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ドラえもん のび太の月面探査記

2019年03月03日 | 映画
ドラえもん のび太の月面探査記
を観ました。


月面探査機が捉えた白い影が大ニュースに。のび太はそれを「月きのウサギだ!」と主張するが、みんなから笑われてしまう…。そこでドラえもんのひみつ道具<異説クラブメンバーズバッジ>を使って月の裏側にウサギ王国を作ることに。
そんなある日、不思議な少年・ルカが転校してきて、のび太たちと一緒にウサギ王国に行くことに。そこでのび太は偶然エスパルという不思議な力を持った子どもたちと出会。
すっかり仲良くなったドラえもんたちとエスパルの前に謎の宇宙船が現われる。エスパルはみんな捕えられ、ドラえもんたちを助けるためにルカも捕まってしまう!
はたしてのび太たちは
ルカを助けることができるのか!?


毎年恒例のドラえもん映画です。
昨年のドラえもん映画・のび太の宝島は長いドラえもん長編映画の歴史の中でもトップクラスのスケール感とクオリティでめちゃくちゃおもしろかったです。
興行収入の過去最高を記録した偉大な映画だったのでその次の作品として今作には若干の不安がありましたが。

決して悪くは無かったですが、やはり前作からはだいぶ下回りその落差は感じずにはいられませんでした。
毎回、長編映画の終わりに次回作の予告が流れるのでかなり早い段階で企画は出来ていたのでしょう。

展開はいつもどおり、人類未開の秘密の場所にドラえもんとのび太がすごい施設を作りそこに仲間たちを連れて行ってみんなで自由気ままに楽しむという。
僕らの子供時代から変わらない子供の秘密基地好奇心をマックスまでくすぐる展開です。
今回は月の裏側というかなり離れた場所で、そこもどこでもドアで行けてしまうのがすごいですね。

今回、大きな役割を果たすのは異説クラブメンバーズバッジという道具。
人々の間で異説として扱われてきた説を現実として実現してしまう道具でした。
バッジを付けている人だけに異説の世界が体験できるという、やってることはもしもボックスの劣化版な印象です。

展開は王道のフォーマット、秘密基地的な月の施設に不穏なことが起き始めたり。
謎の転校生が月の人間だったり。
そしてその子と友達になりその子のピンチを救ってあげようと立ち上がるのび太たちという流れです。

敵は一体なんなのか?というささやかなミステリーが毎度ありますね。

前作がドラえもん映画のフォーマットを超越した最高傑作的な作品だったので、
できればそれらを新たなフォーマットにしてほしかったですが。
今作はまた元々の王道パターンに戻った感じでした。

ゲスト声優は毎作ながら豪華キャストになってます。
この要素は作品ごとに育っている感じですね。

とかく広瀬アリスは最近声優で非常に印象的な仕事をしている気がしますが今作も素晴らしかったです。
キャラクターに命を吹き込むかのようなクオリティです。

柳楽優弥や吉田鋼太郎なんかもやっていて実にいい塩梅でした。

面白かったですが前作の印象が強すぎたって感じでインパクトは弱めでした。


そんなわけで5点。

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