”金曜日
翌日の花火大会に備え、場所取りへ”
数日前から後輩2人と花火大会に備え場所取りをする約束をしていた。
仕事を終えて夜、後輩の車に荷物を積んでいざ出発。家からほど近い花火会場の江戸川の河川敷に到着。
前日だというのに既にあちらこちらで場所取りが行われていた。
われわれも適当にいい場所を確保してさっさと河川敷を後にした。
その後3名様でファミレスに行きビールを飲みながら3時間位ダベっていた。
時計の針がてっぺんを越えたので解散して帰った。
ほろ酔い気分で眠った。
楽しい気分で眠った。
”土曜日
夜空を飾るもの”
我が家のソニー製のテレビジョンが壊れていたので、以前依頼した修理の方々が朝やってきた。
すぐ壊れたソニー製のテレビジョンに腹を立てていたが、アフターサービスの良さに気分は晴れ晴れ。
この土地に引越してきてもう大分経った。
毎年、花火大会の日がやってくる。
駅前でみんな集合。スーパーでつまみと酒を買う。
まだ明るいうちに前日確保した場所へ行き、買い込んだビールとつまみを頂いてほろ酔い気分で花火を待った。
時が来ると花火が上がり、すっかり暗くなった夜空にその輝きを放つ。
打ち上げ場所の近くに場所を取ったせいで、花火カスがたくさん降っていた。
我々の話も盛り上がり、そこそこの時間に解散して帰った。
やはり夏と言えば打ち上げ花火だね。
あとはあっつい日に海水浴でも行ければ最高だ。
夏は花火で始まり花火で終わる。
夏なんて一日しかないような気分になったりする。
打ち上げ花火の儚さがまるで夏を象徴してるようだ・・・。
”日曜日
夏の日は魔法”
朝からうだるような暑さだった。
久々に彼女とでかけようと思ったのだが、いざ自転車に乗っても行き先候補がなかなか浮かばない。
僕は思い切って「遠くに行こう」と言う。
駅とは逆の方へ。
まず途中ペットショップに寄ったがあまりに犬達が吠えてうるさいので何も買わずに店を後にした。
博物館に行こうと思う。
汗ばむ肌に夏を感じながら自転車を走らせる。
あたりはすっかり田舎の風景。
農家の大きな家、つぶれたコンビニ、大きすぎる静かなガソリンスタンド、夏の森。
目指していた博物館に到着。
夏のくっきりした木陰に自転車を止め博物館へと入る。
大きいがあまり利用されていないローカルな博物館。
自分の住む町の歴史を学ぶ。
森の蝉の声、暇そうにしている事務所の人達、あまり面白くなさそうな町の資料達、ローカルなコンサートのポスター、クーラーが良く効いた静かな館内。そんなものに小学校時代の夏休みに戻ったような感覚を覚えジーン。
敷地内のそこそこ大きな森を歩けるのでそこを歩く。
すっかり不慣れになった昆虫達の歓迎を受ける。
博物館を後にして再び自転車をこぐ。
途中のスーパーで涼んだりしながら家に帰った。
クーラーで部屋を冷やしながらアイスを食べる。
まだまだ明るい夕方。
疲れのせいか”ちびまるこ”を見ながら寝てしまった。
数時間後「ドーン、ドーン・・・」と花火の音が聞こえ目が覚める。
部屋は真っ暗だが、そんな音が聞こえると何処でそいつが上がっているのか気になって再び夏の夜を彼女と共に自転車をこぐ。
遥か遠くの方に花火が見えた。
僕はどうしても花火の下まで行きたくなった。
花火が終わるまで、できるだけ近くまで行きたくなった。
”打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?”みたいな気分で。
花火を追いかけて自転車をこぐので知らず知らずに未知の土地へと迷いこむがお構いなしに花火を目指す。
かなり大規模な花火でそれなりの距離でも見てる人達も居て、何よりとても綺麗だった。
一生懸命走ったのだが残念ながら花火の下には辿り着けず、寂しい静寂の中を戻る事にした。
お腹が空いたので何処かでご飯を食べようと彷徨ったが、なんだかんだ迷ってる内に映画館へたどり着きM.I.Ⅲを観ることになった。
かなり割高な映画館のフードをいただきながら映画鑑賞。
なかなかハラハラする面白い映画だった。
思わぬ夏の冒険をして、日付も変わった頃家に戻った。
ぐーたらな僕は普段はほとんど動かない。
僕は夏が大好きなのである。
もうすぐ誕生日も来る。
本当は旅行したり、仲間と遊んだり、海へ行ったり・・・。
もっと夏を満喫したいのだが、年とともに夏をもてあまし、気がつくと何もないまま夏は終わっている。
夏はとっても切なく僕をジーンとさせるのだ。
”僕らは歩くよ 何処までも行くよ
何だか知らないが 白髪になってね
誰かに会うとしたら それは そう ミラクル!”
翌日の花火大会に備え、場所取りへ”
数日前から後輩2人と花火大会に備え場所取りをする約束をしていた。
仕事を終えて夜、後輩の車に荷物を積んでいざ出発。家からほど近い花火会場の江戸川の河川敷に到着。
前日だというのに既にあちらこちらで場所取りが行われていた。
われわれも適当にいい場所を確保してさっさと河川敷を後にした。
その後3名様でファミレスに行きビールを飲みながら3時間位ダベっていた。
時計の針がてっぺんを越えたので解散して帰った。
ほろ酔い気分で眠った。
楽しい気分で眠った。
”土曜日
夜空を飾るもの”
我が家のソニー製のテレビジョンが壊れていたので、以前依頼した修理の方々が朝やってきた。
すぐ壊れたソニー製のテレビジョンに腹を立てていたが、アフターサービスの良さに気分は晴れ晴れ。
この土地に引越してきてもう大分経った。
毎年、花火大会の日がやってくる。
駅前でみんな集合。スーパーでつまみと酒を買う。
まだ明るいうちに前日確保した場所へ行き、買い込んだビールとつまみを頂いてほろ酔い気分で花火を待った。
時が来ると花火が上がり、すっかり暗くなった夜空にその輝きを放つ。
打ち上げ場所の近くに場所を取ったせいで、花火カスがたくさん降っていた。
我々の話も盛り上がり、そこそこの時間に解散して帰った。
やはり夏と言えば打ち上げ花火だね。
あとはあっつい日に海水浴でも行ければ最高だ。
夏は花火で始まり花火で終わる。
夏なんて一日しかないような気分になったりする。
打ち上げ花火の儚さがまるで夏を象徴してるようだ・・・。
”日曜日
夏の日は魔法”
朝からうだるような暑さだった。
久々に彼女とでかけようと思ったのだが、いざ自転車に乗っても行き先候補がなかなか浮かばない。
僕は思い切って「遠くに行こう」と言う。
駅とは逆の方へ。
まず途中ペットショップに寄ったがあまりに犬達が吠えてうるさいので何も買わずに店を後にした。
博物館に行こうと思う。
汗ばむ肌に夏を感じながら自転車を走らせる。
あたりはすっかり田舎の風景。
農家の大きな家、つぶれたコンビニ、大きすぎる静かなガソリンスタンド、夏の森。
目指していた博物館に到着。
夏のくっきりした木陰に自転車を止め博物館へと入る。
大きいがあまり利用されていないローカルな博物館。
自分の住む町の歴史を学ぶ。
森の蝉の声、暇そうにしている事務所の人達、あまり面白くなさそうな町の資料達、ローカルなコンサートのポスター、クーラーが良く効いた静かな館内。そんなものに小学校時代の夏休みに戻ったような感覚を覚えジーン。
敷地内のそこそこ大きな森を歩けるのでそこを歩く。
すっかり不慣れになった昆虫達の歓迎を受ける。
博物館を後にして再び自転車をこぐ。
途中のスーパーで涼んだりしながら家に帰った。
クーラーで部屋を冷やしながらアイスを食べる。
まだまだ明るい夕方。
疲れのせいか”ちびまるこ”を見ながら寝てしまった。
数時間後「ドーン、ドーン・・・」と花火の音が聞こえ目が覚める。
部屋は真っ暗だが、そんな音が聞こえると何処でそいつが上がっているのか気になって再び夏の夜を彼女と共に自転車をこぐ。
遥か遠くの方に花火が見えた。
僕はどうしても花火の下まで行きたくなった。
花火が終わるまで、できるだけ近くまで行きたくなった。
”打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?”みたいな気分で。
花火を追いかけて自転車をこぐので知らず知らずに未知の土地へと迷いこむがお構いなしに花火を目指す。
かなり大規模な花火でそれなりの距離でも見てる人達も居て、何よりとても綺麗だった。
一生懸命走ったのだが残念ながら花火の下には辿り着けず、寂しい静寂の中を戻る事にした。
お腹が空いたので何処かでご飯を食べようと彷徨ったが、なんだかんだ迷ってる内に映画館へたどり着きM.I.Ⅲを観ることになった。
かなり割高な映画館のフードをいただきながら映画鑑賞。
なかなかハラハラする面白い映画だった。
思わぬ夏の冒険をして、日付も変わった頃家に戻った。
ぐーたらな僕は普段はほとんど動かない。
僕は夏が大好きなのである。
もうすぐ誕生日も来る。
本当は旅行したり、仲間と遊んだり、海へ行ったり・・・。
もっと夏を満喫したいのだが、年とともに夏をもてあまし、気がつくと何もないまま夏は終わっている。
夏はとっても切なく僕をジーンとさせるのだ。
”僕らは歩くよ 何処までも行くよ
何だか知らないが 白髪になってね
誰かに会うとしたら それは そう ミラクル!”