貞子３Ｄ

貞子３Ｄ　を観た。


呪いの動画を観ると死ぬという噂が世間に広まっていた。
高校教師の鮎川茜（石原さとみ）はそんな動画を面白がって探していた自分の生徒が自殺してショックを受ける。
そんな噂を信じないながらも小磯刑事（田山涼成）は連続する自殺者が死の直前に皆動画を観ていた形跡があることに調査を始める。
動画は柏田という画家が世の中への恨みを込めて自殺したものを生中継したものだという。
茜も呪いの動画を観てしまうが謎の能力で生き残る、が恋人の安藤（瀬戸康史）が貞子にさらわれてしまう。
恋人を助ける為に貞子の謎を追う。


ってお話。

いや～久々に相当酷い映画を観ましたね。
今年の最低スコアかも。

学生さんがホラーの教科書を観ながら作ったのか？というようなベタな演出の連続。
大体しょうもないシーンにいきなり爆音で驚かそうとするパターンばかり。
フェイントドッキリなども。

ちょいとネタバレするかもしれませんが・・・
町中の色んな液晶画面から貞子出てくるんですけど、
移動宣伝用の荷台が液晶になってるトラックの大画面から貞子出てきた時吹き出してしまいました。
終盤、蜘蛛人間みたいなスッゲー足が長い貞子が沢山出てきて、
もはやジャパニーズホラーでもなんでもない展開になるのですが。
そんで完全ジュラシックパーク状態のかくれんぼみたいになるんですけど、
石原さとみが缶を投げたら沢山の貞子が缶が投げられた方に這いずって行くんですよ。

もうね、ナニコレ珍百景ですわ！
わらけて仕方なかったです。

石原さとみの熱演が妙に虚しく見えました。
せっかくブランド力持ちつつある染谷将太もこんなん出るべきじゃ無かったね。

元来、リングをはじめ日本のホラーって洋画ホラーとは一線を画して驚きじゃなく恐怖を描けるセンスが売りだったと思うのに。
リングのシリーズももっと崇高でよくできた深い話だと思うのに・・・。

女子中高生ならお化け屋敷的に楽しめるのでしょうか？
３Dもそんな使い方ならお化け屋敷行ったほうが楽しいのでは？程度です。


そんなわけで１点です。


まあなかなか笑えました。
もしコメディだとしたら結構ハイレベルでしたね。
だとしたら６点位上げてもいいかもしれないっすね。