円軌道の上をいつまでも転がる石
土星の周りを囲むみたいに意識の回りに輪を作る
無重力空間の中で僕はクロールをしてる
たいして進みもしない
眠る場所は何処だ
早くも木星の向こうからまぶしい太陽の光が差し込んできた
今夜もただ消えて行くのみだ
ひたっていられる程の時間も無く老いてゆく
そいつをかみ締める間も無く空白の中に混じる
生きている実感などない
この今、僕を包んでいる存在感そのものが幻かも知れない
何者も自発的に存在しているわけではない
ただ全てを飲み込む大きな流れが在る
その中で自覚は無く動物や植物や石や水や炎も等しくその運命を抱え各々の場所に在る
髪をのばしても、化粧をしても、体を鍛えても同じように運命がめぐる
それはあまりに些細な事柄だから
未来の何者かがたらした釣り糸に僕等はひっかかり
リールをくるくると、その瞬間に手繰りよせられているみたいだ
その引く力が僕等を乗せた星をくるくると回す
運命もくるくる、くどい程に廻る
星も運命を辿る
無邪気な子供の笑い声が
いつしか広大すぎるこの宇宙の空間の中に溶けて消える
確かな輪郭を抱いてコーヒーに注がれたクリームがマーブル模様に回転していつか混ざるみたいに
全てが何かに混ざって溶ける
結局僕等は消滅を目指しいやおう無しに背中を押され前進する
何も考えずに暮らしていたい
でも、悲しいことに
我輩は人間である
このくすぶる魂に名前はまだ無い
100年昔も1000年昔も新しい年がくる度に僕は空を見ていた
なんともつまらない事だろう
土星の周りを囲むみたいに意識の回りに輪を作る
無重力空間の中で僕はクロールをしてる
たいして進みもしない
眠る場所は何処だ
早くも木星の向こうからまぶしい太陽の光が差し込んできた
今夜もただ消えて行くのみだ
ひたっていられる程の時間も無く老いてゆく
そいつをかみ締める間も無く空白の中に混じる
生きている実感などない
この今、僕を包んでいる存在感そのものが幻かも知れない
何者も自発的に存在しているわけではない
ただ全てを飲み込む大きな流れが在る
その中で自覚は無く動物や植物や石や水や炎も等しくその運命を抱え各々の場所に在る
髪をのばしても、化粧をしても、体を鍛えても同じように運命がめぐる
それはあまりに些細な事柄だから
未来の何者かがたらした釣り糸に僕等はひっかかり
リールをくるくると、その瞬間に手繰りよせられているみたいだ
その引く力が僕等を乗せた星をくるくると回す
運命もくるくる、くどい程に廻る
星も運命を辿る
無邪気な子供の笑い声が
いつしか広大すぎるこの宇宙の空間の中に溶けて消える
確かな輪郭を抱いてコーヒーに注がれたクリームがマーブル模様に回転していつか混ざるみたいに
全てが何かに混ざって溶ける
結局僕等は消滅を目指しいやおう無しに背中を押され前進する
何も考えずに暮らしていたい
でも、悲しいことに
我輩は人間である
このくすぶる魂に名前はまだ無い
100年昔も1000年昔も新しい年がくる度に僕は空を見ていた
なんともつまらない事だろう