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感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

アマルフィ 女神の報酬

2009年07月21日 | 映画
アマルフィ 女神の報酬を観た。

フジテレビ開局50周年記念を全面に押し出した映画です。

G8を控えたイタリア。その日本大使館に黒田康作(織田裕二)外交官がやってくる。

みんな忙しい為、研修生の安達香苗(戸田恵梨香)と共に日本人の子供の迷子の問い合わせに対応する。

とある美術館で矢上紗江子(天海祐希)の娘まどかが迷子になったと言う。
防犯カメラの映像を再生するがまどかはトイレに入ったきり出てこない。
しかしトイレには居ない。

そこに犯人からの脅迫電話がかかってきて身代金を要求される。

電話に出た黒田はとっさにまどかの父だと答え、事件に巻き込まれていく。


(ネタバレ)
犯人の要求通りのあちこちの場所に行くがそこには何も無い。
黒田は要求の場所全てに同じ会社の防犯カメラがある事に気付く。

犯人と教会で接触したと思われる男の防犯カメラ映像をみるが、やはり犯人はうつっていない。

黒田は防犯カメラの映像が加工されていると気付く。

黒田と紗江子は犯人に疑われない為常に夫婦のフリをして、ホテルに泊まっていた。
紗江子は憔悴し、取り乱す。

今回のイタリア旅行を手配してくれた友人の藤井昌樹(佐藤浩市)が駆けつけ励ます。

犯人はアマルフィという町に黒田達を呼び出すが、何も起きない。

そしてそこに駆けつけた藤井を黒田は疑い始める。

黒田達は防犯カメラの会社に行くが、そこで紗江子は非常ボタンを押し、拳銃で脅し、イタリア大統領が居る建物の警備システムを止めろを騒ぐ。
藤井に命令されているのだ。

藤井とホテルのボーイと美術館の監視員と教会の監視員の4人が犯人グループで要人を狙っていた。

一旦防犯ロックを解除する為電源を落とした瞬間に犯人グループはその会社のシステムを乗っ取り警備を解除する。

そして川越外務大臣のパーティ会場で銃声を響かせる。

イタリア大統領は囮。

犯人グループの4人はかつてとある小国でボランティアをしていて、そこの紛争で家族を亡くした人々。

自分の出世の為にその真相を隠した川越大臣を恨んでいた。

そして世界中のメディアが居るこのパーティで川越大臣に真相を話させて殺し、自分も死ぬつもりだった。

まどかは藤井がちゃんと面倒を見ており無事紗江子の元に帰る。

パーティの参加者全員が人質状態の中、黒田は乗り込み藤井を説得し、死なないで欲しいという紗江子のメッセージを伝える。

藤井はそれに素直に従いハッピーエンド。


紗江子の感謝の気持ちをするりとかわし黒田は去ってゆく。


(評価)
かなり低いハードルを設けて観に行ったのですが、そのハードルも越えてはくれない感じでした。

色々キャスティングは書かれていますが、8割織田裕二です。

織田裕二は嫌いじゃ無いのでそこは良かったですが、脇のキャラ達がわざとらしくてちょっと萎えてしまいました。

馬鹿な登場人物が出てくるとイライラしてしまう僕です。
天海祐希の演じていた母親がヒステリックで間抜けでアホで。
かなりイライラさせられました。

ストーリーのレベルはテレビの2時間ドラマって感じです。

イタリアロケが売りでしょう。
イタリアの風景が綺麗ってのが救いでした。

そんなわけで4点。

退屈せずに観れましたが、テレビドラマみたいなもんです。

全編イタリアで撮りました!っていう作り手のどうでもいいエゴだけが僕の胸に残りました。

織田裕二の存在感は未だ健在だったのでこんな点数です。

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