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アメリカン・スナイパー

2015年02月28日 | 映画
アメリカン・スナイパー を観た。

公式記録で米軍最多の160人を射殺した伝説のスナイパー、クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)を描いたノンフィクション。
テキサス州でカウボーイを目指して弟と他愛もない暮らしを送っていたクリス。
一念発起でシールズに入隊し2003年に始まったイラク戦争へ4度出兵。
その間に結婚、二人の子どもの誕生を経験する。
イラクから戻るたびに狂気を増す夫に戦場に戻らない様に訴える妻タヤ(シエナ・ミラー)。
しかし何かに取り憑かれたようにイラクへ向かうクリス。
やがて戦争から卒業し、妻の協力を得て心の病の治療を始める。

って話。


巨匠、僕のヒーロー、クリント・イーストウッド監督作品です。
近年様々なジャンルの映画を撮るようになってきてかなり幅が広くなってきた印象ですが、
今回はノンフィクションの本格戦争映画です。
しかしコンスタントに名画を作ってますね。

イラク戦争で英雄となった実在のスナイパーを題材にした映画です。
160人を射殺して1.9Km先の敵も撃ち殺します。

イラク戦争の映画も結構観てきていますが、
イラク戦争は毎度このテーマな気がしますが、
戦争で心を病んでしまうってタイプのテーマです。

戦争の残虐さ、自分が殺してきた人間を思いだして心を病む主人公。
通常1、2回しか出兵しないのに、
主人公は4回もイラクに行ったのでより深刻で。

なかなか深い心の病みと、
それから徐々に回復していく様の描き方が上品で、
なかなか素晴らしい演出だったと思います。

僕は今まで戦争映画を大体3つのジャンルに分けてきましたが、
コレはちょっとジャンル分けが難しいタイプでした。

エンターテイメント性もありつつ、ドキュメンタリー性もありつつ、精神的な描写も多めで。
流石のイーストウッド監督、ハイレベルな映画でした。


そんなわけで7点です。


ところで僕くらい膨大な量の映画を観てると映画を観てる最中、
この俳優何に出てた人だっけ??
と集中力を欠いてしまうことがたまにあります。
今回もそれに出くわしてしまいました。
ブラッドリー・クーパーってのはわかっていましたが、
すっげー何回も観てるのに何処で見たか思い出せない・・・と苦しみました。
帰って調べたら大好きなハングオーバー!に出てたことを知る。
脳の衰えを感じてしまう日々。

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