TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ
を観ました。
フツーの高校生・大助は、同級生のひろ美ちゃんのことが大好き。修学旅行中のある日、大助は不慮の事故に遭ってしまう。目覚めるとそこは―深紅に染まった空と炎、ドクロが転がり、人々が責め苦を受ける、ホンモノの【地獄】だった!! なんで俺だけ!? まだキスもしたことないのに、このまま死ぬには若すぎる!!
慌てる大助を待ち受けていたのは、地獄農業高校の軽音楽部顧問で、地獄専属ロックバンド・地獄図を率いる赤鬼のキラーK。
キラーKによると、なんと、えんま様の裁きにより現世に転生するチャンスがあるという!
キラーKの“鬼特訓”のもと、生き返りを賭けた、大助の地獄めぐりが幕を明ける!!!!!
大好物の宮藤官九郎監督・脚本の映画です。
今回はクドカンらしさ全開なロックを使いながら地獄を舞台に、
でいつも通りな中二病的な要素ふんだんで。
ロックも中二病も自分の大好物なのでこの辺を上手に表現するクドカンには毎度やられてしまいます。
ただただ好きな女の子の為に生き返りたい、輪廻転生したいという願望のみ。
展開的には大きな起承転結があるわけではなく、
小ネタ的な小さめのエピソードがいくつも語られる感じです。
サラッと残酷なルールや事実が告げられたり、
それを軽く受け止められたり。
もうイチイチ面白いです。
小ネタ、小ボケ、笑いの詰め方は相当な量だったと思います。
シュールからベタから。
もう声を出して笑ってしまいました。
ダレるシーンもほぼ無くひたすらテンポの良いコメディです。
ちょっと静かになるシーンは自分にはたまらない素敵な青春に満ちていました。
ちょっとしたささやかなエピソードにも裏があり、
木更津キャッツアイみたいに反対側の人間目線での同じシーンが描かれる感じは大好きです。
ガイ・リッチー方式という感じですね。
地獄を独特の感じで描いていますが、もうこの辺はほぼ長編コントと言っていいでしょう。
鬼フォン、鬼パッドや地獄の農業高校等イチイチフザケています。
因みにツッコミも無かったですが、鬼パッドをピンチアウトしようとして全然出来ないシーンは笑えました。
神木隆之介は見事に子役から成長していますが、一番得意な感じの役をやっていましたね。
そこまでコメディ要素が強い感じはありませんが器用にこなしていたと思います。
ツッコミ役でもありツッコまれるボケでもあり。
ダブル主演の長瀬智也かなりクセの強い役どころで。
しかも生きてた時とキャラが全く違うのでほぼ一人二役です。
クドカンワールドにはピッタリのボケキャラですね。
好きな桐谷健太は程よく馬鹿なキャラでらしさはよく出ていました。
ドラムを叩く役は何度か観ていますが今作でもドラムでした。
このスキルは役者として大きいですね。
大好きな清野菜名は赤鬼だったので見た目の可愛さが余り伝わらなかったですが、
何か独特の可愛さはありました。
売れていることがちょっと疑問な森川葵もこれだけクドカンに重宝されると流石に好きになってきます。
その成長した姿を宮沢りえがやってましたが、意外に似ていて何か納得でした。
宮沢りえはあまりボケをやらないそこそこ真面目なキャラでした。
クドカン作品常連の古田新太は今作は閻魔大王という大きい役どころでした。
流石によくわかってる感じでささやかな笑いをポンポン入れるのはいいですね。
荒川良々、皆川猿時などの常連組はどんどんすごい役をやるようになってきて、
めちゃくちゃ面白かったです。
予想外に尾野真千子もかなり面白かったです。
そしてクドカンが音楽も手がけているので流石にカッコいいです。
エンドロールも音楽全開で。
どういう事情でエンドロールが字幕だけになるパターンと、
エンドロールまで映像で楽しませるパターンになるのかはわかりませんが、
今作はエンドロールまで完全に楽しませてくれるので嬉しいです。
クドカン作品は大抵そうですね。
面白かったシーンを上げるとキリが無いくらい笑いが多かったですが、
備忘録的にボン・ジョヴィ、フレームアウトするじゅんこ、セックスの上のボタン、ピンチアウトできない鬼パッド、死んだ兄のエロ本でオ◯ニー、
などはなかなかの爆笑でした。
そして目的はただ好きな女の子への淡い気持ち。
何か思春期的なその一途さ。
地獄に落ちて何度も輪廻してまた地獄に落ちて、
そんな凄まじい道を辿って少しずつ好きな女の子に近づいていく。
急に素敵なラストシーンにふと泣きそうになってしまいました。
こんな恋をしたいな、ってキュンとしてしまいました。
笑って泣けました。
まあ僕以外に泣く人は居ないと思う映画ですが。
そんなわけで8点です。
を観ました。
フツーの高校生・大助は、同級生のひろ美ちゃんのことが大好き。修学旅行中のある日、大助は不慮の事故に遭ってしまう。目覚めるとそこは―深紅に染まった空と炎、ドクロが転がり、人々が責め苦を受ける、ホンモノの【地獄】だった!! なんで俺だけ!? まだキスもしたことないのに、このまま死ぬには若すぎる!!
慌てる大助を待ち受けていたのは、地獄農業高校の軽音楽部顧問で、地獄専属ロックバンド・地獄図を率いる赤鬼のキラーK。
キラーKによると、なんと、えんま様の裁きにより現世に転生するチャンスがあるという!
キラーKの“鬼特訓”のもと、生き返りを賭けた、大助の地獄めぐりが幕を明ける!!!!!
大好物の宮藤官九郎監督・脚本の映画です。
今回はクドカンらしさ全開なロックを使いながら地獄を舞台に、
でいつも通りな中二病的な要素ふんだんで。
ロックも中二病も自分の大好物なのでこの辺を上手に表現するクドカンには毎度やられてしまいます。
ただただ好きな女の子の為に生き返りたい、輪廻転生したいという願望のみ。
展開的には大きな起承転結があるわけではなく、
小ネタ的な小さめのエピソードがいくつも語られる感じです。
サラッと残酷なルールや事実が告げられたり、
それを軽く受け止められたり。
もうイチイチ面白いです。
小ネタ、小ボケ、笑いの詰め方は相当な量だったと思います。
シュールからベタから。
もう声を出して笑ってしまいました。
ダレるシーンもほぼ無くひたすらテンポの良いコメディです。
ちょっと静かになるシーンは自分にはたまらない素敵な青春に満ちていました。
ちょっとしたささやかなエピソードにも裏があり、
木更津キャッツアイみたいに反対側の人間目線での同じシーンが描かれる感じは大好きです。
ガイ・リッチー方式という感じですね。
地獄を独特の感じで描いていますが、もうこの辺はほぼ長編コントと言っていいでしょう。
鬼フォン、鬼パッドや地獄の農業高校等イチイチフザケています。
因みにツッコミも無かったですが、鬼パッドをピンチアウトしようとして全然出来ないシーンは笑えました。
神木隆之介は見事に子役から成長していますが、一番得意な感じの役をやっていましたね。
そこまでコメディ要素が強い感じはありませんが器用にこなしていたと思います。
ツッコミ役でもありツッコまれるボケでもあり。
ダブル主演の長瀬智也かなりクセの強い役どころで。
しかも生きてた時とキャラが全く違うのでほぼ一人二役です。
クドカンワールドにはピッタリのボケキャラですね。
好きな桐谷健太は程よく馬鹿なキャラでらしさはよく出ていました。
ドラムを叩く役は何度か観ていますが今作でもドラムでした。
このスキルは役者として大きいですね。
大好きな清野菜名は赤鬼だったので見た目の可愛さが余り伝わらなかったですが、
何か独特の可愛さはありました。
売れていることがちょっと疑問な森川葵もこれだけクドカンに重宝されると流石に好きになってきます。
その成長した姿を宮沢りえがやってましたが、意外に似ていて何か納得でした。
宮沢りえはあまりボケをやらないそこそこ真面目なキャラでした。
クドカン作品常連の古田新太は今作は閻魔大王という大きい役どころでした。
流石によくわかってる感じでささやかな笑いをポンポン入れるのはいいですね。
荒川良々、皆川猿時などの常連組はどんどんすごい役をやるようになってきて、
めちゃくちゃ面白かったです。
予想外に尾野真千子もかなり面白かったです。
そしてクドカンが音楽も手がけているので流石にカッコいいです。
エンドロールも音楽全開で。
どういう事情でエンドロールが字幕だけになるパターンと、
エンドロールまで映像で楽しませるパターンになるのかはわかりませんが、
今作はエンドロールまで完全に楽しませてくれるので嬉しいです。
クドカン作品は大抵そうですね。
面白かったシーンを上げるとキリが無いくらい笑いが多かったですが、
備忘録的にボン・ジョヴィ、フレームアウトするじゅんこ、セックスの上のボタン、ピンチアウトできない鬼パッド、死んだ兄のエロ本でオ◯ニー、
などはなかなかの爆笑でした。
そして目的はただ好きな女の子への淡い気持ち。
何か思春期的なその一途さ。
地獄に落ちて何度も輪廻してまた地獄に落ちて、
そんな凄まじい道を辿って少しずつ好きな女の子に近づいていく。
急に素敵なラストシーンにふと泣きそうになってしまいました。
こんな恋をしたいな、ってキュンとしてしまいました。
笑って泣けました。
まあ僕以外に泣く人は居ないと思う映画ですが。
そんなわけで8点です。