旅の終わり

この日もゆっくりと実家で目覚めた。

何故かうなぎをご馳走するのが最近の両親の定番なのか？
有名なうなぎ屋さんにわざわざ予約を取ってくれていたので昼に向かった。

自分じゃ絶対に食べないような高級国産うなぎで美味しかった。
何か上品で落ち着いたお店がある意味合いがようやく分かり始めてきている。
自分は節約家で贅沢嫌いで貧乏根性こそが自分のポリシーだったけど、
年齢的にいつまでもそうでは居られない気がしている。

夕方まで家で愛犬、愛猫と戯れる
夕方おやじに駅まで送ってもらう。

別れ際に一言だけ
「もう少し帰ってこいよ」
と言われた。

最近の旅の締めは特に親しい友人と酒を飲む事にしている。
情けないが、そこが日常と非日常を繋ぐに最適に思えるのである。

泥酔してしまったので別の友人も呼び出し移動して飲んだ。
その先でもちょっと盛り上がって余計泥酔してしまった。

始発までカラオケ、富士そばで本当に体力ゼロで久々の自分の部屋に帰宅。
この体力を使い果たした感じが嫌いじゃ無い。

2013年、夏。
一生忘れられない、久々に真っ黒に日焼けした夏だった。
本当に本当に忘れられない、夏の思い出となった。