メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

日々は僕を何処へ連れ去るのだろうか?

2007年01月09日 | なんとなく書いてます
時は際限無く流れていくかのような錯覚を作る。

なんとなく待ちわびた正月もあっさりと過ぎ去って行った。
正月は好きではなくむしろ嫌いなのだが、仕事を休める事が嬉しい。

実家に帰ると新しく増えた家族、0歳8ヶ月の姪っ子を中心に全てがまわる。
わずか数日でもノイローゼになりそうなほど泣く。
それでも家族たちはかわいくてしょうがない。
親父やお袋は視界に孫が入る度にリアクションをする。
子供はそこに居るだけでみんなを幸せにする。
みんなが幸せならそれでいい。
俺なんてそこに居るだけでみんなを不幸せにするからね。
類稀なるマイナス思考。

親戚達とのお年始でお酒を飲む。
エリートの従兄弟は相変わらずエリートで海外勤務になっており、アメリカ生活の話を聞かされる。
僕はそれを羨み、自分の人生に虚しさを覚える。
しかしそんな生き方しかできなかったのだから仕方あるまい。

しかし長い休みのほとんどは、実家から持ち帰った大量の漫画とテレビ漬けになるだけの日々。
年末にsonyのスゴ録というやつを買ったのだが、こいつは賢くてお笑い番組やサッカー番組を勝手にバンバン録画していくので全部見るのに一苦労だ。
おかげで貴重な時間はどんどん削られた。
それはとても幸せな時間だったのだが、いつだって想像の遥か下で暮らしている僕だ。

最近習慣になっている散歩。
歩く距離はいつも通り尋常じゃないほどだ。
休みの間はほとんど毎日、夜中、3・4時間も星を見ながらひたすら歩いた。
なかなかの強風の中もひたすら歩いた。

心は少しずつ磨り減った。
最も残酷なものは現実だ。

去年の今頃はそこそこアカルイミライを見ていたのだが、そんなもんはもう決して見てはいけないのだと諭されたような2006年だった。
本当ならば今頃、僕のベットには嫁と、子供でも居るつもりだったのだが、愚かな自分がそれを許さない。
僕はいつも通りひたすら不幸へと邁進するのだ。

せっかくの年の初めだから抱負を抱いてみる。
400ccのバイクを買ってひとりイージーライダー、そしてイージューライダー。
できれば子供をもうける。
ピアノをもっと上手くなる。
ギターをもっと上手くなる。
シンセサイザーを始める。
曲を沢山書く。
ジムに通って肉体改造。
サッカーがもっと上手く、もっと走れるようになる。
たまには野球をしたい。
ボーリングで200を超える。
本を書く。
絵を描く。
一人旅をする。

とても三十路とは思えぬ抱負だが、俺なんて所詮永遠のシックスティーンだから、これからも子供の頃と同じ目標のまま生きてみる。
こんな目標のいくつを実現するだろうか?
一日は人生の縮図だ。
一日に1センチも進まない僕の人生は1センチも進まないのかもしれない。

時は際限無く流れていくかのような錯覚だ。
日々は僕を何処へ連れ去るのだろうか?

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