メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ピンクとグレー

2016年01月14日 | 映画
ピンクとグレー
を観ました。

幼馴染の蓮吾、大貴はいつも一緒で幼馴染のサリーを巡る三角関係もあったりしても凄く仲良し。
二人揃ってスカウトされ二人で東京暮らしを始めるが売れてくのは蓮吾ばかりで二人は離ればなれになるが、久々の再会後に蓮吾は自殺してその後釜として大貴は売れていく。
ってお話です。


うっかり忘れてましたが観に行って行定勲作品だと思い出す。

最近は難解な映画に走っていた傾向が強かったですが、
久々にちゃんとエンターテイメントな映画でした。

非常にハイセンスで流石な叙情的な映像は流石。

ちょっとサブいやり取り台詞が多めでしたが、
映像や中島翔哉、菅田将暉、夏帆の演技が素晴らしいので全然観れました。
・・・と思ったらびっくりな展開に。

そう言えばそんな衝撃的な予告を観た気がしますが、すっかり忘れてました。
とにかくびっくりな卑怯な展開に。

映画通ならば王道ですが、
ちょっとマルホランド・ドライブを髣髴とさせる途中でのガラっと代わりっぷりです。
まさしくピンクとグレーです。

ネタバレしそうであまり言えませんが、映像まるごとガラっと代わります。
予告通り開始62分の衝撃です。

昨年観た人ならばわかるでしょう、
イニシエーション・ラブとちょっと通ずる観てる人の騙しっぷりです。

すっかり普通の素敵な青春映画と思って観ていたのでグレーになってからは
「えー・・・ピンクのまま続きを観せて欲しかった」って思うほどでした。
ここまでの騙しっぷりも凄いですね。

これから観ようって人は何も考えず普通の青春映画と思って観て欲しいですね。

中島翔哉ってなかなかハンサムだしいい俳優ですね。
行定演出の賜物かもしれませんが、今後も期待大です。

若手実力派としてすっかり売れっ子な菅田将暉は今作でも素晴らしいです。
元々さほどハンサムじゃないですけど、
何かさらにブサイクっぽい役作りをするのが絶妙で素晴らしい。

そして夏帆。
昔はかなり好きな方だった夏帆ですがすっかり大人になりかなりセクシーです。
もうスローでコマ送り再生したら見えてるのでは?くらい素晴らしい露出で興奮しました。
この子がこの映画では一番大変な役どころだったと思います。

そしてどうでもいいシーンですけど、
序盤にハイテンポな感じで3人の幼少期、青春期と描かれて行くのですが。

高校に入ってバンドを始めた二人にサリーが
「何やってるの?」と聴くと蓮吾が
「くるりとフジファブ」
って言うシーンがあって一気に興奮しました。
で、主題歌はアジカンだしその辺が好きな人にはマッチする世界観の作品だと思います。

いやはや衝撃的で面白かったです。


そんなわけで8点です。
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