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空席

2006年01月12日 | 音楽
「空席 作詞/作曲 真島昌利

空席には誰がやってくるんだろう
空席には誰がやってくるんだろう

夜歩く誰もいない 空車のタクシーが通る
マルクス・レーニン主義的 エンジンでぶっ飛ばしてく

空席には誰がやってくるんだろう
空席には誰がやってくるんだろう

唯新論の迷路 悲観主義者の理想は
半円描いてあわだつ ミルクセーキに溶けてった

空席には誰がやってくるんだろう
空席には誰がやってくるんだろう

わかるには時間が足りない 感じるのは一瞬だが
ひねもすのたりとりあえず ブートレッグを聞いている

空席には誰がやってくるんだろう
空席には誰がやってくるんだろう

誰も来ないかもしれない そんな気も少しはしてる
かなわなかった約束が 腰をおろすのかもしれない

クールベ風の並木道には ミレー風の日が落ちていく
アイスクリ-ムは溶けたけれど 謎はついに解けなかった

空席には誰がやってくるんだろう
空席には誰がやってくるんだろう
空席には誰がやってくるんだろう
空席には誰がやってくるんだろう」

これは1994年に発表された真島さんのソロアルバム「人にはそれぞれ事情がある」に収録されている名曲です。
当時の僕といえば受験戦争真っ只中で、まんまと受験ノイローゼになりやがり、心の支えはブルーハーツだけでした。
当時燃えていたバンド活動も休止していたし、仲良しだった恋人といつもマーシーのソロアルバムなんかを地球の一番はげた場所で聞いていました。
生きてる事の意味なんかをやたらと考え、死というものがやたらリアルになっていくお年頃で、僕は苦悩の渦に飲み込まれ、毎日運命の分かれ道に出会い、全ての時間において混乱していました。
勉強と引き換えにほとんど全ての欲望を抑圧したため、孤独の世界に一人暮らしでした。
「もう駄目だ」と思うことも何度もありましたが、夢の大学生活を夢見たり、ロックスターになった自分を思い浮かべたりしたりして、これからのことを想像してにやけたりしながら、踏ん張っていました。

空席には誰がやってくるんだろう?ってつぶやきながら。

空席はいつまで経っても埋まる事は無いから、今でもそう思ってるけどね。

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