メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

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星守る犬

2011年06月22日 | 映画
星守る犬 を観た。


私、極度の愛犬家なので悲しそうな犬の話は怖いのですが観てみました。

どうしても犬は好きだし死期が近い我が愛犬への向き合い方を考えたいもので。

犬映画は結構子供向けな演出で作られてるものもありアタリハズレがある気がするのですが、コレは大人向けですね。

西田敏行の演技は当然スーパーです。
基本的に悲しい映画で悲しい役どころですが、この人のコメディ要素が絶妙に救いになってました。
玉山鉄二は元々大好きですが、物静かな青年がハマってていい演技でした。
川島海荷さんを何度も観たことありますが、この映画を観て急にファンになりました。
ごって可愛いし親近感持てる演技しますね。

はっきり言って映画館でこんなに泣いたのは人生初、って位泣きました。
声を出して泣きました。
そら泣くわ!ってお話です。

林から見つかった車に居た白骨死体と犬の死体の事を知りたくなった市役所職員の玉山鉄二と東京で偶然出会った女の子川島海荷。
二人がおじさん(西田敏行)と愛犬ハッピーの旅路をなぞる形でお話が語られます。

玉山鉄二の役の男がそもそも死んだ飼い犬への後悔を引きずってるからおじさんとハッピーに関心を示すのですが、演出とは言え犬が死ぬシーンを見せられると僕はもう駄目なんです。
家族が居なくて一人ぼっちだった青年は愛犬と静かに暮らしていたが、青年の就職を見届けて愛犬は死ぬ。
最後に大好きなボール遊びをねだるけどボールを取りに行けずに死ぬとか悲しすぎです。

とことん落ちぶれてくおじさんと、おじさんに最後まで寄り添うハッピーですが、おじさんの死後も寄り添い続けるハッピーにはもう涙が止まりませんよ。

そしてハッピーの最後のシーンが悲しくて、犬映画にしては結構踏み込んでいて、かわいそうで壮絶で。

もう館内すすり泣きの嵐でした。
僕もでしたが、声を出して泣いてる人も何人か居ました。

コレはあきませんって!悲しすぎますって!!
って演出でした。

ちょっと悲しすぎるし救いがないので、犬を飼ってる人や愛犬家はひょっとしたら観ないほうがいいかもしれません。

嘘でも犬の死ぬシーンが観れない僕にはそれが2回もあるこの映画はなかなか辛かったです。

でも犬と人間の愛の極みを描いていると言っても過言ではないので、非常に秀逸な犬映画と思います。


そんなわけで9点です。


ちょっと救いがなさすぎますかね・・・落ちてく一方なので。

原作も読んでみようと思いました。

映画は東京から東北を通過して北海道に旅しますが、東日本大震災の被災地が多々ロケ地になってます。
それに関するコメントが最後に出てたのも余計この映画に重みを持たせていた気がします。

ああ、思い出しても泣きそうです。

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