SUNNY 強い気持ち・強い愛
を観ました。
日本中の女子高生がルーズソックスを履き、空前のコギャルブームに沸いた90年代、そんな時代に青春を謳歌した女子高校生の仲良しグループ「サニー」のメンバー6人は、20年以上の時を経てそれぞれ問題を抱える大人になっていた。
専業主婦の奈美は、ある日、久しぶりにかつての親友・芹香と再会するが、彼女は末期ガンにおかされていた……。
「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」。芹香の願いを叶えるため、奈美が動き出す。
裕子、心、梅、そして奈々……、かつての仲間は無事、芹香の前に再集結できるのか?
好みの大根仁監督作品です。
日本中の女子高生がルーズソックスを履いていた時代、自分はまさしく男子高校生だったのでかなりドンピシャでした。
わかるなぁ、懐かしいなぁって僕は思いますが他の世代にどの程度伝わるか?ってのは気になりました。
その時代の感じを出そう出そうが強すぎてちょっとナチュラル感が無かったですかね。
極端に描かないと伝わらない層をターゲットにしたのかも知れませんが、やりすぎてちょっとコント状態になっていたシーンも多かったので。
大根仁監督ならばもう少しハイセンスで描いてもらったほうが好みでしたかね。
その時代を同世代として生きていた自分がイマイチリアリティを感じられなかったので。
ただ流石に懐かしい、ってシーンは多々ありました。
ファッション、ポケベル、缶ジュース、ファミレスで過剰に騒ぐ女子高生、女子高生中心の世界。
そして音楽のチョイスは相変わらず良いです。
音楽監修が小室哲哉なのでそのテイストは強いですが、一番のメインがその対極のような小沢健二ってのもなんか良かったですね。
それよりも音楽に関しては懐かしい以上に、つい最近の曲って気持ちにもなってしまいました。
いつの間に20年も経っていたのですね。
女子高生たちの友情はとてもいい感じで6人ってグループの人数もとても良かったですね。
そしてそこに居るメンバーの個性もいい感じでした。
物語は20年前と現在を半々くらいで行き来して描きますがとてもいいバランスでした。
余命僅かなグループのリーダーのために主人公の女性がかつての仲間を集めて廻るって設定はベタですがとても良いテーマだと思います。
ベタな分上手に描かなければいけないハードルはありましたが大根仁監督なのでそこは問題なしです。
女子高生中心に世界が回っていた頃に女子高生で悠々自適な生活をしていた人々が20年後、
主人公以外殆どのメンバーが人生沈んでいる感じもなんか切ないですが物語を盛り上げる良い設定でした。
かつての仲間がそういうメンバーを助けるって感じはリアルに良いことだと思います。
多分多くの人にこういう古い友人は居るはずで、勇気を出して連絡を取って支え合うことを勧めますね。
冒頭、独特のミュージカルシーンがありましたがこれは大根仁監督の専売特許になりつつありますね。
一気に大根作品って伝わります。
篠原涼子が病院で偶然かつてのグループのリーダーに会って物語が転がりだしますが、さすがの存在感でいい感じでした。
自分はどうしても広瀬すず中心で考えてしまいますが、意外と広瀬すずっぽく見えてきましたね。
ちゃんとそれが大人になった姿と納得出来ました。
実際小室プロヂュースの歌手だったし、最適のキャスティングだと思います。
広瀬すずは相変わらずめちゃくちゃかわいくて居るだけでも最高なのですが、今作ではなかなかのコメディ演技でした。
かなりの変顔させられて場内はなかなかの笑いでしたが、どんな変顔でも可愛かったです。
それでいてシリアス演技や泣きの演技もちゃんとしていて関西弁もなかなか可愛かったです。
自分が広瀬すず大好きなせいか?昔の女子高生には見えなかったですが、振る舞いや恥の撒き散らし方はなんかリアルでした。
真っ直ぐで健気で意外と熱血で可愛くて。
大好きな山本舞香が主役級の役でとても嬉しかったです。
強くてクールでリーダーシップあって、もじもじしてた田舎から来た転校生をいきなりグループに入れてしまう感じが良かったです。
あの浮かれた時代の女子高生グループのリーダーとしてとても説得力のある演技でした。
ようやく最近売れてきて嬉しい限りですがまだまだ上り詰めて欲しいです。
池田エライザが読者モデルでクールで一番カッコいいメンバー役でした。
田舎から来た広瀬すずを唯一受け入れず過剰に避けるポジションで。
それがもちろん後の感動にはつながるのですが。
しかし最近の池田エライザの活躍が目覚ましいですね、観るたびに好きになってしまいます。
板谷由夏が山本舞香が大人になった女性でしたが、ここはいまいち繋がりを感じにくかったですね。
余命僅かという王道切り札の割には感動出来ませんでしたが。
小池栄子をこのポジションで使うのは今や贅沢な気もしますが、ちゃんと存在感あって素晴らしかったです。
最近はシリアスな役が多いので逆にフレッシュさを感じれました。
渡辺直美はこの手の巨漢女性ではかぶる女優さんが少ないので貴重だと思います。
ともさかりえが落ちぶれた女性の役でちょっと大根作品らしさを醸していました。
リリー・フランキーは大根作品にはもはや欠かせないピースですね。
今作では嫌味な感じの探偵でらしさ全開でした。
三浦春馬が意外とクオリティ高い役作りで、ああ、当時このタイプのイケてる奴居たなぁなんて懐かしく思いました。
今までの大根監督のクオリティを考えると、華やかさとコメディさが弱く。
作風的にダークさもほぼ無かったので印象は弱めです。
ちょっとネタバレですがクライマックスはらしい大団円なダンスです。
高校生時代のキャストと現在のキャストが混じり合って踊るのですが。
同じ日に観たミュージカル映画「マンマ・ミーア ヒア・ウィー・ゴー」と全く同じ手法で驚きました。
あっちも若い頃のキャストと老いたキャストがラストに混ざりあって最後に踊ってましたからね。
こんな偶然あるのだなと驚きました。
そんなわけで5点。
を観ました。
日本中の女子高生がルーズソックスを履き、空前のコギャルブームに沸いた90年代、そんな時代に青春を謳歌した女子高校生の仲良しグループ「サニー」のメンバー6人は、20年以上の時を経てそれぞれ問題を抱える大人になっていた。
専業主婦の奈美は、ある日、久しぶりにかつての親友・芹香と再会するが、彼女は末期ガンにおかされていた……。
「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」。芹香の願いを叶えるため、奈美が動き出す。
裕子、心、梅、そして奈々……、かつての仲間は無事、芹香の前に再集結できるのか?
好みの大根仁監督作品です。
日本中の女子高生がルーズソックスを履いていた時代、自分はまさしく男子高校生だったのでかなりドンピシャでした。
わかるなぁ、懐かしいなぁって僕は思いますが他の世代にどの程度伝わるか?ってのは気になりました。
その時代の感じを出そう出そうが強すぎてちょっとナチュラル感が無かったですかね。
極端に描かないと伝わらない層をターゲットにしたのかも知れませんが、やりすぎてちょっとコント状態になっていたシーンも多かったので。
大根仁監督ならばもう少しハイセンスで描いてもらったほうが好みでしたかね。
その時代を同世代として生きていた自分がイマイチリアリティを感じられなかったので。
ただ流石に懐かしい、ってシーンは多々ありました。
ファッション、ポケベル、缶ジュース、ファミレスで過剰に騒ぐ女子高生、女子高生中心の世界。
そして音楽のチョイスは相変わらず良いです。
音楽監修が小室哲哉なのでそのテイストは強いですが、一番のメインがその対極のような小沢健二ってのもなんか良かったですね。
それよりも音楽に関しては懐かしい以上に、つい最近の曲って気持ちにもなってしまいました。
いつの間に20年も経っていたのですね。
女子高生たちの友情はとてもいい感じで6人ってグループの人数もとても良かったですね。
そしてそこに居るメンバーの個性もいい感じでした。
物語は20年前と現在を半々くらいで行き来して描きますがとてもいいバランスでした。
余命僅かなグループのリーダーのために主人公の女性がかつての仲間を集めて廻るって設定はベタですがとても良いテーマだと思います。
ベタな分上手に描かなければいけないハードルはありましたが大根仁監督なのでそこは問題なしです。
女子高生中心に世界が回っていた頃に女子高生で悠々自適な生活をしていた人々が20年後、
主人公以外殆どのメンバーが人生沈んでいる感じもなんか切ないですが物語を盛り上げる良い設定でした。
かつての仲間がそういうメンバーを助けるって感じはリアルに良いことだと思います。
多分多くの人にこういう古い友人は居るはずで、勇気を出して連絡を取って支え合うことを勧めますね。
冒頭、独特のミュージカルシーンがありましたがこれは大根仁監督の専売特許になりつつありますね。
一気に大根作品って伝わります。
篠原涼子が病院で偶然かつてのグループのリーダーに会って物語が転がりだしますが、さすがの存在感でいい感じでした。
自分はどうしても広瀬すず中心で考えてしまいますが、意外と広瀬すずっぽく見えてきましたね。
ちゃんとそれが大人になった姿と納得出来ました。
実際小室プロヂュースの歌手だったし、最適のキャスティングだと思います。
広瀬すずは相変わらずめちゃくちゃかわいくて居るだけでも最高なのですが、今作ではなかなかのコメディ演技でした。
かなりの変顔させられて場内はなかなかの笑いでしたが、どんな変顔でも可愛かったです。
それでいてシリアス演技や泣きの演技もちゃんとしていて関西弁もなかなか可愛かったです。
自分が広瀬すず大好きなせいか?昔の女子高生には見えなかったですが、振る舞いや恥の撒き散らし方はなんかリアルでした。
真っ直ぐで健気で意外と熱血で可愛くて。
大好きな山本舞香が主役級の役でとても嬉しかったです。
強くてクールでリーダーシップあって、もじもじしてた田舎から来た転校生をいきなりグループに入れてしまう感じが良かったです。
あの浮かれた時代の女子高生グループのリーダーとしてとても説得力のある演技でした。
ようやく最近売れてきて嬉しい限りですがまだまだ上り詰めて欲しいです。
池田エライザが読者モデルでクールで一番カッコいいメンバー役でした。
田舎から来た広瀬すずを唯一受け入れず過剰に避けるポジションで。
それがもちろん後の感動にはつながるのですが。
しかし最近の池田エライザの活躍が目覚ましいですね、観るたびに好きになってしまいます。
板谷由夏が山本舞香が大人になった女性でしたが、ここはいまいち繋がりを感じにくかったですね。
余命僅かという王道切り札の割には感動出来ませんでしたが。
小池栄子をこのポジションで使うのは今や贅沢な気もしますが、ちゃんと存在感あって素晴らしかったです。
最近はシリアスな役が多いので逆にフレッシュさを感じれました。
渡辺直美はこの手の巨漢女性ではかぶる女優さんが少ないので貴重だと思います。
ともさかりえが落ちぶれた女性の役でちょっと大根作品らしさを醸していました。
リリー・フランキーは大根作品にはもはや欠かせないピースですね。
今作では嫌味な感じの探偵でらしさ全開でした。
三浦春馬が意外とクオリティ高い役作りで、ああ、当時このタイプのイケてる奴居たなぁなんて懐かしく思いました。
今までの大根監督のクオリティを考えると、華やかさとコメディさが弱く。
作風的にダークさもほぼ無かったので印象は弱めです。
ちょっとネタバレですがクライマックスはらしい大団円なダンスです。
高校生時代のキャストと現在のキャストが混じり合って踊るのですが。
同じ日に観たミュージカル映画「マンマ・ミーア ヒア・ウィー・ゴー」と全く同じ手法で驚きました。
あっちも若い頃のキャストと老いたキャストがラストに混ざりあって最後に踊ってましたからね。
こんな偶然あるのだなと驚きました。
そんなわけで5点。