メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ウォーム・ボディーズ

2013年09月21日 | 映画
ウォーム・ボディーズ を観た。


毎日ゾンビ的な暮らしをしている青年ゾンビR(ニコラス・ホルト)。
ある日襲撃に来た人間の集団の中の女子ジュリー(テリーサ・パーマー)に一目惚れして彼女の恋人を食い殺し、彼女を拉致する。
かろうじて話せる言葉で「君の安全を守る」と彼女を他のゾンビに見つからないよう自分の隠れ家に匿う。
当然怯え警戒するジュリーだが、人間味のあるゾンビRに徐々に心を開いていく。
ゾンビ討伐を指揮する軍のリーダー・グリシオ大佐(ジョン・マルコヴィッチ)はジュリーの父でゾンビに対して容赦無い。
ゾンビは成れの果てにガイコツになり完全に理性は無くなり残忍になるが、ゾンビのウチはほんの少し可能性がある事にRは自らをサンプルにして気づく。
それは愛の力。
様々な困難を乗り越えRとジュリーは愛の力で終わりかけている世界を変えようとする。


って話。


かなり斬新なゾンビ映画です。
ゾンビ映画ってのもひとつの大きなジャンルとして確立され多くのファンを持ち大分こすられているジャンルです。
なのでこんな映画が出来てもいい時代ですね。

面白かったです。

そして監督は僕がかなり高評価を与えた50/50のジョナサン・レヴィン監督ですね。
まだ駆け出し監督ですが期待の監督です。

50/50はテーマ以上にセリフ回しや演出にセンスの良さを感じたので非常に記憶に残っています。
僕はとにかく作り手のセンスを観るので。
映画を観ながら
「この作り手は話したらおもろいだろうな・・・、友達になれるだろうな・・・」
「この作り手は絶対おもろない話でおもろがったりするんだろうな、絶対友達にはなれないな・・・」
といつも考える。

この監督とは友達になれる気がします。(偉そうで申し訳ございません)

ゾンビ目線でゾンビ映画を作るだけでこんなに斬新になるものなんですね。
自分の動きのノロさや呻くだけしか出来ない事に歯がゆさを感じている。
いい時計やいいオンナに反応してしまう。
自分の行為をおぞましいと思っている。
しかし人間を食うという食欲に勝てない。
ハイセンスな演出だったと思います。

絵力も感じさせるシーンが結構有りました。
僕は絵を観るのも好きなのですが、映画のワンシーンにも絵を観るくらいのアーティスト性を求めています。
おお!この絵は素晴らしい!と稀に反応します。
そんないいシーンが有りました。

主人公のニコラス・ホルトはなかなか存在感あるイケメンですな。
役者ってのはイケメンだけじゃ成立しないので僕はいつもその演技力や存在感に注目します。

物語の展開や演出含め満足できる映画でした。


そんなわけで6点です。


僕は今独り身ですが、もしまたいつか恋をするならばこんな世界を変えるような恋がいいです。
その恋が世界を変えたり、世界を救ったりしちゃうような、
そんな恋がしたいと思っちゃいました。

独り身なのでこんな期待くらい抱いてもいいでしょう。
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