芥川龍之介の短編です。
とある眠れない夜、何となく読んでみました。
まるで予備知識も無くDS文学全集の中で何となく選んで読んだのですが、なかなか僕には衝撃的でした。
読んでて相当意味不明といいますか、通常の物語を漠然と期待して心構えしてしまうので、それとは相当かけ離れたものだと気づきます。
読んでいるうちに何とも衝撃的な断片が多々出てきます。
そもそも冒頭の手紙のようなメッセージが妙に心にこびりついてました。
誰かの生い立ち、当人の目線で見たような文体。
死をじっと見つめて不毛な思考をしたり、自殺を試したり。
全体的に何とも朦朧したような文章。
なるほどコレは自伝なのか?とそこでうっすら思いました。
非常に短い本なのであっという間に読み終えてしまいましたが、かなり尾を引くモノがありました。
気になったので調べてみたら案の定芥川龍之介が死んだ後に発見された遺書的な自叙伝だったのですね。
まるで知らない時代に生きた人も、僕らと変わらず苦悩してそれぞれの結論にたどり着いているのですね。
今の僕とほぼ同じ年齢の時に書かれたものなので妙に染み入るモノがありました。
急に芥川龍之介に関心が湧いて、今まで読んできた芥川龍之介作品の見方が一気に変わってしまいました。
それほど力のある本でした。
8点。
眠れない夜、僕はますます眠れなくなりました。
とある眠れない夜、何となく読んでみました。
まるで予備知識も無くDS文学全集の中で何となく選んで読んだのですが、なかなか僕には衝撃的でした。
読んでて相当意味不明といいますか、通常の物語を漠然と期待して心構えしてしまうので、それとは相当かけ離れたものだと気づきます。
読んでいるうちに何とも衝撃的な断片が多々出てきます。
そもそも冒頭の手紙のようなメッセージが妙に心にこびりついてました。
誰かの生い立ち、当人の目線で見たような文体。
死をじっと見つめて不毛な思考をしたり、自殺を試したり。
全体的に何とも朦朧したような文章。
なるほどコレは自伝なのか?とそこでうっすら思いました。
非常に短い本なのであっという間に読み終えてしまいましたが、かなり尾を引くモノがありました。
気になったので調べてみたら案の定芥川龍之介が死んだ後に発見された遺書的な自叙伝だったのですね。
まるで知らない時代に生きた人も、僕らと変わらず苦悩してそれぞれの結論にたどり着いているのですね。
今の僕とほぼ同じ年齢の時に書かれたものなので妙に染み入るモノがありました。
急に芥川龍之介に関心が湧いて、今まで読んできた芥川龍之介作品の見方が一気に変わってしまいました。
それほど力のある本でした。
8点。
眠れない夜、僕はますます眠れなくなりました。