ひどくどんよりと曇った空。
僕はトボトボと歩く自分の後ろ姿をコソコソと追いかけている。飴の舐めすぎで口の天井と舌が痛んでいる。
少し歩くと開けた田舎風景に辿り着き、そこを流れる小さな川沿いを行く。
人がどこにも見当たらない道を、さらさらと流れる川を見ながら歩く。
確か昨日ひどい腹痛に襲われ、意識を無くし・・・。
それで今朝目覚めてから僕は医者を探し歩いているのだ。
川沿いに小さな医院があることを何 . . . 本文を読む
パッションを観た。
ブレイブハートの監督、主演。その他リーサル・ウェポンシリーズでお馴染のメル・ギブソン監督の作品。
メル・ギブソンは基本的に時代劇、大河ドラマが好きですな。
この映画は、キリストさんが弟子のユダ君の裏切りで捕えられ、拷問を受け、言われの無い罪で十字架に磔にされるってお馴染のストーリーをシリアスに描いた作品ね。
かなり壮絶な拷問シーンなど、生々しくて痛々しくて、目を背けたくなるよ . . . 本文を読む
昨日の早朝だがチャンピオンズリーグの決勝が行なわれ、僕は寝ずにLIVEで観ていた。
結果はリヴァプールが3点差を追いついての奇跡の勝利だった。ミラン好きの僕にとっては残念な結果だったのだが、サッカーの面白さを改めて思いしらせてくれたような試合だった。
前半開始直後、最短記録となったマルディーニのゴールを始め、前半だけでミランが3ー0とリードし、試合内容からいってもリヴァプールにはとても勝ち目はな . . . 本文を読む
ドッグ・ヴィルを観た。
とても変わった映画だった。舞台はアメリカの田舎町なのだが、実際の町を使うのではなくセットのような狭い舞台の上で3時間近い映画が描かれている。しかも家を区切る壁も、木や犬も無い。地面に地図のように描かれているだけ。しかし役者たちはあるテイで演技をしている。ドアは無いがドアを開け閉めする演技はしている。つまりいつのどんな場面でも20人近い住人たちが背景として存在する、リアルタ . . . 本文を読む
今日は会社を休み、世田谷にある歯医者に行った帰りに、下北で途中下車ぶらり旅をしてきました。
僕は昔から下北の街が好きで、なんというか芸術文化や、お洒落さや、サブカルな雰囲気がとてもいいです。あとどことなく貧乏臭い感じもよいと思います。
本日も特にあては無くぶらぶらし、古着屋を見たり、雑貨屋を見たり、飯を食ったりしました。
そして行きつけのヴィレッジで友達へのプレゼントやスクーターズのCDや揃え途 . . . 本文を読む
今日の昼、心とは裏腹に空腹のアピールをする胃の奴に誘われて会社を出た。
最近つけ麺にはまっている。
あちこちのつけ麺を食べ歩いている事もあり、僕はつけ麺を食べようと決めていた。まー昨日の晩飯もつけ麺だったのだが・・・、偏食だ。
天気予報によると今日の東京の最高気温は24度。あたたかくて絶好のつけ麺日和だった。暫く歩き、目当てのつけ麺屋に辿り着いた。前々から気になっていたのだが、今まで一度も行ったこ . . . 本文を読む
キッチン・ストーリーを観た。
北欧の映画。ノルウェーやスウェーデンが舞台。
新しい家具の開発のために、スウェーデンの学者さんがノルウェーの独身男性の台所生活を調査するって話。調査員は決っして被験者と話したり手伝ったりしてはいけないってルール。
そして料理をしない頑固ジジイの担当になった主人公とそのジジイが徐々に心を通わせていくほのぼのしたお話。
年配の人間同士の友情がいい感じで描かれています。
. . . 本文を読む
ブラウン・バニーを観た。
バッファロー66でお馴染のヴィンセント・ギャロの作品。相変わらずひとりで制作、監督、脚本、主演、美術、編集なんかをやっている。完全に彼の世界観の中での作品。かなりの賛否両論映画だと思います。とくに否の方が強そうだけど。
話は終始主人公のギャロ演じるバイクレーサーのバド君が失恋の失意の中で、レースをしながらアメリカをひとり車で転々としている様子をセリフも音も無く、淡々と描 . . . 本文を読む
さよなら、クロを観た。
学校で飼われた犬のクロを巡る感動物語。
学生運動とかの時代の長野の田舎の学校が舞台で妻夫木君演じる亮介君が犬を拾ってきて学校でみんなで飼い始める。恋あり、友情あり、そのすべてをいつも学校と一緒に見守っていたクロて話。
基本的に犬の映画ってズルいよね。白い犬とワルツをとか盲導犬クイールとか、全部泣けるよね。
(実家でだけど)犬を飼ってる僕としては、犬見ただけウチの犬思い出 . . . 本文を読む
16歳から18歳。僕は苦悩していた。
僕は私立の付属高校に入学した。とても厳しい高校で、女子と話してると先生に殴られた、毎朝校門で服装検査をされた、カラオケに行くと停学になった。バンドがしたかったのに禁止だった(学校に隠れライブハウスでやっていたが)。全ての自由は奪われ、僕の描いていた憧れの、理想の高校生活はそこには無かった。
僕は深く絶望していた。
ひとり考え込む時間が増え、作曲を勢力的にするよ . . . 本文を読む
免許を取りたての頃、よく意味もなく夜中に一人、車を走らせてあちこちに出掛けたものだ。
憂鬱な気持ちの時、悲しい気持ちの時、夜中のドライブが処方箋のように良く効いた。
僕がひいきにしていたのは鎌倉や江ノ島やらそこら辺。湘南の海岸沿いの道路はたまらなくよい。あそこは昼に走ってもよい。普段は全然聞かないサザンやFMヨコハマなんかをカーステレオから流しながら走ると、それはもはや言葉にする必要のない程の情 . . . 本文を読む
「ボウリング・フォー・コロンバイン」は、みなさん一度は観るべき映画だと思う。
1999年4月20日、アメリカ、コロラド州のコロンバイン高校で起きた銃乱射事件を追いかけたドキュメンタリー映画だ。
映画は全体的に、視聴者に対しての問題提起。そしてアメリカはどうかしている、という風に持っていかせるつくりになっている。マイケル・ムーアの根性ある突撃取材がとても良い。
このコロンバイン高校の事件は決っしてア . . . 本文を読む
僕の好きな芸人に元チュパチャップスの"ほっしゃん。"がいる。確かナイナイと同期で天然素材なんかでも活躍していた。が、しばらくあまり見かけなくなっていた。しかし最近またR-1グランプリ優勝など、活躍の場を増やしている。
彼についている冠は奇跡の芸人。まさしくそんな感じの芸人だ。おそらく天才なんだろうけど、なんとも言えない天然の空気感も漂わせている。喋ってよし、体張ってよしの芸人である。
今週の雨トー . . . 本文を読む