メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

円卓 こっこ、ひと夏のイマジン

2014年07月05日 | 映画
円卓 こっこ、ひと夏のイマジン を観た。


小学3年生の渦原琴子=通称・こっこ(芦田愛菜)は、大阪の狭い団地に8人の大家族で暮らしています。
お父さん・寛太(八嶋智人)にお母さん・詩織(羽野晶紀)、おじいちゃん・石太(平幹二朗)におばあちゃん・紙子(いしだあゆみ)、そして三つ子のお姉ちゃん理子、眞子、朋美(青山美郷)。
毎日でっかい円卓を囲んでワイワイとご飯を食べます。
末っ子のかわいいこっこがみんな大好き。
でもこっこは、絵に描いたような幸せな日々が疎ましくて仕方ありません。
好奇心旺盛なこっこは、気になった言葉や初めて知ることなどを思いのままに“じゃぽにか(ジャポニカ自由帳)”に書き留めて、とても大事にしていましたが、そのノートを失くしてしまいます。
間もなく誕生日を迎える祖母へのプレゼントとしてベレー帽に表紙のグロテスクな蟻を刺繍しようと、こっそり朋美が拝借していたのでした。
こっこの一番の仲良しは、隣に住む吃音のクラスメイト・ぽっさん(伊藤秀優)。
こっこにとっては、人と違うことが一番「かっこええ!」こと。その憧れの眼差しは、ぽっさんを筆頭に、ある日突然、眼帯をしてきたクラスメイトの香田めぐみさんだったり、親がベトナムの“ボートピープル”だったゴックんだったり、実は“ざいにちかんこくじん(在日韓国人)”で、突然の不整脈で倒れた朴くんにまで向けられます。
そんなこっこを、担任のジビキ(丸山隆平)はいつも優しく見守っていますが、少しだけ心配して、時々ぴしゃりと叱ります。
ある日、こっこはお母さん・詩織のお腹に新しい命が宿ったという報告を受けました。
家族はみんな大喜びですが、こっこは全然嬉しくありません。
悩むこっこに、ぽっさんは言いました。
「う、嬉しなかったら、よ、喜ばんでも、ええ」ぽっさんはいつだって、こっこの味方。
そんな2 人に、おじいちゃんの石太は英語の“イマジン(IMAGINE)”という言葉を教えます。
想像すること―相手がどう思うか、友達がどう思うか…。
それが“いまじん”。2人の胸にこの言葉は深く刻まれてゆくのでした。
待ちに待った夏休みが始まりました。生き物を飼いたくて仕方のないこっこは、ぽっさんと一緒に学校で飼っているウサギの散歩をさせたり、夏休みの自由研究で蚊に腕の血を吸わせたり(!)と、それなりに忙しい日々を送っていました。
ある日、ぽっさんは松山のおばあちゃんの家に、お墓参りに行くことになり、しばらく会えなくなる2 人。
残ったこっこは一人っきりで、炎天下、腕の血を吸う蚊の採集を黙々と続けていました。
そんな彼女にこの夏、最大のピンチが訪れます…。

というあらすじ。


今や巨匠な行定勲監督の最新作です。
流石になかなかいい映画でちょっと泣いてしまいました。

最近は大作系よりインディペンデント系なテイストの映画を作ろうとしてる感じがしますね。
商業映画の中でも自分のやりたいことをやってる印象があります。

結構難解な方の映画だと思うけどこの支離滅裂な感じが小学校三年生な世界を良く表現してたと思いました。
自分が小学校三年生だったころの記憶がほんのり蘇りました。

そして何とも言えない家族愛の描写もとても印象敵でした。
独特な親子愛や姉妹愛になんとも言えない感動をしました。

かつてこんな感じの映画はあまりなかったので結構優秀な映画ですね。

CGの使い方が独特で非常に効果的だと思いました。
確かにCGってこんな使い方でもいいよな、って新しい提示を受けました。

一人三役での三つ子の描写も見事でした。
本当に三つ子に見えました。

かなりシュールな場面が幾つかあって結構笑ってしまいました。
コテコテな大阪な世界観が非常にいい空気を作っていました。
井筒監督をほうふつとさせました。

「・・・っていうかー・・・・めっちゃ円卓ですやん!!」


そんなわけで8点です。


こういう映画が記憶に残っていくのですね。
新しいチャレンジをしてる点で高評価です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。