アウトレイジ を観た。
僕の比較的好きな北野武監督の最新作で久々のバイオレンス映画です。
典型的な極道映画でした。
キャストも多めです。
（お話）
山王会の会食。
山王会本家組長：関内（北村総一朗）は村瀬組組長：村瀬（石橋蓮司）と山王会池元組組長：池元（國村隼）が兄弟盃を交わして仲良くしているのが気に入らないと池元に釘をさす。
関内は山王会本家若頭：加藤（三浦友和）をいつも引き連れ企みを話す。
池元は山王会池元組若頭：小沢（杉本哲太）をいつも引き連れている。
池元は会長の機嫌を取りたいから山王会大友組組長：大友（ビートたけし）に村瀬と揉めているフリをしろと命令する。
大友組のヤクザに見えない組員岡崎（坂田聡）が村瀬組のぼったくりバーでぼったくれ金を用意するからついて来てくれと村瀬組組員：飯塚（塚本高史）を事務所に連れて行く。
サラリーマンと思ってた男が大友組の人間で飯塚達はビビる。
山王会大友組若頭：水野（椎名桔平）達に激しく脅しを入れられる。
大友組の組員をぼったくってしまったこと知った村瀬は慌てて、飯塚の指を詰めて翌日村瀬組若頭：木村（中野英雄）に詫びを入れに行かせる。
しかし大友と水野は厳しく、木村の顔をカッターで切りつける。
調子にのって村瀬組を馬鹿にして店にくる岡崎に飯塚達は報復をする。
大友組は逃げて田舎に帰ろうとする飯塚を殺す。
これで終りにしようとする池元と村瀬は関内に挨拶をする。
関内は構成員達には優しい顔をするが、加藤にはきつく、もっとやらせろ的な命令を出す。
関内はみんなに同じような出世話を持ちかける。
そして大友は歯医者で村瀬の顔面をボロボロに破壊する。
村瀬は関内に引退を勧められ引退する。
刑事の片岡（小日向文世）は色んなヤクザ達と癒着しており情報通。
ボクシング経験者で大友の後輩。
（評価）
とってもストレートなバイオレンス映画でした。
深作欣二的な映画です。
残虐シーンも多いのでちょっとしんどいですけど全体的には”みんなカッコいいな”って印象を受けます。
映像的にも北野監督的なテイストがふんだんに詰まってるので観やすいです。
やはりどことなくみんな悲しく切ない感じです。
大友の
「勝ってる所見たことねぇよ」（片岡は強いんですか？と聞かれ）
「貧乏くじばっかりだよぉ」（池元の尻ぬぐいを命令され）
「一人くらい生きてないと、結果わからねぇじゃんか」（小沢に攻められ）
などの台詞のチョイス、言い方は素晴らしかったです。
俳優ビートたけしも素晴らしいですね。
椎名桔平、加瀬亮を筆頭にみんな極道にハマってて良かったです。
特に椎名桔平はカッコ良かったです。
加瀬亮は一人だけインテリ気取りで怖くなくて悪い奴って感じでカッコ良かったです。
何かストレートで当然空気感も良く、北野監督に限ってベタなミスも無いのですんなり見れます。
とてもいい仕上がりです。
ストーリーが淡々として一本調子です。
最後どんでん返しがあるかと期待しちゃいますがそんなのも無いです。
何となくコーエン兄弟作品と通づる空気感を感じました。
そんなわけで７点。
語尾に「バカヤロウ！」とか「コノヤロウ！」とか付けたくなります。
北野監督らしい映画でした。
（ネタバレ）
大友組は水野がとある小国の大使館を陥れ、カジノ商売を始める。
インテリヤクザな山王会大友組組員：石原（加瀬亮）がそこを仕切る。
大友組は大きな上がりを手に入れる。
石原はそれを評価され関内にも一目おかれる。
しかし嬉しがる池元が入り浸り大友達は困っている。
薬がばらまかれているのを調べろと池元に命令される大友。
水野は組員の安倍（森永健司）、江本（柄本時生）等とそれを調査すると元締めは村瀬だった。
大友は池元に命令され村瀬を殺す。
しかし関内は池元に大友を破門するように言い大友は怒り心頭。
大友は指を詰め直に関内に面会に行く。
関内はいずれお前に池元の後を継がせるとおいしい話をする。
その後も石原が管理するカジノに入り浸る池元に大友はキレる。
そして殺す。
関内は小沢にも池元の後を継がせると言い、大友組を潰せと言う。
加藤も手伝い大友組の組員はどんどんやられていく。
大友は水野に、一人くらい生きてないと結果が分からないから隠れろと言って隠れさせる。
そして安倍、江本と殺されていく。
水野も隠れ家が見つかりクビを締めたまま車を走らされ悲惨な死に方をする。
観念した大友は片岡の元に出頭し刑務所に入る選択をする。
全て終えて関内に迎えられる小沢、しかし加藤は取り巻きが居ない隙に関内と小沢を殺し小沢が関内を殺したから自分が小沢を殺したと偽装する。
そして関内の後をついで会長となる。
ちゃっかりと石原は加藤に取り込んでおり出世する。
大友は刑務所で再会した木村に刺されて死ぬ。
僕の比較的好きな北野武監督の最新作で久々のバイオレンス映画です。
典型的な極道映画でした。
キャストも多めです。
（お話）
山王会の会食。
山王会本家組長：関内（北村総一朗）は村瀬組組長：村瀬（石橋蓮司）と山王会池元組組長：池元（國村隼）が兄弟盃を交わして仲良くしているのが気に入らないと池元に釘をさす。
関内は山王会本家若頭：加藤（三浦友和）をいつも引き連れ企みを話す。
池元は山王会池元組若頭：小沢（杉本哲太）をいつも引き連れている。
池元は会長の機嫌を取りたいから山王会大友組組長：大友（ビートたけし）に村瀬と揉めているフリをしろと命令する。
大友組のヤクザに見えない組員岡崎（坂田聡）が村瀬組のぼったくりバーでぼったくれ金を用意するからついて来てくれと村瀬組組員：飯塚（塚本高史）を事務所に連れて行く。
サラリーマンと思ってた男が大友組の人間で飯塚達はビビる。
山王会大友組若頭：水野（椎名桔平）達に激しく脅しを入れられる。
大友組の組員をぼったくってしまったこと知った村瀬は慌てて、飯塚の指を詰めて翌日村瀬組若頭：木村（中野英雄）に詫びを入れに行かせる。
しかし大友と水野は厳しく、木村の顔をカッターで切りつける。
調子にのって村瀬組を馬鹿にして店にくる岡崎に飯塚達は報復をする。
大友組は逃げて田舎に帰ろうとする飯塚を殺す。
これで終りにしようとする池元と村瀬は関内に挨拶をする。
関内は構成員達には優しい顔をするが、加藤にはきつく、もっとやらせろ的な命令を出す。
関内はみんなに同じような出世話を持ちかける。
そして大友は歯医者で村瀬の顔面をボロボロに破壊する。
村瀬は関内に引退を勧められ引退する。
刑事の片岡（小日向文世）は色んなヤクザ達と癒着しており情報通。
ボクシング経験者で大友の後輩。
（評価）
とってもストレートなバイオレンス映画でした。
深作欣二的な映画です。
残虐シーンも多いのでちょっとしんどいですけど全体的には”みんなカッコいいな”って印象を受けます。
映像的にも北野監督的なテイストがふんだんに詰まってるので観やすいです。
やはりどことなくみんな悲しく切ない感じです。
大友の
「勝ってる所見たことねぇよ」（片岡は強いんですか？と聞かれ）
「貧乏くじばっかりだよぉ」（池元の尻ぬぐいを命令され）
「一人くらい生きてないと、結果わからねぇじゃんか」（小沢に攻められ）
などの台詞のチョイス、言い方は素晴らしかったです。
俳優ビートたけしも素晴らしいですね。
椎名桔平、加瀬亮を筆頭にみんな極道にハマってて良かったです。
特に椎名桔平はカッコ良かったです。
加瀬亮は一人だけインテリ気取りで怖くなくて悪い奴って感じでカッコ良かったです。
何かストレートで当然空気感も良く、北野監督に限ってベタなミスも無いのですんなり見れます。
とてもいい仕上がりです。
ストーリーが淡々として一本調子です。
最後どんでん返しがあるかと期待しちゃいますがそんなのも無いです。
何となくコーエン兄弟作品と通づる空気感を感じました。
そんなわけで７点。
語尾に「バカヤロウ！」とか「コノヤロウ！」とか付けたくなります。
北野監督らしい映画でした。
（ネタバレ）
大友組は水野がとある小国の大使館を陥れ、カジノ商売を始める。
インテリヤクザな山王会大友組組員：石原（加瀬亮）がそこを仕切る。
大友組は大きな上がりを手に入れる。
石原はそれを評価され関内にも一目おかれる。
しかし嬉しがる池元が入り浸り大友達は困っている。
薬がばらまかれているのを調べろと池元に命令される大友。
水野は組員の安倍（森永健司）、江本（柄本時生）等とそれを調査すると元締めは村瀬だった。
大友は池元に命令され村瀬を殺す。
しかし関内は池元に大友を破門するように言い大友は怒り心頭。
大友は指を詰め直に関内に面会に行く。
関内はいずれお前に池元の後を継がせるとおいしい話をする。
その後も石原が管理するカジノに入り浸る池元に大友はキレる。
そして殺す。
関内は小沢にも池元の後を継がせると言い、大友組を潰せと言う。
加藤も手伝い大友組の組員はどんどんやられていく。
大友は水野に、一人くらい生きてないと結果が分からないから隠れろと言って隠れさせる。
そして安倍、江本と殺されていく。
水野も隠れ家が見つかりクビを締めたまま車を走らされ悲惨な死に方をする。
観念した大友は片岡の元に出頭し刑務所に入る選択をする。
全て終えて関内に迎えられる小沢、しかし加藤は取り巻きが居ない隙に関内と小沢を殺し小沢が関内を殺したから自分が小沢を殺したと偽装する。
そして関内の後をついで会長となる。
ちゃっかりと石原は加藤に取り込んでおり出世する。
大友は刑務所で再会した木村に刺されて死ぬ。
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