メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

なんとなく、春の一日

2005年04月15日 | なんとなく書いてます
今日は小春日和の見本みたいな良い天気だったので、お昼に上野公園を散歩してきました。
ついこの間まで満開に咲いていた桜もほとんど散っていて、ピンクと緑の混じりあったような色付きでした。
まだ花見をしてる人々もちらほら居ましたが、みなさん穏かに季節の移ろいを楽しんでいるようでした。
僕は写真などを撮りながら日頃ロクな物を映さない網膜に多少栄養をくれてやりました。
ピクニック。
あまり元気のいい緑の中に居たりすると、なんだか負けたような気分になります。

「鳩にエサをあげないで」という看板のそばで、鳩にエサをあげてるおっさんが居た。



先週の土日には箱根温泉に行き、毎日の仕事の疲れをお湯に溶かしてきました。
太陽がまだ少し余韻を残す夕闇の中、露天風呂に浸かり、竹やぶをただボーッと眺めていると、
時々鶯の鳴く声が聞こえ素敵でした。いつしか夜でした。
なんとも透明な時間でした。



僕は大学を出た後、就職しなかったもので、同じように就職しなかった気の合う友と3人で一緒に暮し、
ひどく貧乏でしたが、夢のある青春などを過しました。
今はそれぞれが、それぞれの道を行き、バラバラに暮しています。

夢などはほとんど 叶いません。
夢の追求を許された人間など、ほんの一握りです。
しかし、たとえ叶わなくとも、夢のある人は、無い人よりは幸せだと思います。
なにはなくとも、それで良しです。
なので僕はいい歳して未だに夢を抱いて生きています。

もうすぐ、その友達の一人に子供が産まれます。
彼にはもう家族があります。
なんとも感慨深いです。
20代後半にもなると、昔一緒にバカをして青春したような友達に子供が産まれたりすることが、まれにあります。
人生ってやつの何たるものか、いつか僕も自分の子供と出会ったりするのでしょうか・・・。


とにもかくにも、春とは良く言われるように、始まりと終りの混ざったような季節な感じで、なんだか少し寂しい気持ちにもなります。
桜がなんとも象徴的です。
こんな時期にお勧めの映画は、岩井俊二監督の「四月物語」。
お勧めの音楽は、ROCO
お勧めの芸人は、ケンドーコバヤシ



「楽しい思い出が死んだとか、そんな事じゃなく、ただ時間だけが死んでゆく」



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