界最大の犯罪組織のボス=ホワイト・デス!
思いもよらない展開が連続するミステリー・アクション!
デヴィッド・リーチ監督です。
デッドプール2でお馴染みの監督ですね。
めちゃくちゃ巧妙で複雑でハイテンポでコメディでぶっ飛んでて先鋭的なテイストで。
正直この手の路線は20年前くらいに開花し始めた印象があるので今では逆に古いと思われかねないタイプだが。
それを正面からやって面白くするには制作陣にかなりのセンスが必要だと思います。
そして実際に相当面白かったです。
原作は伊坂幸太郎ですが読んでいません。
大ファンなので初期から結構なところまでは欠かさず読んで映像化もすべて観てきましたがちょっと最近はご無沙汰です。
ファンタジーな日本舞台で現代劇でありながら何処かSFな雰囲気でいい感じでした。
日本人じゃないキャストが片言の日本語で日本人役をやるのは昔から苦手ですが、好きな人は居ないと思いますが。
地名や小道具や背景やらは現実の日本なのにこのちょっとファンタジーな舞台設定によりそれが気になりにくくなってました。
なので片言の日本語はキル・ビル的にわざとな可能性も疑いました。
映像もかなり爽快な仕上がりで、漫画チックに文字が入ったりカメラ目線になったりと。
いいセンスでの遊びが沢山あっていい感じでした。
劇場で観るにふさわしい映像作品でした。
相当ハイテンポでかなり複雑で入り組んだ展開なのに見事にわかりやすく見せていました。
AがBに仕掛けた罠にCが引っかかってDが得するみたいな展開の連続で。
100個くらいの要素に100個くらいの伏線回収。
幻想的になったりありえないミラクルが起きても不思議と違和感無くなっていたり。
とあるもの目線でこの複雑過ぎる物語を華麗におさらいしたり。
たった2時間ほどの映画なのに終盤に妙な達成感みたいなノスタルジックすら覚えるような凄い展開でした。
個人的にはこういう網の目状に交錯する群像劇は大好きです。
主演はブラッド・ピットでしたが一番好きなタイプのブラピでした。
とことん不運に見舞われるけど深刻さは無く、ウィットでコミカルでびっくりするようなミラクルな幸運があったり。
ルックスは未だに最高にカッコいいしアクションも多いですが所作も全部かっこいいです。
この人を目的にしても十分見る価値ある程でした。
ブライアン・タイラー・ヘンリーとアーロン・タイラー=ジョンソンが双子の殺し屋設定で。
普通の映画なら噛ませ犬的に思ってしまいそうなのにめちゃくちゃキレ者でエピソードの濃度も素晴らしかったです。
映画の終盤には二人のファンになってしまいそうな素晴らしさでした。
アンドリュー・小路が最初にストーリーをすすめる役でしたが。
比較的陽キャが多い作品の中で貴重な暗い幸薄キャラで印象的でした。
日本人役なのにキル・ビルみたいな片言なのが最初はちょっと嫌でしたが作風的にありでした。
真田広之がどちらかと言うと主人公側の裏ボス的ポジションで素晴らしい存在感でした。
渡辺謙に続いてすっかりハリウッドの成功者になった印象ですがめちゃくちゃカッコいいですね。
ジョーイ・キングが女子高生のフリをした超あざとい狡猾な殺し屋でした。
見た目がめちゃくちゃ可愛いのでついつい応援したくなるキャラでした。
その他も曲者だらけで非常に印象に残るキャスティングでした。
人生で繰り返し見たくなるであろう極上のエンターテイメントでした。
そんなわけで9点。
を観ました。
世界一運の悪い殺し屋レディバグが請けたミッション、それは東京発の超高速列車“ゆかり号”でブリーフケースを盗み、次の駅で降りること。
簡単な仕事のはずが、次から次へと“ゆかり号”に乗ってくる殺し屋たち。
彼らに狙われ、降りたくても、降りられない!
最悪な状況の中、列車はレディバグと殺し屋たちを乗せたまま終着点・京都へと走る…
やがて明らかになる乗り合わせた10人の過去と因縁。
そして京都で待ち受ける世界最大の犯罪組織のボス=ホワイト・デス!
思いもよらない展開が連続するミステリー・アクション!
デヴィッド・リーチ監督です。
デッドプール2でお馴染みの監督ですね。
めちゃくちゃ巧妙で複雑でハイテンポでコメディでぶっ飛んでて先鋭的なテイストで。
正直この手の路線は20年前くらいに開花し始めた印象があるので今では逆に古いと思われかねないタイプだが。
それを正面からやって面白くするには制作陣にかなりのセンスが必要だと思います。
そして実際に相当面白かったです。
原作は伊坂幸太郎ですが読んでいません。
大ファンなので初期から結構なところまでは欠かさず読んで映像化もすべて観てきましたがちょっと最近はご無沙汰です。
ファンタジーな日本舞台で現代劇でありながら何処かSFな雰囲気でいい感じでした。
日本人じゃないキャストが片言の日本語で日本人役をやるのは昔から苦手ですが、好きな人は居ないと思いますが。
地名や小道具や背景やらは現実の日本なのにこのちょっとファンタジーな舞台設定によりそれが気になりにくくなってました。
なので片言の日本語はキル・ビル的にわざとな可能性も疑いました。
映像もかなり爽快な仕上がりで、漫画チックに文字が入ったりカメラ目線になったりと。
いいセンスでの遊びが沢山あっていい感じでした。
劇場で観るにふさわしい映像作品でした。
相当ハイテンポでかなり複雑で入り組んだ展開なのに見事にわかりやすく見せていました。
AがBに仕掛けた罠にCが引っかかってDが得するみたいな展開の連続で。
100個くらいの要素に100個くらいの伏線回収。
幻想的になったりありえないミラクルが起きても不思議と違和感無くなっていたり。
とあるもの目線でこの複雑過ぎる物語を華麗におさらいしたり。
たった2時間ほどの映画なのに終盤に妙な達成感みたいなノスタルジックすら覚えるような凄い展開でした。
個人的にはこういう網の目状に交錯する群像劇は大好きです。
主演はブラッド・ピットでしたが一番好きなタイプのブラピでした。
とことん不運に見舞われるけど深刻さは無く、ウィットでコミカルでびっくりするようなミラクルな幸運があったり。
ルックスは未だに最高にカッコいいしアクションも多いですが所作も全部かっこいいです。
この人を目的にしても十分見る価値ある程でした。
ブライアン・タイラー・ヘンリーとアーロン・タイラー=ジョンソンが双子の殺し屋設定で。
普通の映画なら噛ませ犬的に思ってしまいそうなのにめちゃくちゃキレ者でエピソードの濃度も素晴らしかったです。
映画の終盤には二人のファンになってしまいそうな素晴らしさでした。
アンドリュー・小路が最初にストーリーをすすめる役でしたが。
比較的陽キャが多い作品の中で貴重な暗い幸薄キャラで印象的でした。
日本人役なのにキル・ビルみたいな片言なのが最初はちょっと嫌でしたが作風的にありでした。
真田広之がどちらかと言うと主人公側の裏ボス的ポジションで素晴らしい存在感でした。
渡辺謙に続いてすっかりハリウッドの成功者になった印象ですがめちゃくちゃカッコいいですね。
ジョーイ・キングが女子高生のフリをした超あざとい狡猾な殺し屋でした。
見た目がめちゃくちゃ可愛いのでついつい応援したくなるキャラでした。
その他も曲者だらけで非常に印象に残るキャスティングでした。
人生で繰り返し見たくなるであろう極上のエンターテイメントでした。
そんなわけで9点。