真夜中は何処までも深く暗く優しく
母親の掌のように僕を包む
軽佻浮薄に背徳没倫の過去を闇のさざ波が少しずつ消してくれればいい
直立不動に突き刺さる夜のしっぽにしがみついて
振り落とされない様に目を閉じている
もう何処へも辿り着きはしないのだから
僕の想像よりも宇宙は広く
僕の想像よりも僕は小さい
自分自身の温もりをそっと抱き締めている
母親の掌のように僕を包む
軽佻浮薄に背徳没倫の過去を闇のさざ波が少しずつ消してくれればいい
直立不動に突き刺さる夜のしっぽにしがみついて
振り落とされない様に目を閉じている
もう何処へも辿り着きはしないのだから
僕の想像よりも宇宙は広く
僕の想像よりも僕は小さい
自分自身の温もりをそっと抱き締めている