おとなの事情 スマホをのぞいたら
を観ました。
ある出来事をきっかけに結びついた3組の夫婦とひとりの独身男性。
彼らは年に一回集まって友情を育んでいた。
ところがある参加者の発言がきっかけで「スマホに届くメールと電話のすべてを全員に公開する」ゲームを始めることに。
後ろめたいことは何もないと言いながらも全員がスマホが鳴らないことを祈っている。
なぜなら、そこにいる誰もが“絶対に知られたくない秘密”を抱えていたから!
スマホに着信があるたびにパーティは修羅場と化していき、7人は想像もしなかった“決断”を迫られる!
光野道夫監督です。
世界中でリメイクされている物語で元はイタリアの映画だそうです。
短期間で世界中でリメイクされているということは秀逸な素材なのだと思います。
観るとたしかに簡素だけど引き込まれるコスパ良さそうな作品でした。
遊び心感じる序盤からなんかセンス良さそうなのが伝わりました。
そこから映像も綺麗だったので期待値はなかなかでした。
おしゃれなお店で円卓を囲んでのパーティ。
すごい親しいけどどういう関係の7人かは明かされず物語は動きだします。
何か闇を抱えてる感じの新婚の女の子がつもりにつもった状態で隠し事をしたくないからとお互いのスマホを公開し合うことを提案。
テイスト的にはリアリティが欲しい内容ですがちょっと強引な印象はありました。
まあそもそも展開的に強引さが必要なのでそこまで気にならなかったですね。
そこからは見事にドタバタコメディです。
序盤からわかりやすくいくつか伏線を張ってるので全然休まる間もなく夢中で見れました。
そもそも自分の心の一本であるキサラギが大好物なのでそれに近いフォーマットのものは好きです。
こういう密室の会話劇だけでその外側の世界まで表現するタイプ。
自分がもし映画を撮るなら一本目はこの手のものになる気がします。
やってる内容は結構ベタで予定調和的で個人的には特に裏切りは無かったですね。
この手の内容ならもっと衝撃のどんでん返しがあったほうが良いですが逆にこのくらいの塩梅が良いって人もいるかもですね。
非常に楽しいパーティに向かう高揚感、はじまりの盛り上がり、平和なパーティ。
そこからどんどんトラブルが起きて収集つかないくらい平和じゃなくなりますが。
個人的にはそこまでは結構見事に面白い会話劇だと思いましたが。
回収のフェーズ、起承転結の結の部分が急に説明じみてちょっと冷めました。
そもそも何の集まりなのか?という一番の種明かしがちょっともったいなかったという個人的な感想。
匂わすカットがいくつかあったので正直ネタバラシというかその説明は不要に思ったのですが。
関係性を知ってる人しか集まって無いはずなのに思い出話とはいえお互い同士に説明し合う感じは流石に不自然でした。
急にこの会を観ている、いないはずの人にベクトルが向くようで。
どんな映画でも説明説明したシーンはあまり好まないので。
ちょっとしたくだりで結構ハイセンスな会話があったのは好印象でした。
夫婦のあり方や関係性、こういう規模でのコミュニティでの社会性が上手く描写されている物語でした。
7人全員が主演という感じで特に誰が中心って感じも無いですが一応クレジット順では東山紀之でした。
ただきっかけは木南晴夏だったし、一番目立ってたのは田口浩正だった気がします。
東山紀之は一人だけ独身で主に夫婦を描いた物語の中で特別な存在でした。
正直あまり期待してなかったのですが実際観てみるとかなり見事な演技でした。
ハンサムなのに抜けてていじられキャラでとてもハマっていて驚きました。
普段のイメージが強すぎますがこういう役もハマることを示していくと良いですね。
常盤貴子はちょっと貧乏気味な夫婦の妻でとてもオープンなキャラクターでした。
自分世代では美人代表みたいなトップ女優でしたがすっかり役の幅が広がってこういうちょっと惨めな役も良いと思います。
田口浩正が常盤貴子の夫役で序盤に物語を転がす重要な役でした。
演劇チックですがいかにも隠し事があるのを必死に隠すドタバタっぷりで見応えありました。
木南晴夏がストーリーの柱でメンヘラでややこしくする役割で。
それでいながら実は一番強めなツッコミのポジションもやっていて素晴らしかったですね。
相変わらずルックスもとても魅力的だと思います。
淵上泰史が木南晴夏の夫役でしたがチャラくて頭悪いキャラでハマってました。
脇役で非常によく見かけますがいつも良い印象ですね。
カッコよくてスタイルも良くて結構好みです。
益岡徹はお金持ち夫婦の役で後ろの方で皆を見守る感じでした。
この中では振り幅が少なく大人の役でしっかりとした存在感でした。
鈴木保奈美はお金持ち夫婦の妻でプライド高くていかにもなキャリアウーマンでした。
自分世代には超青春の女優さんですがずっと変わらず美人でいてくれるのはありがたいですね。
とても好みのタイプの映画でした。
いい部分もちょっと惜しいって思う部分もありましたが全体的にシンプルに楽しめました。
そんなわけで6点。
を観ました。
ある出来事をきっかけに結びついた3組の夫婦とひとりの独身男性。
彼らは年に一回集まって友情を育んでいた。
ところがある参加者の発言がきっかけで「スマホに届くメールと電話のすべてを全員に公開する」ゲームを始めることに。
後ろめたいことは何もないと言いながらも全員がスマホが鳴らないことを祈っている。
なぜなら、そこにいる誰もが“絶対に知られたくない秘密”を抱えていたから!
スマホに着信があるたびにパーティは修羅場と化していき、7人は想像もしなかった“決断”を迫られる!
光野道夫監督です。
世界中でリメイクされている物語で元はイタリアの映画だそうです。
短期間で世界中でリメイクされているということは秀逸な素材なのだと思います。
観るとたしかに簡素だけど引き込まれるコスパ良さそうな作品でした。
遊び心感じる序盤からなんかセンス良さそうなのが伝わりました。
そこから映像も綺麗だったので期待値はなかなかでした。
おしゃれなお店で円卓を囲んでのパーティ。
すごい親しいけどどういう関係の7人かは明かされず物語は動きだします。
何か闇を抱えてる感じの新婚の女の子がつもりにつもった状態で隠し事をしたくないからとお互いのスマホを公開し合うことを提案。
テイスト的にはリアリティが欲しい内容ですがちょっと強引な印象はありました。
まあそもそも展開的に強引さが必要なのでそこまで気にならなかったですね。
そこからは見事にドタバタコメディです。
序盤からわかりやすくいくつか伏線を張ってるので全然休まる間もなく夢中で見れました。
そもそも自分の心の一本であるキサラギが大好物なのでそれに近いフォーマットのものは好きです。
こういう密室の会話劇だけでその外側の世界まで表現するタイプ。
自分がもし映画を撮るなら一本目はこの手のものになる気がします。
やってる内容は結構ベタで予定調和的で個人的には特に裏切りは無かったですね。
この手の内容ならもっと衝撃のどんでん返しがあったほうが良いですが逆にこのくらいの塩梅が良いって人もいるかもですね。
非常に楽しいパーティに向かう高揚感、はじまりの盛り上がり、平和なパーティ。
そこからどんどんトラブルが起きて収集つかないくらい平和じゃなくなりますが。
個人的にはそこまでは結構見事に面白い会話劇だと思いましたが。
回収のフェーズ、起承転結の結の部分が急に説明じみてちょっと冷めました。
そもそも何の集まりなのか?という一番の種明かしがちょっともったいなかったという個人的な感想。
匂わすカットがいくつかあったので正直ネタバラシというかその説明は不要に思ったのですが。
関係性を知ってる人しか集まって無いはずなのに思い出話とはいえお互い同士に説明し合う感じは流石に不自然でした。
急にこの会を観ている、いないはずの人にベクトルが向くようで。
どんな映画でも説明説明したシーンはあまり好まないので。
ちょっとしたくだりで結構ハイセンスな会話があったのは好印象でした。
夫婦のあり方や関係性、こういう規模でのコミュニティでの社会性が上手く描写されている物語でした。
7人全員が主演という感じで特に誰が中心って感じも無いですが一応クレジット順では東山紀之でした。
ただきっかけは木南晴夏だったし、一番目立ってたのは田口浩正だった気がします。
東山紀之は一人だけ独身で主に夫婦を描いた物語の中で特別な存在でした。
正直あまり期待してなかったのですが実際観てみるとかなり見事な演技でした。
ハンサムなのに抜けてていじられキャラでとてもハマっていて驚きました。
普段のイメージが強すぎますがこういう役もハマることを示していくと良いですね。
常盤貴子はちょっと貧乏気味な夫婦の妻でとてもオープンなキャラクターでした。
自分世代では美人代表みたいなトップ女優でしたがすっかり役の幅が広がってこういうちょっと惨めな役も良いと思います。
田口浩正が常盤貴子の夫役で序盤に物語を転がす重要な役でした。
演劇チックですがいかにも隠し事があるのを必死に隠すドタバタっぷりで見応えありました。
木南晴夏がストーリーの柱でメンヘラでややこしくする役割で。
それでいながら実は一番強めなツッコミのポジションもやっていて素晴らしかったですね。
相変わらずルックスもとても魅力的だと思います。
淵上泰史が木南晴夏の夫役でしたがチャラくて頭悪いキャラでハマってました。
脇役で非常によく見かけますがいつも良い印象ですね。
カッコよくてスタイルも良くて結構好みです。
益岡徹はお金持ち夫婦の役で後ろの方で皆を見守る感じでした。
この中では振り幅が少なく大人の役でしっかりとした存在感でした。
鈴木保奈美はお金持ち夫婦の妻でプライド高くていかにもなキャリアウーマンでした。
自分世代には超青春の女優さんですがずっと変わらず美人でいてくれるのはありがたいですね。
とても好みのタイプの映画でした。
いい部分もちょっと惜しいって思う部分もありましたが全体的にシンプルに楽しめました。
そんなわけで6点。