ハーモニー を観た。
健康管理で完全平和に見える管理された世界が舞台。
都市部に暮らす人々は皆体内に埋め込まれたウォッチミーというシステムで、
データ集積されてセンターで管理され病気も老いも無く平和に暮らす。
WHO螺旋監察事務局の上級監察官の霧慧トァンは高校時代それに疑問を抱いた天才少女の御冷ミァハに促され親友の零下堂キアンと共に自殺未遂し、ミァハだけが死ぬ。
13年後、ミァハに惹かれてた共に自殺したが生き残ったトァンは平和維持活動の最前線にいたが世界の仕組みに疑問を抱いていた。
そんな中、平和を脅かす集団自殺事件が起きてそれを調査するトァンはミァハの意思を感じ取る。
ってお話。
伊藤計劃モノの第2弾です。
情報無しに観に行きましたが、なり引き込まれる凄い物語でした。
個人的に屍者の帝国より面白いですね。
マイケル・アリアスが監督してますが、彼ははもう日本的オタク人間なのでしょうか。
日本人が好む哲学的アニメが得意ですね。
少女主役モノでどうかと思いましたが、全然問題なかったです。
哲学的なやり取りで実に真理をつくようなメッセージ性を多く含んでいて。
この手のテイストはやたらそれ風を気取ってピンと来ないものも多いですが、
コレはかなりの完成度だと思いましたた。
絵のタッチはさほどオタクっぽくなく、僕でも許せるクオリティのものだったので良かったです。
難解で叙情的で不思議世界な作品だけど素晴らしかったです。
言葉や映像にするのはかなり難しいメッセージを見事に表現していたと思います。
この作品を説明するのは非常に難しいのでもう観るしか無いという次元ですね。
かなり心に刺さるメッセージ、セリフが幾つもありました。
とかくミァハの喋り方、その内容はかなりグッと来ましたね。
メッセージがetmlとかいうhtml/xml風のマークアップ言語で表示されるのも、
プログラマーとしてかなりそそられました。
<excellent>素晴らしい表現手法</excellent>
こういうのを含め知識の無い人をかなり置き去りにするような仕上がりですが、
作り手の作品クオリティ追求へのモチベーションがよく伝わりました。
この手の哲学的SFは不思議とアニメでしか表現出来ない気がするし、
日本のアニメの優れた部分ってこういう作品によく現れる気がします。
非常にオタク的ですが、ここまでやれれば素晴らしいです。
”私たちはどん底を知らない、どん底を知らないで生きていけるよう全てがお膳立てされている。
優しさで息詰まる世界に不意打ちを与えたい。”
俺が幼い頃から抱いている世界の違和感と同じようなものを伊藤計劃も感じていていたようでかなり共感してしまいました。
確かSBRのバレンタイン首相も同じような哲学をしていたように思います。
この世のルールについて。
それは僕が物心つく頃から漠然と抱いていたものと同じなのです。
いつかもう一度観ないと行けない気がする作品でした。
そんなわけで8点です。
健康管理で完全平和に見える管理された世界が舞台。
都市部に暮らす人々は皆体内に埋め込まれたウォッチミーというシステムで、
データ集積されてセンターで管理され病気も老いも無く平和に暮らす。
WHO螺旋監察事務局の上級監察官の霧慧トァンは高校時代それに疑問を抱いた天才少女の御冷ミァハに促され親友の零下堂キアンと共に自殺未遂し、ミァハだけが死ぬ。
13年後、ミァハに惹かれてた共に自殺したが生き残ったトァンは平和維持活動の最前線にいたが世界の仕組みに疑問を抱いていた。
そんな中、平和を脅かす集団自殺事件が起きてそれを調査するトァンはミァハの意思を感じ取る。
ってお話。
伊藤計劃モノの第2弾です。
情報無しに観に行きましたが、なり引き込まれる凄い物語でした。
個人的に屍者の帝国より面白いですね。
マイケル・アリアスが監督してますが、彼ははもう日本的オタク人間なのでしょうか。
日本人が好む哲学的アニメが得意ですね。
少女主役モノでどうかと思いましたが、全然問題なかったです。
哲学的なやり取りで実に真理をつくようなメッセージ性を多く含んでいて。
この手のテイストはやたらそれ風を気取ってピンと来ないものも多いですが、
コレはかなりの完成度だと思いましたた。
絵のタッチはさほどオタクっぽくなく、僕でも許せるクオリティのものだったので良かったです。
難解で叙情的で不思議世界な作品だけど素晴らしかったです。
言葉や映像にするのはかなり難しいメッセージを見事に表現していたと思います。
この作品を説明するのは非常に難しいのでもう観るしか無いという次元ですね。
かなり心に刺さるメッセージ、セリフが幾つもありました。
とかくミァハの喋り方、その内容はかなりグッと来ましたね。
メッセージがetmlとかいうhtml/xml風のマークアップ言語で表示されるのも、
プログラマーとしてかなりそそられました。
<excellent>素晴らしい表現手法</excellent>
こういうのを含め知識の無い人をかなり置き去りにするような仕上がりですが、
作り手の作品クオリティ追求へのモチベーションがよく伝わりました。
この手の哲学的SFは不思議とアニメでしか表現出来ない気がするし、
日本のアニメの優れた部分ってこういう作品によく現れる気がします。
非常にオタク的ですが、ここまでやれれば素晴らしいです。
”私たちはどん底を知らない、どん底を知らないで生きていけるよう全てがお膳立てされている。
優しさで息詰まる世界に不意打ちを与えたい。”
俺が幼い頃から抱いている世界の違和感と同じようなものを伊藤計劃も感じていていたようでかなり共感してしまいました。
確かSBRのバレンタイン首相も同じような哲学をしていたように思います。
この世のルールについて。
それは僕が物心つく頃から漠然と抱いていたものと同じなのです。
いつかもう一度観ないと行けない気がする作品でした。
そんなわけで8点です。