哀愁しんでれら
を観ました。
児童相談所で働く⼩春は、⾃転⾞屋を営む実家で⽗と妹と祖⽗と4 ⼈暮らし。母に捨てられた過去を抱えながらも、幸せでも不幸せでもない平凡な毎⽇を送っていました。
しかしある夜、怒涛の不幸に襲われ⼀晩ですべてを失ってしまいます。そんな彼女に手を差し伸べたのが、8 歳の娘・ヒカリを男⼿ひとつで育てる開業医の⼤悟。
優しく、裕福な⼤悟は、まさに王⼦様。「ただ幸せになりたい」と願う小春は、出会って間もない彼のプロポーズを受け⼊れ、不幸のどん底から⼀気に幸せの頂点へ駆け上がりました。
シンデレラの物語ならここで“めでたしめでたし”。
しかし小春の物語はそこでは終わりませんでした…
渡部亮平監督・脚本です。
正直油断してましたがかなりのインパクトで衝撃的な映画で非常におもしろかったです。
ざっくりとした印象では昨年話題だったパラサイトみたいな感じでしょうか。
起承転結のそれぞれのパートで映画のジャンルごと変わってしまうような斬新的な映画で。
前情報無く見に行ったので序盤はテンポの良い楽しいラブコメと思って観てましたが。
中盤からはもうホラーやサスペンスでずっと引き込まれっぱなしでした。
確かに序盤に散りばめられていた伏線的なものはすべて中盤以降のブーメランだったのだと感心しました。
斬新なぶっ飛んだことをやろうとする作品は多いですがクオリティは重要だなと思わされる映画でした。
映画のキャッチコピーのように靴のサイズだけを理由に結婚してしまうシンデレラは確かに危険だと思わされました。
とてもロマンチックな結婚ですがあんな結婚の仕方したらそれ以降はおもいっきり不幸になるという。
相手のことを知ることや結婚や母親を知るというのは重要ですね。
冒頭はかなりハイテンポに不幸が立て続けに起こるというコミカルさでかなり好みでした。
そんな不幸から救い出すような唯一のポジティブが酔っぱらってたイケメンを救ったことによる出会い。
シングルファーザーとその娘と不思議と息が合ってあっという間に親密に。
そこからはハッピー感がかなり強いロマンティックなラブロマンスという感じで。
ハイテンポに結婚式や新婚生活を描いていてとても観心地が良かったですのですが。
序盤はサブリミナル的にあったようなダークなシーンが徐々に増えてきていつの間にか真っ黒な映画になってました。
例えるならカットごとに白黒が入れ替わり徐々に白多めからくろ多めになるような。
中盤以降は怖いし謎だし。
主人公がうまいこと真実や自分の意見を言わないのでなかなかのハイストレスでした。
主人公はそんなに変わっていないのに家族の変わり方は見事でした。
特に娘は狂気の変身っぷりでアカデミー賞ものの凄い演技でした。
そんな娘の正体に唯一くらい気付かない父親がとにかくハイストレスでした。
唯一ずっと居たのに全然正体を知らないのはずるい設定ですがまんまとアツくなってしまいました。
正体に薄々気づいた主人公の振る舞いも歯がゆくてストレスでした。
うまいこと歯がゆさを演出するお話はアツくなりますね。
冒頭からありえないと思ってたテレビのニュースや自分の身近の駄目人間などがすべてブーメランでした。
露骨に伏線を回収している感じを出さずに回収している感じでした。
観たあとに思えば冒頭の素敵に思えたプロローグシーンも恐怖に思えました。
主演の土屋太鳳はその溌剌さで明るい役から怖い役までやりますが。
今作はその両極端が見れて素晴らしい演技でした。
彼女にしてはなかなか濡れ場も頑張っていたし乙女っぷりもさることながら母親っぷりも素晴らしかったです。
夫役の田中圭は時々ある天然なちょっとおバカキャラな感じで。
誰もが憧れるイケメンお金持ちの純粋なお医者さんって感じな序盤でした。
しかし後半はヒステリックで偏見が凄まじいモラハラ人間でした。
彼しかできないような役でナイスキャスティングでした。
子役のCOCOって子は初めて知りましたがすごい演技でした。
可愛い子どもからヒステリックな狂気のモンスターへと凄い振り幅でした。
これはもう今年の俺アカデミー賞新人賞ノミネートですね。
父親役の石橋凌は相変わらずナチュラル演技で素晴らしかったです。
この人はいつからこんな演技派になったのかミュージシャンっぷりを忘れてしまいそうです。
好きな山田杏奈が主人公の妹役でした。
出番はさほど多くなかったですがすさんだ現代っ子な感じを上手く演じていました。
忘れがたく人に勧めたくなる素晴らしい演技でした。
そんなわけで8点。
を観ました。
児童相談所で働く⼩春は、⾃転⾞屋を営む実家で⽗と妹と祖⽗と4 ⼈暮らし。母に捨てられた過去を抱えながらも、幸せでも不幸せでもない平凡な毎⽇を送っていました。
しかしある夜、怒涛の不幸に襲われ⼀晩ですべてを失ってしまいます。そんな彼女に手を差し伸べたのが、8 歳の娘・ヒカリを男⼿ひとつで育てる開業医の⼤悟。
優しく、裕福な⼤悟は、まさに王⼦様。「ただ幸せになりたい」と願う小春は、出会って間もない彼のプロポーズを受け⼊れ、不幸のどん底から⼀気に幸せの頂点へ駆け上がりました。
シンデレラの物語ならここで“めでたしめでたし”。
しかし小春の物語はそこでは終わりませんでした…
渡部亮平監督・脚本です。
正直油断してましたがかなりのインパクトで衝撃的な映画で非常におもしろかったです。
ざっくりとした印象では昨年話題だったパラサイトみたいな感じでしょうか。
起承転結のそれぞれのパートで映画のジャンルごと変わってしまうような斬新的な映画で。
前情報無く見に行ったので序盤はテンポの良い楽しいラブコメと思って観てましたが。
中盤からはもうホラーやサスペンスでずっと引き込まれっぱなしでした。
確かに序盤に散りばめられていた伏線的なものはすべて中盤以降のブーメランだったのだと感心しました。
斬新なぶっ飛んだことをやろうとする作品は多いですがクオリティは重要だなと思わされる映画でした。
映画のキャッチコピーのように靴のサイズだけを理由に結婚してしまうシンデレラは確かに危険だと思わされました。
とてもロマンチックな結婚ですがあんな結婚の仕方したらそれ以降はおもいっきり不幸になるという。
相手のことを知ることや結婚や母親を知るというのは重要ですね。
冒頭はかなりハイテンポに不幸が立て続けに起こるというコミカルさでかなり好みでした。
そんな不幸から救い出すような唯一のポジティブが酔っぱらってたイケメンを救ったことによる出会い。
シングルファーザーとその娘と不思議と息が合ってあっという間に親密に。
そこからはハッピー感がかなり強いロマンティックなラブロマンスという感じで。
ハイテンポに結婚式や新婚生活を描いていてとても観心地が良かったですのですが。
序盤はサブリミナル的にあったようなダークなシーンが徐々に増えてきていつの間にか真っ黒な映画になってました。
例えるならカットごとに白黒が入れ替わり徐々に白多めからくろ多めになるような。
中盤以降は怖いし謎だし。
主人公がうまいこと真実や自分の意見を言わないのでなかなかのハイストレスでした。
主人公はそんなに変わっていないのに家族の変わり方は見事でした。
特に娘は狂気の変身っぷりでアカデミー賞ものの凄い演技でした。
そんな娘の正体に唯一くらい気付かない父親がとにかくハイストレスでした。
唯一ずっと居たのに全然正体を知らないのはずるい設定ですがまんまとアツくなってしまいました。
正体に薄々気づいた主人公の振る舞いも歯がゆくてストレスでした。
うまいこと歯がゆさを演出するお話はアツくなりますね。
冒頭からありえないと思ってたテレビのニュースや自分の身近の駄目人間などがすべてブーメランでした。
露骨に伏線を回収している感じを出さずに回収している感じでした。
観たあとに思えば冒頭の素敵に思えたプロローグシーンも恐怖に思えました。
主演の土屋太鳳はその溌剌さで明るい役から怖い役までやりますが。
今作はその両極端が見れて素晴らしい演技でした。
彼女にしてはなかなか濡れ場も頑張っていたし乙女っぷりもさることながら母親っぷりも素晴らしかったです。
夫役の田中圭は時々ある天然なちょっとおバカキャラな感じで。
誰もが憧れるイケメンお金持ちの純粋なお医者さんって感じな序盤でした。
しかし後半はヒステリックで偏見が凄まじいモラハラ人間でした。
彼しかできないような役でナイスキャスティングでした。
子役のCOCOって子は初めて知りましたがすごい演技でした。
可愛い子どもからヒステリックな狂気のモンスターへと凄い振り幅でした。
これはもう今年の俺アカデミー賞新人賞ノミネートですね。
父親役の石橋凌は相変わらずナチュラル演技で素晴らしかったです。
この人はいつからこんな演技派になったのかミュージシャンっぷりを忘れてしまいそうです。
好きな山田杏奈が主人公の妹役でした。
出番はさほど多くなかったですがすさんだ現代っ子な感じを上手く演じていました。
忘れがたく人に勧めたくなる素晴らしい演技でした。
そんなわけで8点。