メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ピース オブ ケイク

2015年09月21日 | 映画
ピース オブ ケイク を観た。

「また、植物を枯らしてしまった」。
バイト先で出会った彼氏・正樹(柄本佑)と付き合う一方で、同僚のミツとも流れで関係を持ってしまった梅宮志乃(多部未華子)。
正樹にそのことがバレ、振られてしまった志乃は、バイトを辞め引っ越しを決意。
木造のオンボロアパートで新しい生活をはじめることにした。
引っ越しの手伝いにやってきた親友のナナコ(木村文乃)とオカマの天ちゃん(松坂桃李)は、志乃を励ますが、夜、ひとりきりになった志乃の前には正樹の幻影が浮かび上がる。
「男なら誰でもいいじゃん。君、そういう女じゃん」と志乃を責める。志乃が後悔の涙をこぼした瞬間、突然、隣室の窓が開き、男が顔をのぞかせ笑った ——その時、志乃の頬をゆらす、さわやかな風が吹いた。
志乃は、自分の中で何かが大きく動きだすのを感じていた。
天ちゃんが働くレンタルビデオ店でバイトを紹介してもらった志乃は、面接に訪れて驚く。
なんと店長は、昨日出会った男・京志郎(綾野剛)だったのだ。
気安く接してくる京志郎に対し、慎重に、簡単に好きにならないよう予防線を張る志乃。
しかし、それは余計な心配だった。
京志郎には、一緒に暮らす女・あかり(光宗薫)がいたのだ。
歓迎会で飲み過ぎた志乃は、翌朝、京志郎の部屋で目を覚ます。
抱き合って眠る2人をみつけたあかりは激高。
あかりをいさめる京志郎を尻目に逃げ出す志乃。
しかし、その時、志乃は確信する。自分は店長が好きだ、と。
これまで買っては植物を枯らしてきた志乃だったが、懲りずに花屋で見かけたクワズイモを買う。
新しい恋にクワズイモを重ねる。
「今度は絶対、枯らしたくない」。
ある夜、バイトからの帰り道、想いが高ぶった志乃は京志郎に告白する。
「あかりと別れる気はない」と言うが京志郎の中でも志乃の存在は大きくなりつつあった。
そんな中、突如、あかりが姿を消す。
行く先はわからず、「あかり」という名前すら偽名だったことがわかり、京志郎は落ち込む。
そんな寂しさにつけこむのはどうかと思いつつも、志乃は京志郎と勢いのままに付き合いはじめる。
志乃は幸せな毎日を満喫する一方で、いつあかりが帰ってくるのかと不安を抱える。
京志郎は志乃に「信じて」と言い、志乃も目の前にいる、京志郎を信じようと、祈るように思う。
天ちゃんが所属する「劇団めばち娘」で衣裳の仕事を手伝うようになった志乃は、めまぐるしい日々を送っていた。
一方で、京志郎は友達の見舞いと言い、時々出かけるようになっていた。
ある日、京志郎の荷物の中から、1冊の小説「旅の彩光」をみつけた志乃。
書いたのはあかりだ。
楽しみにしていた2人きりの温泉旅行に出かけるが、志乃はたまらず京志郎がいぬ間に彼の携帯をリダイヤルしてしまう。
携帯に出たのは、やっぱり、あかりだった。
京志郎の行動がどうしてもゆるせない志乃は別れを決意する。
それから1年。
「劇団めばち娘」は人気劇団として頭角を表し、志乃も憧れだった服飾の仕事で生活できるようになっていた。
あれから京志郎とは会っていないが新しい男もできていなかった。
ある日、ナナコは人気作家となったあかりの最新刊を志乃に渡し、言った。
「これって、この女とヒゲ店と志乃の話だよ」
「ヒゲは志乃をちゃんと大事に思ってた」と。
でも、それが今更分かって何になる?
枯れてしまった植物は元通りにならない。
ライブハウスで行われた「劇団めばち娘」のトークショー。
そこに現れたのは、京志郎だった。
逃げる志乃と追いかける京志郎。
疾走する2人の恋の結末は?

って話。


(映画サイトのあらすじ書いたらほぼオチまで書かれてますな・・・。)

たまにある前情報ゼロで観に行く映画でした。

多部未華子、綾野剛主演、R指定位の事前情報でしたが。

序盤にいきなり柄本佑との濡れ場、
多部未華子にしてはかなりエロかったので、
ああ僕が好むハイセンス系の映画だということはすぐに察しました。

そして僕の大好きな木村文乃が出てきてびっくり。
僕は木村文乃を観るだけでなんか胸が苦しくなるんですね、
なんつったって以前ロケに遭遇しましたが全然気取ってなくてオフの感じがスゲー可愛かったので。
で松坂桃李、綾野剛、菅田将暉と次々旬の若手が出てきてびっくり。

小さい映画と思ってたので、なんかコレ、スゲー豪華キャストじゃん!と驚く。
しかも僕の好きな俳優ばかりで。

他にも光宗薫、峯田和伸、クドカンなんかが出てていい感じでした。

きき監督を特技としている僕です、
コレは絶対僕が観たことある好き系な馴染みの監督作品に違いない!
だからこんなキャストが集まっているんだ!
と思いつつ観ていたましたが結局最後までわからずショックでした。

答えは田口トモロヲで一人心で「あー、そうかー、峯田和伸だもんなー」と納得。

物語もかなり生々しい恋愛ものでかなり良かったです。
少女漫画原作っぽいですけど、
僕の大好きな魚喃キリコ的なリアルな物語で凄く良かったです。

綾野剛のキャラがイチイチ共感できて観ててしんどいほどでした。

なんか王子様的な登場でしたけど結構人間味溢れる優柔不断な男で。
場面場面の言動が
「あー俺でも絶対こういう動きで、こういうわー」
とイチイチ思ってしまいました。
生々しくてしんどかったですねー。

僕は女性心わからないですが、
綾野剛が元カノと会った後多部未華子演じる志乃に嘘言うんですね、
すると志乃が心の中で「怪しい・・・」ってつぶやいて、
そうだ!温泉いかない?と言うと続けて心の中で「怪しい・・・」って言うんですね。
・・・だろうなーと酷く納得。

ああ僕の愚かな言動って過去の恋人たちことごとく筒抜けだったのだろうか、
と急に怖くなりました。

男って馬鹿ですからね、
確かにやましいことの後って急に彼女に優しくなったりしちゃってるんでしょうね。
あー、アレもコレもバレてたんだろうなー。

しかし恋人シーンのイチャつき方とかかなり生々しい描写で良かったです。
キスシーンとか結構エロいですし。
フェラチ◯的な描写もありますし。

劇場は若い女性客だらけだったのでなんか興奮しました。

コメディ要素もなかなか高品質で、場内はなかなかの笑い声がありました。

流石の田口トモロヲ品質ですね。

舞台がレンタルビデオ店や劇団で、
なんかもう僕好みの舞台設定だらけなんですよね。

松坂桃李はオカマ役でしたけどこの子演技上手いですね。

菅田将暉は相変わらず上手いし、今若手No.1と言っても過言では無いですね。

しかしこの豪華キャストでも多部未華子は主演と言うのは凄いですね。
昔は良くルックスが・・・とバッシングされることが多かった気がしますが
今やすっかりいい感じのオサレ女優になってきましたね。

いやぁ、僕好きのするいい映画でした。


そんなわけで8点です。


こういう映画はもっともっと観て行きたいですね。
劇団体験とかしてみたかったなぁ。

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