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2014年ワールドカップアジア最終予選 第1戦 日本対オマーン

2012年06月04日 | サッカー
友達に誘われて久々に埼玉スタジアムへ。
久々に代表観戦。

よくよく考えるとザックジャパンはお初でした。

道中からもの凄い人の量と盛り上がりと熱気でワールドカップが始まったのだな、と実感。

駅からスタジアムに向かう途中に代表選手達の大きな写真がかけてあって皆がそこで記念撮影をしていました。
2人だけ凄い長蛇の列、香川と・・・内田です。
ちょっと癪だなと思ったり。

会場はすごい盛り上がりでした。
ドイツワールドカップ予選の初戦オマーン戦を彷彿とさせる熱気でした。

前半、緊張感のある立ち上がり。
序盤感じたこと。
・内田が積極的に上下動を繰り返し、結構オマーンをばたつかせていた。
・遠藤のポジションがびっくりするほど高く、本田と上手いこと絡んでいた。
・前田が常に裏を狙う動きをしながら、引いては高品質のポストプレー、素晴らしかった。

そんな前田がキレキレの動きで香川をサポートして長友に絶妙のスルーパス。
アウェイ側ゴール裏、丁度そのパスの延長線上で観てた僕は、ここを通せ!って思ってました。
スローモーションのようでした。
その長友のあげたボールを追っていくと、そこに走りこむ本田。
前田のスルーパスの時点でゴール裏はもの凄い熱狂だったが、本田のボレーが決まった瞬間もうもの凄い盛り上がりでした。
見ず知らずの人々が喜びをわかちあってました。
昼から埼玉スタジアムに張り詰めていた独特の緊張感、何とも言えない熱気がその瞬間一気に弾けたようでした。
いきなり感動でした。

その後はイマイチいい形は出来なかったが、安心して観れました。
前田と岡崎が常に裏を狙っていて、オマーンディフェンスを休ませなかったのがその理由だったかもしれません。
長友、遠藤、本田辺りは非常に落ち着いているように見えたし、内田も積極的だった。
岡崎は先制点を同じような形の決定的チャンスを外しましたが、やっぱりコイツは点を取るかもな、って思わせるオーラがありました。
残念ながら香川はイマイチ存在感が無かったです。
一回ペナルティエリアでキープして長友の決定的チャンスを作ったシーンは流石でした。
あの辺の技術と落ち着きはワールドクラスです。

後半、少しスピードアップした印象。
前半同様、前田のポストプレーがイチイチ見事でした。
そうして香川のパスから前田のゴール。
コレで勝利を確信できる感じでした。
数年前のアジア勢と戦う日本代表のポストプレーヤーは必死に相手と競り合ってファールを取れればOKな印象でしたが、前田はファールもなく収めるし、パスも上手いし、空気を読んで下がってディフェンスも助けていた。
それでいて点も取れる。
基本裏を狙ってるくせに、中盤の選手のキープ、ドリブルが厳しそうだなって時には直ぐにフォローに下がる。
賢い選手だってのがよくわかりました。
きっとテレビでは今頃「ホンダホンダ、カガワカガワ」言ってるんだろうなと想像してましたが、スタジアムで一番コールを受けていたのは前田でした。
僕から観てもマン・オブ・ザ・マッチは前田でした。

圧力で押し切るように更に岡崎のゴール。
岡崎の得点能力には脱帽ですね。

後半に入った酒井は内田と遜色ない出来でした。
吉田がずっと酒井のポジションを指示してたのが印象的でした。
吉田は非常に安定感あって観てて勉強になりました。
マークしてる相手がサイドに流れたり引いたりしたら迷わずそこについていきパスを出させないようにして、パスが他に廻ったら直ぐにポジションを戻す、を繰り返してました。
以前ドキュメンタリーで観たザック流ディフェンス論を忠実に実行しているな、なるほどなと思いました。

今野がやはりちょっと不調な印象でしたが相手に助けられていた感じですね。

長谷部はサイドバックの上がった後のケアをしたり、相手のドリブルを常に追って遅らせていて献身的でした。
しかし長谷部の勝負のパスはミスが多いですね・・・。

遠藤は相変わらず一人だけ別次元に居るようでした。
みんなが2次元でボール回ししてるのに一人だけ3次元で観てるように、6万人が意表をつかれるようなループパスを突然蹴ってきます。
なんというか普通の選手は蹴るコンマ数秒前には蹴る方向が観てる人に伝わりますが、遠藤は蹴り終わるまで何処に蹴るのか全くわからない、気配を消す特殊能力みたいのを持ってる超能力者だなと思いました。
久々に生遠藤を観てそう思いました、勉強になりました。

清武は時間は短かったですが、実に自然に試合に入ってやはり使える選手だなって印象でした。

細貝は特に何もないですが、流石にレッズサポーターが多い埼玉スタジアムは大盛上がりでした。

まあ何においても本田は流石でした。
勝利へのモチベーションというか、チームを勝利に導く強烈なオーラを感じました。
相変わらず黙々と試練のようにサッカーをしますね。


そんなわけでちょいと相手のコンディションに恵まれた感じはありましたが、最終予選で3点差は滅多に無いことなので素晴らしい初戦だったと思います。

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