思い出のマーニー

思い出のマーニー　を観た。

母親とも微妙な距離があり心を閉ざした少女の杏奈は海辺の街に住む親戚の家で夏を過ごす。
そこの海辺の館で不思議な少女マーニーと出会い不思議な時間を過ごす。

って話。


ジブリ作品です。
米林宏昌監督作品です。

率直に良い映画だと思いました。

何だか主人公の世界を閉ざしてる感じが自分の幼いころと少しかぶるものがあって非常に共感しました。

お月様バックのマーニーの登場シーンはかなり素晴らしかったと思います。
かなり心に残る名場面だったと思います。

ん？どういうこと？こういうことなのかな？の連続な、
謎めいた物語展開も世界観も結構好きでした。

絵のタッチは相当宮駿でした。
それは後継者の期待を抱かせるくらいでした。

そんなわけで結構泣けました、
本気出せば号泣できたかもしれません。

ただネガティブ要素を上げるとしたら、
ネタばらしが何段階にもなっててくどかったですね。
同じ話を聞いてて主人公たちが観客よりも真相に気付けないのはちょいと歯痒いです。

そんなんなのであまりに丁寧に謎解きされます。
起承転結の結が強すぎるのですね。
そんなに結しなくても！って気持ちでいっぱいでした。

この手の物語ならば、僕が作るならばもう少し難解にしたいですね。
ふわっと感を出した方がより名画になったと思えて惜しかったです。
最悪謎解きしなくても良かったくらいです。

子供が観ることわかっててもあんなに難解に作る宮駿先輩をちょっと見習って欲しかったですね。


そんなわけで７点です。


コレはまた映画館が混みそうだな・・・と最近、映画館の混み具合をチェックしてたがこの映画結構ガラガラでした。
まあ複数スクリーン使ってるから普通の映画よりは収益あるだろうけど。。。

超高速！参勤交代があんなに混んでたのに。
世の人々の趣向が僕にはよくわからなくなってきます。