メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

災難は予想外の場所からやってくる

2010年07月11日 | 切ない事の話
昨日お天気の中、知人の家へはるばるバイクで向かおうと爽やかに部屋のドアを開けた。

僅か2週間前に空気を入れたのにまた減っている。
コレはパンクかもしれないと急遽目的地とは逆の、行きつけのバイク屋へ点検してもらおうと駆け込んだ。
しかし今日は混んでいるので1時間以上待たされるという。
仕方なく翌日の昼に予約を入れ帰り、知人宅には電車で向かった。

そして今日、早起きしてしまったので、途中ラーメン屋に寄ったり古本屋を覗いたりしながらバイク屋に予定時間に辿り着く。
点検はすぐ終わりパンクの可能性があると言われた。
過去のパンク修理の箇所と近いのでタイヤ交換を薦められ簡単な見積りをされた。
ちょうど自分のバイクのリアタイヤはリコール品なので換えてしまおうと作業員に伝えた。
「だったらこのタイヤはおそらくリコールになっていると思うので、換えてください」と。
その僕の言葉に対応するすべを持たない若い作業員君はそういった事はウチでは出来ません、などと言う。
いや出来ると思うんですけどという僕の押しに負け、上司みたいのを連れてきた。
そしてやはりリコール品なので無料交換出来ると回答された。

1時間ほどの作業時間を伝えられ僕は汚くしょぼい休憩室でPSPをしながら時間を待った。
すると予定時間よりはやく作業員君が現れ、作業中に誤ってハンドブレーキのワイヤーを切ってしまいました。
元々劣化していたのが原因ですがこちらで切ってしまったので部品代さえ出してもらえれば工賃はサービスするという。
じゃあお願いしますと言ったが、作業時間が結構かかってしまうんですよ・・・と申し訳なさそうに言われた。
どれくらいですか?と聞くと2、3時間と答える。
すでに1時間半ほどこの退屈な空間で待っているというのにさらに3時間は地獄。
代車を用意すると言うが、雨が降りだしている。
こんな雨の中結構距離のある自宅に一回帰りまた来るなんてアホらし過ぎる。
しかたないと待つことにした。

そして待つこと数時間、やはり作業はもっとかかってしまうと上司らしきものが伝えに来る。

肉体労働者らしくみんな接客業ながらあまりしゃべりが上手くない。
分り易く僕を怒らせないように、誤魔化すようなしゃべりをする。
僕は働く人、特に肉体労働者は働くことの原点のようでリスペクトしているので、極力我慢した。

結局今日中には直せないので今日はハンドブレーキ無しで帰って頂き後日また修理に来て欲しいと言われた。
夜中のワールドカップの事も考え、とにかく帰りたかったのでそれで構わないと言った。

そして結局僕はその地獄のように退屈な休憩室で5時間を過ごさせられた。
PSPの電源なんてとうに切れていた。

帰りは多少のフラストレーションで雨に濡れながらパン屋でヤケ買いして、そのままずぶ濡れで選挙に行き帰った。
ラストのラスト、自宅の駐輪場の僕のバイクを置く場所に誰かがチャリを止めていた。
雨も降っていたので車庫入れしながら器用にその自転車をどかそうと思ったら倒れた。
初めてビッグスクーターを倒してしまった。
こんな重たいもの一度倒れたら終わりだと恐れながら2年半ほど乗ってきた。
そんな恐れていた事が起きてしまった。

試しにバイクを立てようと軽くチャレンジするが重い。

強い雨の中、下敷きになって痛む左足。
今日一日の理不尽に爆発した。
おーりゃー!!!と怒りの力を使ってバイクを持ち上げたらあっさりと立った。

われながら怒りのパワーに驚いた。

しかし切ない日曜日だった。

来週バイク屋に行ったらちょっとキレてみようと思っています。

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