メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

東北の今

2013年09月29日 | 魂の旅立ち
たった2年半前にあんなだった日本。
しかし今人々は再び自分の事ばかり。
己の利害に必死に生きている。

忘れてるわけじゃないだろうけど、
風化しつつあることは確かである。

津波の被災地は凄いが、
やはり深刻に思えたのは福島である。

あちこちで土をこそいで袋に詰めてまとめている。
2年半こんな作業をしていて、この先も半永久的にこんなことをするのであろう。
あんな山だらけの土地でそれを網羅するのは不可能に思えてしまう。

言い方が悪いかも知れないが、今は滅びてしまったような風景が沢山あった。

自分が思ったことは、震災以降”復興”という言葉を沢山聞いてきた。
しかし何をもって復興というのだろうか?
また同じ場所で同じように暮らすことだろうか?
元通りにしたら再び同じ災害が繰り返される可能性がある。

堤防のようなものがあちこちに作られていた。
きっと今後美しい海は見えにくくなるであろう。

汚染地域はもう何百年、何千年と暮らせないだろう。
どうやって元に戻すのだろうか?
もっと具体的な復興計画を提示して欲しいなと思えた。
そうすれば金銭的な協力がもっと得られるのではないだろうか?
と思った。

原発に関しては、
色んな要因があるのだろうけど、あんなに壊滅的だった女川町の原発は無事だったのに、
福島第一原発が駄目だったのはちょっと腑に落ちないのが素直な気持ちだった。
両方の町を見て、こっちの原発がアウトでこっちの原発がセーフとはにわかには信じられない状況でした。

とにかく生で観た結論。
東北以外の人間はもう済んだことのように思いがちな震災。
しかし何一つ復興はしていないなと。
前進は瓦礫が無くなったことくらいだろうか?
規模も違うが、阪神大震災の時のようには行っていない。

それを忘れて生きていてはいけない。
己の利害はもう少し先のことである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。