メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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ハンガー・ゲーム

2012年10月02日 | 映画
ハンガー・ゲーム を観た。


独裁国家パネムは12の支配地区を完全服従させるため、毎年各地区から13歳~18歳の男女2名ずつ代表者を出し合い最先端都市キャピトルの闘技場で最後の一人になるまで殺し合いをさせるハンガー・ゲームを開催する。
貧しい第12地区のカットニス・エバディーン(ジェニファー・ローレンス)や恋人のゲイル(リアム・ヘムズワース)は抽選の時期に怯えていた。
しかしカットニスの妹プリムローズ(ウィロー・シールズ)が選ばれてしまったことで母親以上に家族を守ってきたカットニスは妹の代わりに出場すると宣言し、第12地区初めてのハンガー・ゲーム志願者となる。男子の代表は同級生のピーター・メラーク(ジョシュ・ハッチャーソン)。
カットニスは幼い頃から自分で狩りをして生きてきたので弓矢の腕は凄い、ピーターは人並み外れた腕力が武器。
ハンガー・ゲームはキャピトルの富裕層にとってはオリンピックのような壮大な娯楽コンテンツで、各地域で選ばれる代表者は英雄のように扱われハンガー・ゲームまでの期間訓練やTV出演に追われる。
そこで人気を得るとスポンサーが付きゲームを有利に進められるから媚びろと教育係のヘイミッチ(ウディ・ハレルソン)に指導される。
ヘイミッチには武器の扱いや戦い方や戦術などを教わりスタイリストのシナ(レニー・クラヴィッツ)はウケの良いコーディネートをしてくれ、カットニスの気持ちを上手に上げてくれる。
そして恐怖と緊張の中いよいよハンガー・ゲームの始まり。
カットニスとピーターはヘイミッチの指導通り序盤は武器や食料を手に入れるのを諦めて逃げまわって地道に戦っていく作戦を実行。
優勝候補の第2地区のケイトーはチームを組み、カットニスは丸腰で一人で逃げまわる。


ってお話。

なんか大々的に宣伝してたし、海外じゃヒットしてるって言うのでちょっと期待して観に行きました。
典型的な設定モノですね。
ちょっとイキガミを思い出させる設定です。
ゲームはバトル・ロワイアルそのものですけど。

設定ありきですが、その中で進む物語は殆どひねりの無いものですね。
想定の範囲内でアメリカ人大好きな大ドンデン返しとかも無いです。

まあ、なんかそれなりの新しいシリーズモノを作りたかったって感じがします。
先に言っちゃいますけど2に続くそうです。

演出はちょっと残酷になりそうなシーンは叙情的になったり、
ぼんやりとちょっと深みがある感じで表現してました。
まるでシン・レッド・ラインのような。

なんにせよ主役のジェニファー・ローレンスいいですねェ~。
アラ、いいですねェ~。
ウィンターズ・ボーンでいい演技してた子ですね。
若いながら家族を支えるキャラって、全くウィンターズ・ボーンと同じような境遇の役でした。
その健気な感じがかなりハマります。
何か超応援したくなるオーラ持ってますね。
演技も上手だし、深みのあるオーラ持ってるし。
この子しばらく売れていくでしょうね。
かなり好きになりました、もう一回ウィンターズ・ボーン観たくなりました。

一人小さな子が仲間になってたった二人でライバルグループと戦うんですけど、
まあ当然一人しか生き残らないのでその子も死んじゃうんですけど。
予想外にそのシーンで泣きそうになりました。
ホントベタベタな展開でしたが、女の子達の演技上手で危なかったです。

他はこれといって特筆すべき無いまあたまに見かけるハリウッドのアクションって感じですね。
色々と理不尽でどうも納得行かない細かい部分が幾つかありましたが、
根本設定モノなので、まあどーでもいいか、って感じです。


そんなわけで5点です。


まあ、お手軽に楽しめるのでは無いでしょうか。

国が民を服従させるために毎年若者達に最後の一人になるまで殺し合いをさせるような映画が観たいなー、って気分の時にオススメの映画です!

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