パッドマン 5億人の女性を救った男
を観ました。
インドの小さな村で新婚生活を送る主人公の男ラクシュミは、貧しくて生理用ナプキンが買えずに不衛生な布で処置をしている最愛の妻を救うため、清潔で安価なナプキンを手作りすることを思いつく。
研究とリサーチに日々明け暮れるラクシュミの行動は、村の人々から奇異な目で見られ、数々の誤解や困難に直面し、ついには村を離れるまでの事態に…。
それでも諦めることのなかったラクシュミは、彼の熱意に賛同した女性パリーとの出会いと協力もあり、ついに低コストでナプキンを大量生産できる機械を発明する。
農村の女性たちにナプキンだけでなく、製造機を使ってナプキンを作る仕事の機会をも与えようと奮闘する最中、彼の運命を大きく変える出来事が訪れる――。
R. バールキ監督です。
インドのヒット映画は非常に大衆向けで、長尺でハズレが無いイメージがあるので、
それなりに期待して観に行きましたが案の定、期待通りのクオリティでした。
インド映画ならではの大袈裟な演出。
BGMベースでハイペースに物語を伝えるお約束の手法。
このBGMベースで紙芝居的にハイペースで物語を展開させるので、
ただでさえ長尺なのにより多くの情報を映画に詰め込むことに成功してますね。
古い風習に囚われ生理になった女性が損をするシステムのインドの田舎町で、
唯一くらいに近代的な思想を持つ主人公。
男女が不平等で輸入モノのナプキンが高すぎるが故に毎月大変な思いをする妻やその他の女性を救いたいという。
ただただピュアで当たり前の願いがまるで理解されず。
変質者として虐げられ村を追放されるほど。
それでもピュアな主人公は必死に研究開発して一人で自力でまともなナプキンを開発する術を手にするお話です。
中盤以降はアップダウンが強い展開でほぼ満席の場内はなかなかの涙模様でした。
普通の映画ならばここでクライマックス、、、ってところでも更に落として更に上げてはインド映画の文化ですね。
正直、そのピュアさに非常に感動はしました。
最近の大ヒットインド映画はインドに蔓延する古い習慣を非常に善の目線で改善しようという内容が多い印象です。
今作もそうですね。
主人公から見るとくだらないからくり人形が出すお供え物に行列して無駄金を使う人々に疑問を抱いたりします。
正直、日本人や先進国の人々の目線は主人公と一緒だと思うので、
古い習慣に過剰に囚われヒステリックになる周囲の人々はかなり歯がゆいです。
タイトルが既にネタバレですが、そんな状況から完全なる大逆転劇。
ただそれでも山谷が多いです。
レディースデイやらレディースセットやら。
正直社会的には女性の方が恵まれていてズルい!という目線を強めに持っていた自分ですが、
今作を見て、女性は根本的にこうした生理的な困難を常に乗り越えて暮らしていると思うとすっかり反省しました。
この主人公が言うように、全然男女が平等じゃないという訴えにすっかり感化されました。
女性にはこうして生きるだけでかかってしまうコストがあるので、他でバランスを取るのは当然ですね。
生き物としては圧倒的に女性が中心で男はその衛星に過ぎないですね。
だから今後はもっともっと女性を尊重して生きていこうと思いました。
そして大ヒットしたからと言ってお金儲けをしてしまうと安いナプキンを開発した意味が結局なくなてしまうというピュアな考えに感動です。
みんなが真似出来ないと駄目、投資や融資を受けるとどこかで大金が使われナプキンの値上げにつながるから駄目という見事な思想。
ものすごい成功者なのに貧乏という、信念のみをブレずに追いかけたまさにヒーローでした。
実在のモデルが居ますが、映画にして然るべき人物だと思います。
とても感銘を受けました。
主演のアクシャイ・クマールは見事な演技で最適なキャスティングに見えました。
一見おバカに見えて不器用で、それでいて実にピュアに核心を突く感じは痛快でした。
真っ直ぐな性格ゆえにとても不幸な目にあいますが、それゆえに大成功にもたどり着く皮肉な物語でもありました。
そのパートナー役のソーナム・カプールがめちゃくちゃ美人で最高でした。
インドの大ヒット映画には自分の知らない超美女が出てくることが多いのでそれも一つの楽しみです。
毎度言いますが、インドの美女って本当に美女です。
映画のクオリティや演出はそこまで高評価では無いですが、
扱ったテーマとその伝え方は非常に見事でした。
そんなわけで8点。
を観ました。
インドの小さな村で新婚生活を送る主人公の男ラクシュミは、貧しくて生理用ナプキンが買えずに不衛生な布で処置をしている最愛の妻を救うため、清潔で安価なナプキンを手作りすることを思いつく。
研究とリサーチに日々明け暮れるラクシュミの行動は、村の人々から奇異な目で見られ、数々の誤解や困難に直面し、ついには村を離れるまでの事態に…。
それでも諦めることのなかったラクシュミは、彼の熱意に賛同した女性パリーとの出会いと協力もあり、ついに低コストでナプキンを大量生産できる機械を発明する。
農村の女性たちにナプキンだけでなく、製造機を使ってナプキンを作る仕事の機会をも与えようと奮闘する最中、彼の運命を大きく変える出来事が訪れる――。
R. バールキ監督です。
インドのヒット映画は非常に大衆向けで、長尺でハズレが無いイメージがあるので、
それなりに期待して観に行きましたが案の定、期待通りのクオリティでした。
インド映画ならではの大袈裟な演出。
BGMベースでハイペースに物語を伝えるお約束の手法。
このBGMベースで紙芝居的にハイペースで物語を展開させるので、
ただでさえ長尺なのにより多くの情報を映画に詰め込むことに成功してますね。
古い風習に囚われ生理になった女性が損をするシステムのインドの田舎町で、
唯一くらいに近代的な思想を持つ主人公。
男女が不平等で輸入モノのナプキンが高すぎるが故に毎月大変な思いをする妻やその他の女性を救いたいという。
ただただピュアで当たり前の願いがまるで理解されず。
変質者として虐げられ村を追放されるほど。
それでもピュアな主人公は必死に研究開発して一人で自力でまともなナプキンを開発する術を手にするお話です。
中盤以降はアップダウンが強い展開でほぼ満席の場内はなかなかの涙模様でした。
普通の映画ならばここでクライマックス、、、ってところでも更に落として更に上げてはインド映画の文化ですね。
正直、そのピュアさに非常に感動はしました。
最近の大ヒットインド映画はインドに蔓延する古い習慣を非常に善の目線で改善しようという内容が多い印象です。
今作もそうですね。
主人公から見るとくだらないからくり人形が出すお供え物に行列して無駄金を使う人々に疑問を抱いたりします。
正直、日本人や先進国の人々の目線は主人公と一緒だと思うので、
古い習慣に過剰に囚われヒステリックになる周囲の人々はかなり歯がゆいです。
タイトルが既にネタバレですが、そんな状況から完全なる大逆転劇。
ただそれでも山谷が多いです。
レディースデイやらレディースセットやら。
正直社会的には女性の方が恵まれていてズルい!という目線を強めに持っていた自分ですが、
今作を見て、女性は根本的にこうした生理的な困難を常に乗り越えて暮らしていると思うとすっかり反省しました。
この主人公が言うように、全然男女が平等じゃないという訴えにすっかり感化されました。
女性にはこうして生きるだけでかかってしまうコストがあるので、他でバランスを取るのは当然ですね。
生き物としては圧倒的に女性が中心で男はその衛星に過ぎないですね。
だから今後はもっともっと女性を尊重して生きていこうと思いました。
そして大ヒットしたからと言ってお金儲けをしてしまうと安いナプキンを開発した意味が結局なくなてしまうというピュアな考えに感動です。
みんなが真似出来ないと駄目、投資や融資を受けるとどこかで大金が使われナプキンの値上げにつながるから駄目という見事な思想。
ものすごい成功者なのに貧乏という、信念のみをブレずに追いかけたまさにヒーローでした。
実在のモデルが居ますが、映画にして然るべき人物だと思います。
とても感銘を受けました。
主演のアクシャイ・クマールは見事な演技で最適なキャスティングに見えました。
一見おバカに見えて不器用で、それでいて実にピュアに核心を突く感じは痛快でした。
真っ直ぐな性格ゆえにとても不幸な目にあいますが、それゆえに大成功にもたどり着く皮肉な物語でもありました。
そのパートナー役のソーナム・カプールがめちゃくちゃ美人で最高でした。
インドの大ヒット映画には自分の知らない超美女が出てくることが多いのでそれも一つの楽しみです。
毎度言いますが、インドの美女って本当に美女です。
映画のクオリティや演出はそこまで高評価では無いですが、
扱ったテーマとその伝え方は非常に見事でした。
そんなわけで8点。